情報 小中・保育施設で集団食中毒か 牛乳原因の疑い

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2021/06/17 21:20:58

小中・保育施設で集団食中毒か 牛乳原因の疑い、市が調査―富山

2021年06月17日19時49分

富山市の小中学校と保育施設で多数の児童や生徒らが体調不良を訴えた問題について記者会見する市教育委員会の大久保秀俊事務局次長(左)ら=17日午後、同市役所

 富山市は17日、市内18の小中学校と保育施設で多数の児童や生徒らが体調不良を訴え、欠席したり早退したりしたと発表した。保健所関係者によると、給食などで出た牛乳が原因とみられる。市は集団食中毒の疑いがあるとみて、牛乳製造会社に立ち入り検査し、原因などを詳しく調査している。

 市によると、17日午前時点で、小中学校13校の児童・生徒と教職員391人と、保育施設5カ所の園児73人が欠席。同日午後時点では、小中学校の欠席者は1人増えて392人となったほか、438人が早退し、保育施設では欠席や早退した園児が100人となった。いずれも下痢や腹痛、嘔吐(おうと)、発熱などの症状を訴えているが、重症者はいないという。https://www.jiji.com/jc/article?k=2021061700704&g=soc

【追記:2021/06/17 21:22】
小中学校などで900人以上が下痢や腹痛 集団食中毒か 富山市
2021年6月17日 19時43分
17日、富山市内の複数の小中学校や保育施設で、下痢や腹痛などの症状を訴えて欠席したり、早退したりした子どもや教職員が900人以上にのぼりました。富山市は集団食中毒の可能性があるとみて、学校や保育施設の給食やおやつで共通して提供された牛乳などを詳しく調べています。

富山市教育委員会によりますと、17日、富山市内の小中学校で下痢や腹痛、おう吐、発熱などの症状を訴えて、学校を欠席する児童や生徒が相次ぎ、午後4時の時点で欠席者は、教職員も含めて小学校9校、中学校4校で合わせて392人にのぼりました。

また、体調不良を訴えて438人の子どもが早退したということです。

一方、富山市こども保育課によりますと市内の5つの保育施設でも下痢や腹痛などの症状を訴えて欠席したり、早退したりした子どもが、午後2時の時点で合わせて100人となっています。

入院している人や重症者はいないということですが、欠席したり早退したりした人は合わせて930人にのぼっています。

富山市は集団食中毒の可能性があるとみて保健所に調査を依頼し、学校の給食や保育施設のおやつで共通して提供された牛乳などを詳しく調べています。

富山市教育委員会は夕方、記者会見を開き大久保秀俊事務局次長が「きのうからきょうにかけて下痢やおう吐などで苦しい思いをした児童や生徒、それに保護者には申し訳なく、1日も早い回復を祈っている」と陳謝しました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210617/k10013089851000.html

【追記:2021/06/17 21:33】
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●食中毒
6月6日付け中日新聞によると、富山市と周辺6町、1村の小中学校で、961人の食中毒が発生。原因は、3日の給食で出された牛乳によるもの。 製造した「富山牛乳」では、数日前から原乳貯蔵タンクの冷蔵設備が故障し、予備機を使用していたが、 適切な温度管理になっていなかった可能性があるとのこと。食中毒の時期になってきました。 この事故のように調理現場では対処できない事故も起こりやすくなります。仕入先や流通ルートなど、調べることは、安全性の確認とならび、 教材としても活用できます。地域や学校で取り組んでみたらいかがでしょうか。
(学校給食ニュース4号 1998年7月)
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【追記:2021/06/18 10:53】
牛乳製造業者を立ち入り、富山小中学校などの食中毒症状

 
 富山市の小中学校と保育施設で900人超が食中毒の症状を訴えている問題で、全施設で共通して提供された食材が牛乳だけだったことが18日、市への取材で分かった。市は体調不良の原因を牛乳とほぼ断定し、同日までに製造業者を立ち入り調査。黄色ブドウ球菌による食中毒の可能性があるとみている。
 立ち入り調査を受けた内田乳業(富山市)の内田喜夫社長は「今までに食中毒のようなことはなく、心当たりはない」と話した。出荷済みの牛乳は既に回収し、当面、新たな出荷も控えるとしている。
https://www.daily.co.jp/society/national/2021/06/18/0014424945.shtml

