ご家族様対応について。

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2011/03/06 19:01:10

特養で栄養士をしております。
とある利用者様で甲状腺機能低下症等がありもともと体温が34度台、低いときでは33度台くらいと低い方がいらっしゃいます。
 ただ、直腸温は問題なしとのことなので、夏場はクーラーの風が当たらないところ、冬場は床暖の近くに席を用意する等して他の利用者様との交流の場ですごしていただいていました。
 ですが、その利用者様の家族様から「低体温は怖いから体温を上げてほしい」と依頼があり、常に36度台(腋窩体温)を保つために、現在下着~上着までで計9枚もの服を着ていただき、さらにカイロを7~8枚貼っております。
 私を含むスタッフたちは正直なところ、直腸温が問題ないなら前書きの注意で十分ではないかと思うのですが。
 利用者様は真っ赤な顔をしてしんどそうにいていらっしゃるので、「あついですか?」と伺ったところ、「あつい」と答えられました。
 当然食欲も低下し、体重も一ヶ月に1~2kgずつの低下で、あと4kg減少すれば低体重になってしまいます。(もともとあつさに弱く、夏場と冬場では体重が5kg程度違うのです。)
 最初は本人様が暑いといわれるならと思い、上着などの枚数を減らすように職員に伝えましたが・・・・・・その家族様が対応に難しい家族で、自分たちの要求がかなえられないと役所等に施設のことを言いに行くらしいのです。
 思い込みの強いところもあり、利用者様の食欲がないのは体温が低いからだと信じているようです。利用者様は障害のある方なので、自分の意見をきちんと伝えることができません。なので家族様の要求を否定することもできません。
 真っ赤な顔をして、水分ばかりをほしがって・・・・・・本当にしんどいと思います。
 担当者会議をして、こちらの意見も知っていただこうと施設担当のケアマネや生活指導員も家族様に話をしたのですが、それは拒否されます。
 それならせめて主介護者が窓口になって話をしてほしいとお願いしても、家族がそれぞれそのときに思ったことを言い、守られていないと現場職員がきつい注意を受けます。
 担当者会議に出席しなくても、ドクターの話だけでもと思いますが、家族様の意見を肯定してくれる医師の話しか信じず、意思からの注意事項に関しては「あの医者はだめだ」の一言で終わってしまう始末です。
「食欲がないなら補助食品をつければいい」と家族様には言われ、もっと提供するように言われますが、特定疾病で特養にいらっしゃる方なので非常にお若い方です。あまりに補助食品にばかり頼る食事を長期に提供すると腸の衰退も心配です。
 口から無理なら点滴に連れて行くようにも言われますが、じっとしていたられる方ではないので毎日となると利用者様にとってかなりの負担になります。近隣の病院では心もとないといわれるので、大学病院にご家族様で連れて行っていただけないかといいましたがそれは拒否されます。(基本的に施設負担になるものは賛成しますが、個人負担になると拒絶されます。)水分だけはしっかり飲んでいただけるので、それならイオンサポートやラクーナを個人購入での提供(当施設で提供しているエネルギー数の高い水分系統(りんごゼリー水、コーヒーゼリー水、紅茶ゼリー水はすべて拒否だったため)をお願いしましたが、断られました。
 長々と書きましたが、看護師や職場スタッフの意見としては服を薄着にしてカイロをはずせば食欲は戻るのでは・・・・・・という意見です。
 ただ、勝手に実行すればご家族様の不信感をさらに煽ることになりますので現場職員は利用者様を気の毒に思いながらもできない状態です。
 この状態を打破し、利用者様にとって快適な生活を送っていただくにはどうしたらよいでしょうか?どうか教えてください。
*つけたしですが、ご家族様は介護保険では車椅子を無料での購入はできないと説明しても うちは払わなくて良いんですと業者にお金を払わない家族なので、お金のかかる解決法は 難しいです。

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