厚労省と文科省のマニュアルの違いについて

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2017/02/18 18:42:18

1月下旬、和歌山県御坊市で、学校給食が原因としてノロウイルスによる大規模な食中毒が起こりました。この時の報道で、結局感染源の特定がされなかったのですが、原因として下記の事が上げられました。

「厚生労働省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」では、食中毒が発生したときの原因究明を確実に行うため、原則として自分たちが調理した給食などは食べないよう定めていますが、徹底されていませんでした。」

確かに大量調理衛生管理マニュアルの 5.その他(4)調理従事者の衛生管理 の項に「9 食中毒が発生した時、原因究明を確実に行うため、原則として、調理従事者等 は当該施設で調理された食品を喫食しないこと。 ただし、原因究明に支障を来さないための措置が講じられている場合はこの限 りでない。(毎日の健康調査及び検便検査等) 」とあります。

一方、文科省の「学校給食衛生管理基準」では「6.学校給食従事者の喫食について 学校給食従事者が、施設内で調理された給食を喫食することは、自ら調理した給食を児童生徒とともに食べることによって、調理者としての責任を自覚し、給食内容の向上改善に資するものであることから、毎日の健康調査及び月2回以上の検便検査の措置を講じた上で、当該施設内で喫食しても差し支えない。」との但し書きがあります。

つまり今回、文科省のマニュアルを守っているにも関わらず、厚労省のマニュアルと違うために原因究明ができていない、と大きく報じられることになっているわけです。

そこで今回伺いたいのは、次の事です。
・学校給食施設勤務の方は、文科省のマニュアル通り食べておられますか?また、厚労省のマニュアルに準拠して学校給食を食べていない、という方はおられますか?その場合、教育委員会や学校からそれについての指導などはありますか?
・他の職種の方は当然厚労省のマニュアルでお仕事されていると思いますが、その場合本当に全く食べていないのでしょうか?その場合、味見などはどうやってクリアしているのでしょうか?

ちなみに私は文科省の方で、調理員さんともども味見もしていますし、毎日給食を食べています。(もちろん健康チェック、検便は実施しています)
※文科省の但し書きについては、かのO157で大騒ぎになって毎日のようにマニュアルが変わっていた時代があり、その時に最初は「食べないように」というお達しでしたが、それは教育としておかしいんじゃないかと声が上がって但し書きが付いた、という記憶があります。

長文申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

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