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ブドウ球菌食中毒 (Staphylococcalfoodbornepoisoning) 1 ブドウ球菌食中毒とは
ブドウ球菌食中毒は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus) に汚染された食品中で産生 されたエンテロトキシン(腸管毒)※1 を摂取することにより起こります 1)。

原因微生物の概要
黄色ブドウ球菌はヒトを取り巻く環境中に広く分布し、健常人の鼻腔、咽頭、腸管等にも生息 しており、その保菌率は約 40%と認識されています 1)。また、化膿菌の一つとしても知られてお り、手指等の傷口から感染して化膿巣を形成します。この化膿巣には本菌が多量に存在して いるため、食品取扱者を介した食品汚染の機会は高くなっています。本菌は家畜を含むほ乳 類、鳥類にも広く分布しており、牛乳房炎の起因菌の一つでもあることから、生乳又は食肉を 汚染する機会も極めて高いことが知られています 1)。
黄色ブドウ球菌は「グラム陽性※2」の「通性嫌気性の球菌※3」で、5~47.8°Cの温度域で増殖 (至適増殖温度:30~37°C)し、エンテロトキシンが産生されるのは 10~46°Cの温度域と報告 されています 1),2)。また、食塩濃度 16~18%でも増殖し、他の条件が適当であれば食塩濃度 10%でもエンテロトキシンを産生します 1)。

【追記:2021/06/18 10:53】
食中毒(感染症)の症状
おしん ブドウ球菌食中毒では潜伏期間が短く(0.5~6 時間(平均 3 時間))、悪心※4・嘔吐、下痢な
どの臨床症状がみられます 1)。この食中毒では悪心・嘔吐は必発症状であり、嘔吐回数は 1、 2 回から十数回となるなど、患者の感受性や摂食した毒素量の違いにより異なります 1)。通常、 これらの症状は 24 時間以内に改善し、特別な治療の必要はないとされていますが、脱水症状 や血圧の低下、脈拍微弱などを伴ったショック又は虚脱に陥る場合にあっては、速やかに医 師の診察を受ける必要があります 1)。

予防方法
黄色ブドウ球菌自体の耐熱性は高くないものの、産生されるエンテロトキシンは耐熱性が高 く、通常の加熱調理では活性を失いません 3)。
従ってブドウ球菌食中毒を予防するには、食品中でエンテロトキシンを産生させないよう黄 色ブドウ球菌による食品の汚染や食品中での本菌の増殖を防ぐことが重要です 1),2)。
http://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/09staphylococcal.pdf

【追記:2021/06/18 11:02】
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牛乳の殺菌方法にはどのようなものがありますか。

食品衛生法の「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」により、「保持式により摂氏63度で30 分間加熱殺菌するか、又はこれと同等以上の殺菌効果を有する方法で加熱殺菌すること」と規定されています。主に、下表の方法が実用化されています。このうち、保持式とあるのは、タンクで所定の殺菌温度で保持する、いわゆるバッチ式殺菌のことですが、現在主流となっているのは、連続式の超高温瞬間殺菌(UHT 殺菌)で、牛乳が、120~150℃で数秒間殺菌され、その後急速に冷却される方法(条件)です。殺菌方法の9 割以上を占めています。他にも以下の表にあるような方法があります。耐熱性胞子形成菌を死滅させるのはUHT 殺菌のみで、低温保持殺菌に比べ1 万倍もの非常に高い殺菌効果があるといわれています。殺菌方法(設備)としては、蒸気や温湯で加熱した高温の金属プレート間を通過する際に殺菌するプレート式や、加熱蒸気中に生乳を吹き込んで殺菌するスチームインフュージョン式、生乳中に加熱蒸気を吹き込んで殺菌するスチームインジェクション式などがあります。
いずれの殺菌方法によっても、牛乳の栄養は変わりません。たんぱく質は熱により一部変性しますが、栄養や吸収率に違いはありません。

https://www.nyukyou.jp/dairy/index.php?rm=4&qa_id=463

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【追記:2021/06/18 20:34】
1400人超影響、入院も=集団食中毒の疑い―富山
2021/06/18 19:30

 富山市の小中学校や保育施設で体調不良を訴える児童や生徒らが相次いでいる問題で、市は18日、体調不良者は小中学校15校と保育施設5カ所の計1400人以上に上ると発表した。

