情報 管理していた給食費など330万円横領容疑 元所長を逮捕 大阪

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2021/05/23 19:59:29

管理していた給食費など330万円横領容疑 元所長を逮捕 大阪
毎日新聞 2021/05/23 17:40


 大阪府四條畷市学校給食会の会計担当だった2019年、管理していた給食費など約330万円を横領したとして、府警四條畷署は23日、同市砂2、元市立学校給食センター所長、林雅弘容疑者(64)を業務上横領容疑で逮捕した。「間違いない」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は、19年7月16日~同年11月18日の間、市立小中学校から集めた給食費などを管理する四條畷市学校給食会の口座から、3回にわたって計332万5391円を自身が開設・管理していた法人名義の口座に送金し、横領したとしている。

 署によると、林容疑者は14年4月から20年3月末まで給食センター所長を務め、給食会の会計担当も兼ねていた。署は今年1月25日に市から告発を受け、捜査を進めていた。【郡悠介】https://www.msn.com/ja-jp/news/national/管理していた給食費など330万円横領容疑-元所長を逮捕-大阪/ar-AAKhSuH

【追記:2021/06/15 09:56】
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大阪・四條畷市、横領事件受け給食費を「公会計」に
2021/6/14 20:36


大阪府四條畷市立学校給食センターの元所長(64)が、学校給食会の口座から食材納入業者を装った口座に約330万円を不正入金していたとして業務上横領容疑で先月23日に逮捕された事件。同市は、学校の給食費が任意団体の「私会計」で運用されていたことが犯行の一因になったとして、来年度から保護者から市に直接入金してもらう公会計に切り替えることを決めた。

【追記:2021/06/15 09:56】
市によると、元所長は昭和54年に給食調理員として採用された。再任用期間を含めた最後の6年間、学校給食センター所長を務めて昨年3月に退職した。


後任の所長らが7月ごろ、学校給食会の書類に不審な点を見つけて内部調査を行い、令和元年度に3件計約330万円の不正な振り込みがあることが判明した。市は今年1月、大阪府警四條畷署に刑事告発。元所長は市の告発そのままの容疑事実で逮捕された。市教委関係者は「所長なので当然まじめに勤務していると思っていたが」と言葉を失った。

同市の学校給食費は長年の慣習で、保護者の口座から各学校長名義の口座へ、さらに任意団体である学校給食会の口座へと順に振り込まれる。事務を担当する給食センターが、この口座から食材納入業者への支払いを行っており、市や市教委のチェックは入らない。


元所長は支出の決裁や振り込み、伝票処理の主な業務を自ら行っていた。金融機関への振込依頼書に不正な振込金額を記載し、振り込み完了後は不正な金額を除いた予備の振込受付書を保管して犯行を隠していた。

振込先は元所長が開設した口座で、食材の納入実績はないという。学校給食会の口座は年間約2億3千万円の出入があった。四條畷署は、不正に振り込まれた金の使途や余罪などがないか調べている。

市関係者によると、学校給食費や教材費、PTA会費などは小中学校ごとに、教員が保護者に対面して納付率を高めてきた過去の経緯から、私会計の仕組みが残っている。


文部科学省は学校給食費の公会計化を自治体に促しているが、令和元年12月の調査では、給食費を徴収している全国1686団体の約74%が私会計で給食費を取り扱っている。


植田篤司教育長とともに記者会見した東修平市長は「教育行政と市政への信頼を著しく損なうことになり、申し訳ない。複数の担当者による確認などで再発防止に努めたい。学校給食費は来年度から公会計にしたい」と話した。

https://www.sankei.com/article/20210614-2HORFPGXYRJY7D2TYIHGOGB6BI/

【追記:2021/08/16 12:05】
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学校給食費を横領しつつ値上げを要求した非常識
2021/8/15 20:00
守田 順一

給食費の値上げは妥当だったか。大阪府四條畷市の学校給食センター元所長が今年7月、小中学生の保護者から預かる学校給食会計の口座から計約1450万円を横領した罪などで大阪地裁に起訴された。元所長の在任中、市の学校給食の会計は3年連続で赤字に陥り、「食材費の高騰」を理由に元所長自身が給食費の値上げを市教委に提案していたことが新たに判明した。市関係者からは「給食費の値上げで赤字を埋め、横領を続けたのなら刑事事件以上に罪は重い」との声が上がっている。

