糖質制限について長く情報を集めている者です。 私自身も糖質制限を行っていましたが（肥満や高血糖などだったわけではないです、自己実験のためです）、その体験と様々な情報を統合して糖質制限は必要ないという結論に至りました。 現在は糖質もとっています。 とはいえ私は糖質制限について全くの反対というわけでもありません。 現在の食生活を鑑みると糖質制限が適応となる「段階」の方は多くいらっしゃると思います。 その方の食だけでなく睡眠なども含めた生活習慣から適応すべきか考える必要があると思います。 糖質制限導入初期は体脂肪も含めた体重減少効果がありますが、長期に続けると強い異化亢進状態により筋肉も減ってきます。 減量ができることで活動性やモチベーションはかなり向上しますので、主食量を抑えたり間食の頻度や内容の見直しを行うくらいは提案しても良いと思います。 例示されているマヨネーズやチーズなどは増やすというよりもあまり気にせず使っていいですよ、程度に留めるといいと思います。 糖質制限のポイントは減らすべき食品だけでなく、代わりに増やすべき食品を十分に提示することです。 高血糖の方の場合、糖質制限をすることで血糖値は上がらなくなりますが、耐糖能が良くなるわけでなありません。 本来の食事療法の目的は、普通に食べても血糖値が上がらなくなることのはず。 糖質を避けて耐糖能がよくなるどころか悪くなるのであれば本末転倒ですから、そういったことも踏まえてメリットを提案できるといいですね。 余談となりますが、私は多数の生活習慣病の予備群に当たる方や罹患している方への指導を通して、食事療法以前に睡眠不足が食習慣見直しの大きな障壁となっていると感じています。 要は糖質制限をするべきとき、するべき人がいるし、逆にしなくて良いときや人もいるということです。

国試は通過点です。 そのくらいの気持ちで臨んでみる方がいいですよ。 がんばれー＼(^o^)／