 市保健所は、給食などで出された牛乳が原因の集団食中毒とみて、国立医薬品食品衛生研究所に検査を依頼するなどして調査を進めている。

 市によると、同日午後時点で児童・生徒と教職員計764人、保育施設5カ所の園児112人が、下痢や腹痛、嘔吐(おうと)などを訴え欠席した。17日に小学生1人が入院したが、既に退院したという。 https://www.msn.com/ja-jp/news/national/1400人超影響-入院も-集団食中毒の疑い-富山/ar-AALbebW

【追記:2021/06/19 12:09】
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食中毒、サルモネラ菌か 牛乳製造業者を業務停止へ
共同通信社 2021/06/19 11:41

 富山市の小中学校などで牛乳を飲んだ児童生徒らが食中毒の症状を訴えている問題で、市が症状を調査した約500人のうち90人程度に発熱が見られることが19日、市関係者への取材で分かった。サルモネラ菌が原因の食中毒でよく見られる症状だという。市は当初、黄色ブドウ球菌が原因とみていたが、サルモネラ菌の可能性の方が高いとみて調査を続ける。

 市が、牛乳を製造した同市の「内田乳業」に、食品衛生法に基づく業務停止命令を出す方向で検討していることも分かった。搾乳や学校での管理に問題が見られなかったことから、製造工程で食中毒の原因となる問題が生じた可能性が高いと判断した。

https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/食中毒、サルモネラ菌か-牛乳製造業者を業務停止へ/ar-AALcsgt

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【追記:2021/06/19 15:31】
富山の集団食中毒 牛乳が原因と断定 製造業者を営業停止に
2021年6月19日 14時40分


富山市内の小中学校と保育所で1500人を超える子どもや教職員が下痢や腹痛などの症状を訴えた問題で、保健所は、給食に出された牛乳が原因の集団食中毒と断定しました。保健所はこの牛乳の製造業者に対し19日営業停止の処分を出しました。

富山市内にある16の小中学校と5つの保育所で17日から18日にかけて1500人を超える子どもや教職員が下痢や腹痛などの症状を訴え、欠席や早退する子どもが相次ぎました。

富山市保健所が調べたところ、体調不良を訴えた人が共通して口にしたのは富山市四方の「内田乳業」が製造し、今月16日に給食とおやつに出された牛乳以外ありませんでした。

このため保健所は、この牛乳が原因の集団食中毒と断定し、19日この業者に対し、営業停止の処分を出しました。

保健所によりますと、症状が出るまでの時間などから黄色ブドウ球菌やサルモネラ菌などが原因として考えられるということで、給食で提供された物と同じ牛乳の検査を進めています。


「内田乳業」はすでに営業を自粛していて、NHKの取材に対し、内田喜夫社長は「原因について思い当たることはないが、本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいで心からおわびしたい」と話しています。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210619/k10013092951000.html

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【追記:2021/06/19 19:41】
牛乳製造業者を営業禁止 富山市 集団食中毒で

2021/6/19 16:08


 富山市内の小中学校や保育施設などで児童生徒らが食中毒の症状を訴えている問題で、富山市は19日、給食などで提供した牛乳が原因と断定し、食品衛生法に基づき、牛乳を製造した同市の「内田乳業」を営業禁止とした。同日会見し明らかにした。

 市によると、17日に内田乳業を立ち入り調査し、関係者から事情を聴いたところ、タンクや配管の洗浄で不十分な箇所が見受けられたという。ただ、このことが食中毒につながったかどうかは判明しておらず、原因物質も調査中とした。

 市などによると、18日までに同じ牛乳を飲んだ市内の16小中学校、5保育施設、2県立高校、1幼稚園の計24施設で食中毒が発生した。

 18日午後5時現在、問題となっている牛乳を飲んだ関係者の数は6238人。このうち0歳~50代の1212人に発熱や下痢などの症状が確認されている。https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/445456

【追記:2021/06/22 10:28】
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牛乳で1200人以上の食中毒 市など会見
6/21(月) 18:48配信 動画あり

