3食のうち1食が中止になり、浮いた給食費で好きなものを買うってアリ?

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2021/02/03 15:29:26

こちら特養管理栄養士です。
今、すっきりしない対応となっている利用者様がおられます。

数か月前に食事摂取量が急に低下。これまで3食10~8割摂取できていたのに、1日1食か、2日くらい食べない日が続いたり。
採血異常なし、嚥下状態良好な方です。ただ、精神的にこだわりのある方で、コード4を食べる能力があるけど自分からコード3やコード2-2程度まで落とすことを要求されます。DHにもみてもらいましたが、口腔内に異常はありませんでした。ハーフ食、補助食品、パン粥、麺対応、などできることはやってみました。医師の見解としては90歳後半だし、次第に食べなくなっていく予後とのことでした。補助食品もそんなにお好きではないし、割と酒のつまみみたいなものがお好きなので、本人の好きなものを食べさせてあげたらいいよとのことで、食事は3食いつも通り提供し、個人購入で好きなものを買って頂いていました。
次第に食事摂取量は安定し、朝夕はしっかり食べて、夕食時は寝てるか本人の意思でいらないと言われるようになりました。寝てるのも傾眠とかではなく、本人の意思で寝ています。

私は朝夕しっかり食べて、夕食は自分で決めてたべないのであればそれがその方のスタイルなのかなと思います。ですが、いろいろありまして、夕食分の浮いた給食費でその方の好きなものを何でも買う事になりました。好きなものと言うのは、カップ麺とか、ごはんに混ぜて味変するものとか・・・まあそれ系です。

たしかに、食べられるうちに好きなものを食べてもらうってすごくいいと思いますが、なんかひっかかるのです。でもそれ言い出したら、3食厨房が作っているごはんってそんな程度のものなの?
ニュアンスを伝えるのが難しいのですが・・・自分で決めてる生活スタイルであってそんなに本人が困っていないのであれば給食費を使って好きなものを外部で購入する必要はないのではと。

それをOKにしてしまうとじゃあ私も嫌いなものが出て嫌だから1食やめて、あとはなんか買わせてってケースが増えていきそうで。
食欲不振の方にプリンやヨーグルト、あんぱん、クリームパンを給食費の中で提供することはやっています。取引のある業者が持っている食材で対応できる限りです。

・1食浮いた分の給食費、その方にどうにかして還元するべき。
・食べられるうちに好きなものを食べるのはいい事だから、このやり方は賛成。
という意見の方もおられますか?みなさんの施設でもこんな事例ありますか?

私の思いとしては、1食食べない分給食費は浮いているけど、自分の意思での生活スタイルだからそのままで。うちが通常の食事とは別で食欲不振対応や栄養アップのために提供している食材で提供できるものであれば食事にプラスは可能。栄養補助食品も使用可。外部のスーパーとかに買いに行って入手しないといけないものであれば個人購入でお願いしたいなというところです。

ちなみに市販のものが体に悪いとかそんな気持ちは全くないです。

あ、あとこれを言うとまた矛盾というか・・・なのですが、
看取りケアが開始になった方に対してはわりと柔軟に食べたいといわれるものを給食費で用意して提供しています。刺身が食べたいと言われたら用意します。寿司が食べたいと言われたら用意します。

看取りだから好きなものを用意できるのシステムがおかしいよねという声もあります。
看取りケアが開始したころには食事をモリモリ食べる状態ではないからです。
おいしく食べる能力があるうちに好きなものを食べてもらう←これについてはお誕生日膳や行事食、希望調査しメニューに取り入れるなど日頃から対応していると思います。家に居るのと同じようにその方の好きなものを毎日給食費から提供するのが個別ケアであるなら、それはすごく難しい気がします。。施設スペックは特養、ショート、デイ、障がい者に1日430食程度提供です。
食事の個人対応はかなーり細かく対応している自信があります。
それでも病院から転職してきたNSからみれば融通が利かないと感じるところもあるようです。

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