【追記:2021/08/16 12:06】
学校給食41年
業務上横領罪などで起訴されたのは、林雅弘被告(65)。昭和54年に給食調理員として採用され、学校給食に41年間たずさわった「たたき上げ」。平成26年から再任用期間を含めた6年間、学校給食センター所長を務め昨年3月に退任した。

後任の所長らが、センターが事務を担う「学校給食会」の会計に不審な点があるのに気づき、今年1月、大阪府警に告発。林被告、給食会計の口座から、令和元年7月から11月までの間、3回にわたって計約330万円を横領した容疑で今年5月に逮捕され、余罪を合わせ7月に起訴された。起訴状などによると、食材の納品業者を装った自分の口座に学校給食会から振り込み手続きを行う手口で、平成27年1月以降、10回で計約1450万円を横領したとされる。

また、平成31年3月に行われた給食配送業務の入札をめぐり、業者から紳士靴やスーツなど計約22万円相当を受け取った加重収賄罪などでも起訴された。

市関係者の一人は「いま思えば派手な腕時計など公務員らしくない部分はあった。所長になった初年度から給食費に手をつけていたとは」と話す。


値上げしても赤字
市によると、市の学校給食会の会計は年間2億3千万円前後の支出・収入がある。林被告が所長となった26年4月に給食費を値上げしたにもかかわらず、給食会の会計は28年度に約55万円、29年度に約100万円、30年度に約310万円の赤字が続いた。

このため、31年4月から給食費は月額200円値上げされ、小学校は4400円、中学校は4800円に。中学校は府内平均レベルだが、小学校は約400円高い。

【追記:2021/08/16 12:07】
この給食費の値上げを市教委や学校給食会の理事会に提案したのが林被告だ。31年1月の市教委定例会の議事録によると「台風や地震で食料品価格が上昇している」と値上げ理由を説明し、理解を求めていた。


市への取材によると、値上げにより給食会計は年間約1100万円の増収となった。だが、林被告はその後も横領を重ね、給食費の値上げで会計の赤字を埋め、さらに横領を続けた可能性がある。

市の関係者は「会計を1人に任せたのは市と市教委の責任。1450万円もの横領が明らかになった以上、給食費の値上げが妥当だったのか、保護者や教員に説明する必要がある」と指摘する。市教委の担当者は「食材価格が上昇していたのは事実だと思うが、それ以上は何も言えない」と言葉を濁す。東修平市長と植田篤司教育長は林被告の逮捕後、記者会見し「教育行政と市政への信頼を損なうことになり申し訳ない」と陳謝した。6月議会で自らの減給処分を行ったが、さらなる説明が求められるだろう。巧妙な手口
学校給食の仕組みと会計の隅々を知る林被告の手口は巧妙だった。

【追記:2021/08/16 12:07】
市の学校給食費は長年の慣習で、保護者から小中9校の各校長名義の口座に入り、任意団体である学校給食会の口座へと振り込まれる。林被告は学校給食会の会長(教育長)印を保管する金庫の鍵を持ち、納品業者への支払い決裁や伝票処理を1人で行っていた。


金融機関に出す振込依頼書に、自分の口座を紛れ込ませて記載。支払い手続きが完了した後は、自分の口座のない予備の振込受付書をファイルにとじて犯行を隠蔽(いんぺい)していた。市の会計や部下らの目にふれず、監査も形式的になりがちな「私会計」の隙を突いた。

学校では修学旅行代金の積み立て、PTA会費、教材費などの取り扱いがある。給食費は教員が親に対面して納付率を高めてきた経緯から、私会計で扱われるケースが多い。


文部科学省は学校給食の公会計化を各自治体に促しているが、令和元年12月の調査では、給食費を徴収する全国1686団体のうち約74%が私会計のまま。

四條畷市では今回の事件を機に全庁で私会計の見直しを進め、給食会計は来年度から市の会計に組み入れる方針だ。林被告が横領した全額の返還も求める。


ただ、林被告に靴やスーツを贈った業者については、市の規定で刑事事件の処分が契約解除の要件になく、「2学期以降も給食の配送業務を委託することなる」(東市長)といった問題も残っており、事態の正常化には時間がかかりそうだ。(守田順一)https://www.sankei.com/article/20210815-5KMIGTJYLRP5VFKTGDIRGJN7TM/

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