北日本放送
 富山市の学校や保育施設で牛乳を飲んだ1200人以上が食中毒となった問題で、市と市の教育委員会は21日夕方、会見を開き、被害を受けた施設に紅葉ガ丘認定こども園を追加し、富山市関連では保育所6施設、小中学校15校の合わせて21施設となりました。21日も欠席、早退する子どもと教員がいて、その数は155人に及んでいます。

 富山市教育委員会によりますと、市内の小学校11校と中学校4校で21日までに嘔吐、下痢、腹痛などの食中毒症状が出た子どもの数は、小学校が1080人、中学校が314人、また教員は7人となっています。

 このうち、21日も欠席しているのは、小中学校合わせて102人、早退者は34人で、教員は2人が欠席しています。患者は全員回復傾向にあるということで、入院している人はいません。

 原因となった内田乳業製造の牛乳を提供していた学校については、来週末までオレンジジュースなどの代わりの飲み物を提供するとしています。

 牛乳を納入する業者の選定を、教育委員会ではなく県学校給食会が行っている点については。

 「市としては責任がないとはいえないが、選定しているわけではない」

 Q制度の見直しを含めて検討するという意味か?

 「見直すべきことがなかったのか検討したい」

 また、保育施設については、被害を受けた施設に紅葉ガ丘認定こども園を追加しました。21日も5施設で15人が欠席し、1施設で2人が早退しました。https://news.yahoo.co.jp/articles/54eb29d2baad38174b58cff2f9a0a027a59fdf0d
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【追記:2021/07/01 22:34】
富山市の給食食中毒 専門家に意見聞く
7/1(木) 19:27配信  動画あり
北日本放送


 続いては富山市の小中学校や保育施設で6月、児童生徒など
1200人以上が食中毒の症状を訴えた問題です。給食の牛乳が原因とした富山市保健所は1日、専門家による会議を開き意見を交わしましたが、原因物質の特定は今もできていません。

 「富山市で先月発生した集団食中毒を受けて専門家が集まり会合を開きます。きょうは中間報告が取りまとめられますが、どんな内容になるのか注目です」

 専門家会議には県医師会の馬瀬大助会長や、県衛生研究所の大石和徳所長など11人が出席し、非公開で行われました。

 先月の食中毒について保健所は、給食などで出された牛乳が原因と断定し、製造した業者を先月19日から営業禁止としています。その後の検査で問題の牛乳からは大腸菌群が検出されましたが、食中毒の原因物質の特定には至っておらず、国立医薬品食品衛生研究所で検査を続けています。

 会議で専門家からは「原因物質を特定しないと改善点は見えてこない」とか、「牛乳の給食への提供再開は安全が担保できないと難しい」などの意見が出たということです。

 鈴木富勝 富山市保健所生活衛生課長
 「牛乳、患者からの検便、配管などにありました残留物を全て国の機関へ送っている。そちらで順次調べている最中ですので短くても数週間、長いと1か月とかは普通にかかってしまうと思います。」

 保健所は7月中に再び会議を開いて、業者の営業禁止の解除についても協議することにしています。https://news.yahoo.co.jp/articles/8409e6f581ceed1a64e17174236dc5f47d70c021

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【追記:2021/07/29 10:34】
〈速報〉下痢原性大腸菌が原因 国内初か 富山の牛乳食中毒 市保健所
7/28(水) 17:39配信

北國新聞社
 6月、富山市内の小中学校や保育施設で発生した食中毒で、市保健所は28日、牛乳に含まれていた下痢原性大腸菌が原因とみられると報告した。下痢原性の大腸菌による集団食中毒はこれまで記録がなく、国内初とみられる。

 国や県の研究機関での解析により、患者の検便と食中毒の原因となった牛乳の両方から、同じ型の大腸菌が検出された。牛乳を製造した業者の製造機器が故障し、殺菌する際の温度が十分に上がっていなかったことなどが原因とみられる。

 28日、保健所で専門家会議が開かれた。発症者は中間報告より684人増えて、1896人と報告された。https://news.yahoo.co.jp/articles/c76853d1c9fa6187362e220be50aee5820fa8381

【追記:2021/07/29 10:36】
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給食の牛乳で小中学生ら1896人食中毒…原因物質「下痢原生大腸菌」と推定 温度センサー等正常作動せず
7/28(水) 19:59配信
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富山テレビ

