痛風について。

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2013/10/06 08:16:42

いつもお世話になっております。

今回は痛風について、質問させて頂きます。

2年ほど前、学生だったころに痛風について色々と調べたことがあります。
その頃に調べたデータでは、ビールを飲まない人はほとんど痛風にはならない。と書いてました。
生活習慣病が関係していることは示唆されてはいましたが。
しかし、なぜかビールに含まれるプリン体に限り尿酸値を大幅にあげることが実験結果により明らかで、常人が一日に摂取するプリン体量と比較するとビールに含まれるプリン体はそこまで多くはないのに尿酸値が上がるらしいのです。
他のお酒のプリン体含量と比較するとビールのプリン体量は確かに多いですが、ビールは飲まないが他のお酒をよく飲み、つまみ(プリン体の多いもの)もよく食べるという方は尿酸値がそこまで高くはならないらしいのです。ということはアルコールとプリン体の組合せが単純に尿酸値を上げるとは言い切れなくなります。
そこで、ビールに含まれるプリン体以外の物質がなにかしら関係しているのかと思い、プリン体カットビールについて調べてみました。
プリン体カットビールは、旨味成分であるプリン体をカットする代わりにワイン等に含まれる旨味成分のポリフェノールを付加していて、実際に尿酸値は上がりにくいとの実験結果が出ていました。
結局、答えにはたどりつけず。。。笑。ただ、やはりビールに含まれるプリン体が主な原因となりうるのかと。

私は栄養指導等をしたことがないので、わかりませんが、今までに痛風持ちの患者さんに栄養指導したことがあるかたにお聞きしたいのですが。やはり痛風持ちの方は大抵ビールをのまれていましましたか?

皆様のご回答お待ちしております。

追記。
ちなみにビールと他のお酒(ワイン、日本酒、焼酎など)を同じプリン体量の分を計量し、それぞれの量を飲み比べてみても尿酸値は明らかにビールの方が高くなるらしいです。同じプリン体量であっても。

追追記
皆さんたくさんのコメントありがとうございます。本当に勉強になります!
ビールが尿酸値を上げる仕組みはわかってきました。
ビールのプリン体がどうこうではなく、まずアルコールの利尿作用で尿酸が濃縮されてしまうことが一つの要因。それに加え、プリン体の代謝物が尿酸なのでアルコールの中でもビールは圧倒的にプリン体量が高いので必然的に尿酸値は高くなりますね。
ビールが尿酸値を上げやすい理由は案外単純な答えでした。。。いやー、面白いですね。

ちなみになぜ痛みを伴うのか?尿酸は高濃度になると結晶化していきます。その結晶は針状のもので、生体内において異常な物質と見なされてしまいます。その結果、体内の免疫が異常に働いてしまい炎症を起こし激しい痛みを伴ってしまう。ということらしいですね。花粉とほとんど原因は同じですね。尿酸自体が血液よりも比重が重いために足の先などに貯まりやすいため、よく痛みを伴うのが足元になるそうです。
ここまでは学校の教科書には載ってませんね。。。さらに色々と勉強していきたいですねー。

皆さんのコメントにあるように、個人個人の遺伝、環境、体質などに合わせて指導していけるように勉強していければと思います。

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