SMBGを拒否する新婚の女性1型糖尿病患者への指導について

外来のみの内科クリニックで勤務しています。
中学生のときに1型糖尿病と診断され、強化インスリン治療をされている女性患者さん(32歳)のことについてご相談します。
最近ご結婚され、パートナーは治療に協力的で、通院当初は栄養指導にも同席してくださいました。医師の指示でカーボカウントについてお話し、妊娠のご希望もあったので血糖の管理にはSMBGが絶対であることをお伝えしたのですが、「測定値に振り回されるのは辛いので嫌だ」と頑なに拒否されました。病気を受け入れている印象はなかったので、まだカーボカウントは早急ではとも思いました。その後、「妊娠は望まない。夫も承知している。」と言われ、今は栄養指導、SMBG拒否され、低血糖症状(症状あるときだけ測定)があるもご自分で対処し、HbA1c7.5あたりで推移しています。
患者さんが妊娠についての支援を希望する時まで待つことは大事だとは思いますが、ご本人に妊娠を後回しにするほどのわだかまりが根強く残っていることが私は気になっています。患者の会のご紹介などもしたのですが、とにかく接点を持ちたくないようです。子供を持たない選択も尊重すべきですが、来院当初は妊娠を希望していたことを思うと介入の仕方がよくなかったのではと悩みます。
このようにSMBGを拒否する患者さんへの指導について、何かアドバイスをいただけたら幸いです。