経口摂取不良時にビタミン投与が有効ですか?

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2012/08/29 14:37:24

はじめまして。在宅医療専門クリニックで栄養指導をしています。

この度、経口摂取量が落ちている患者様についてドクターから相談を受けました。


70代女性。経口摂取。
ここ最近食欲が落ち、1ヶ月で2kg体重が減少。
今摂っているものは、卵かけご飯約90g×2回、ラコール200ml。
ラコールを飲む量を増やす指示と、ビーフリード点滴でひとまず対処したとのこと。
血液データは、Alb3.9、BUN37、Cre2.8です。


そこで、私はラコール摂取を増やすことを提案したのですが、
ドクターに
「現在筋タンパクの異化が亢進しAlbを維持している状態。これはビタミンB群不足によるエネルギー代謝がうまく行ってないと考えることはできないか?
体脂肪は比較的残っており、体内のエネルギー貯蓄は十分と考えると、エネルギー投与でなく、ビタミンB群投与でこの状況が改善するのでは?どう思う?」
と言われました。


上記のような状態は、ビタミン投与で改善するものでしょうか?


恥ずかしながら知識不足で答えが見つかりません。
何か情報をご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えいただけないでしょうか。


~追記~
情報を追加します。

体重38.0kg BMI18.8
IBW44.3kg
体重は今年4月42kg→6月40kg→8月38kg という変化です。
家族構成は夫婦二人暮らしで、ほとんどの家事を夫がしています。
既往歴現病歴はHT、骨粗しょう症からの胸椎・腰椎圧迫骨折。
その痛みで家事ができず歩けるが座ってばかりです。
毎年夏に食欲不振から体重が減り、秋に戻るという経過らしく、点滴で乗り切ってきたようです。
私も今夏初めて接した患者様なので、この体重減少も見逃していました…。

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