地震等広域災害への対応について1

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2011/09/19 08:34:27

私の勤務する病院では今まで地震の対策をおろそかにしてきましたが、今回の東日本大震災を見て食料や水の備蓄が必要なことに気づき、計画を出すように言ってきました。そこで立てたのが以下の計画です。こんなことも用意しておくと良い等ご意見をお聞かせいただければ幸いです。なお当院は約200床の精神科病院で、昼食にはデイケア100人分も出しています。病室と厨房は同じ階にあり、運搬はエレベーターを使いません。また、自然環境豊かな立地で、院内の敷地にバーベキューのできるブロックのかまどが4つあります。マキはたくさん積んであり、足りなくなっても裏山から補給できます。厨房設備では水は水道、プロパンガスによる炊飯器、ガス台、回転釜、電気によるコンビオーブン、冷蔵庫、冷凍庫、製氷機、温冷配膳車、ボイラーからの蒸気による回転釜、食器洗浄機、消毒保管庫等があります。なお患者用に食事は3日分用意し、職員は各自で3日分の用意をしておくことというのが基本です。

地震等広域災害発生時の給食対応(基本方針)

 1 直後の食の確保。
・厨房及び機器が使用可能か、ガス、水道、電気、蒸気等が来ているか確認し、総務課長に報告する。
・とりあえず直後の食事の時間が間に合うように努力し、遅れそうな時は病棟に連絡する。
・食器の洗浄・消毒が不可能な場合は、紙皿等使い捨て食器を使用するが、すでに食器に盛り付けた場合は、下膳後汚れをペーパータオルで拭きとる。
・配膳車の温冷蔵や電動が使用ができない場合は、モーターとの連結をはずし、ほこりが入らない運搬具として使用する。
・料理がこぼれるなどして使えなくなった場合、非常食で補う。
・どうしてもすぐにお湯が必要なときは、給茶機タンクやポットの湯を冷めないうちに使う。

 2 通常時からの準備
・管からの蒸気等の漏れが修理ができるように、シリコンチューブ等を1本以上常に確保しておく。
・食器は固形物は紙皿、流動体は紙コップ、食べる道具は割り箸を準備する。またスプ ーンの代わりには使い捨てのレンゲを準備する。
・食器等は、1食分を栄養担当内におき、残りは防災倉庫に保管する。
・新聞紙は拭いたり、敷いたり、水気をとったりと使うので、確保しておく
・外の防災倉庫には、温度変化にも耐えられる大鍋、鍋のフタ、まきわり用なた、バケツ、ランプ、水運搬保管用ポリタンク、缶切り、ゴミ袋、アルミホイル、ラップ、使い捨て手袋、紙コップ、紙皿、割り箸、使い捨てれんげ、新聞紙、キッチンペーパー、ランプ等を用意する。
・中の倉庫には食品、1回分食器と箸、チャッカマン、荷造り用ゴムひも、消毒薬、噴霧器等を用意する
・ある時点で在庫を確認し、ライフラインが使えない想定で保存期間が短いものから使うまたは短いものをしょうゆ漬けなどして保存期間を延ばす献立を立てる訓練を実施する。
・外のかまどを使って、防災倉庫保存の大鍋で炊飯してみる訓練を実施する。
・マキ集めとマキ割りの訓練を実施する。
・生ごみ用の穴を掘ってみる訓練を実施する。
・かまどを天井のある場所に移設する訓練を実施する。
・温冷配膳車の駆動モーターをoffにして配膳の訓練を実施する。
・かまどの上にテントを張る訓練を実施する。
・水を川から運搬する訓練を実施する。
・院内の水道を止水栓で止める訓練を実施する。




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