富山テレビ放送
富山市保健所による専門家会議が28日開かれ、先月、富山市の小中学校などで起きた牛乳による集団食中毒の原因は「下痢原性大腸菌」と推定されると報告されました。

会議では、国立医薬品食品衛生研究所の調査結果が報告され、患者の検便や牛乳から同じ型の大腸菌が検出されたことから、原因は「下痢原性大腸菌」と推定されるとしました。
これは、製造過程で温度センサーなど複数の機器が正常に作動していなかったことが主な要因で、これまでに機器の修理や設備の洗浄消毒などが行われ、市保健所では「安全が担保された」として業者に対する営業禁止処分を来月上旬に解除する方針です。
なお、この集団食中毒では、最終的な患者数は1896人にのぼっています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ff370b69771c2d7cb31d05bfa5a321e557dbd9b1

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【追記:2021/07/29 10:38】
下痢原性大腸菌感染症とは


(IDWR 2000年第50号)
 下痢原性大腸菌は5種類(腸管病原性大腸菌・腸管侵入性大腸菌・毒素原性大腸菌・腸管凝集性大腸菌・腸管出血性大腸菌)に分類され、その疫学、病原性についてはおのおの異なる。このうち腸管出血性大腸菌(EHEC)については別に項目を立てたので、そちらを参照されたい。
疫 学
1 )腸管病原性大腸菌(EPEC)
 先進国とは異なり開発途上国においては、EPEC は現在でも乳幼児胃腸炎の依然として重要な原因菌である。ブラジル、メキシコなど中南米を中心とした地域の乳幼児胃腸炎の患者からのEPECの検出が多 い。EPEC 感染症は成人においても発生し、わが国においても毎年5 〜10 件のEPEC による食中毒が発生している。
2 )腸管侵入性大腸菌(EIEC)
 EIEC 感染症は一般に発展途上国や東欧諸国に多く、先進国では比較的まれである。その媒介体は食品または水であるが、ときにはヒトからヒトへの感染もある。現在、わが国におけるEIECの分離の多くは海外渡航者の旅行者下痢からである。
3 )毒素原性大腸菌(ETEC)
 ETEC は途上国における乳幼児下痢症の最も重要な原因菌であり、先進国においてはこれらの国々への旅行者にみられる旅行者下痢症の主要な原因菌である。また、途 上国においてはETEC下痢症はしばしば致死的で、幼若年齢層の死亡の重要な原因である。ETEC の感染は多くの場合、水を介しての感染であると考えられている。わが国においては下痢原性大腸菌による食中毒事例のなかではETEC による発生件数がもっとも多い。
4 )腸管凝集性大腸菌(EAEC)
 開発途上国の乳幼児下痢症患者からよく分離される。わが国ではEAEC 下痢症の散発事例はあるが、食中毒、集団発生事例の報告は少ない。比較的新しい菌群であり、自然界での分布も明らかでない。https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/399-ecoli-intro.html

【追記:2021/07/29 15:21】
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牛乳の大腸菌が原因 機械故障で混入 富山の集団食中毒
竹田和博2021年7月29日 12時10分
 6月に富山市内の小中学校などで起きた集団食中毒の原因について、市保健所は、給食で出された牛乳に含まれていた下痢原性大腸菌と推定されるとの調査結果をまとめた。製造業者の設備の故障が理由とみられるという。

牛乳業者を営業停止処分へ 富山の食中毒 症状1千人超
 牛乳は富山市の「内田乳業」が製造し、小中学校や保育所など25施設で6月15~16日に給食やおやつとして提供された。市保健所によると、患者数は計1896人だったという。

 国立医薬品食品衛生研究所(川崎市)が牛乳と患者の便を調べ、同じ遺伝子型の大腸菌が検出された。これまでに確認されていなかった型といい、同研究所が調査を続けている。

 市保健所は、業者の殺菌機が故障し、殺菌に必要な温度を保てなかったことなどで大腸菌が混入したと断定した。落雷で故障した可能性があるという。

 市保健所の指導を受け、業者は機器の交換などを実施した。7月下旬に製造したサンプルが規格を満たしたことから、市保健所は営業禁止処分を8月上旬に解除する方針という。

 調査結果は、市保健所が28日に開いた専門家会議で報告した。(竹田和博)
https://www.asahi.com/articles/ASP7Y3TVVP7YPISC003.html

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