世界的権威・Monash大学の公式アプリをローカライズ
株式会社グッテ(以下、グッテ)は12月1日、低FODMAP食の研究を牽引する世界的権威の豪Monash大学が開発・運営する公式アプリ「Monash University LOW FODMAP DIET」の日本語版提供を開始すると発表した。
日本国内の過敏性腸症候群(IBS)患者にとって、科学的根拠に基づいた食事療法のサポートを受けやすい環境が整う。
日本国内の過敏性腸症候群(IBS)患者にとって、科学的根拠に基づいた食事療法のサポートを受けやすい環境が整う。
今回の日本語版の開発、ローカライズを実施するにあたり、IBD・IBS患者向けサービスを展開するグッテと、腸内フローラ検査「マイキンソー」を展開する株式会社サイキンソー(以下、サイキンソー)が公式パートナーとして参画、両者の専門知見を活かし、日本語版の監修とコンテンツの最適化を行った。
過敏性腸症候群は器質的な疾患がないにもかかわらず、腹痛や便秘、下痢を慢性的に繰り返す病気で、日本人の約10~15%が罹患していると推定されている。
この症状緩和に有効とされる「低FODMAP食療法」は、世界の医療現場で支持されているが、これまでの情報発信は英語中心で、国内患者にはアクセスしにくく、また日本の食材データが不足しているため、実情に合わせづらいという問題があった。そのため、医療従事者が実践するにおいてもハードルの高さがあったとされる。
過敏性腸症候群は器質的な疾患がないにもかかわらず、腹痛や便秘、下痢を慢性的に繰り返す病気で、日本人の約10~15%が罹患していると推定されている。
この症状緩和に有効とされる「低FODMAP食療法」は、世界の医療現場で支持されているが、これまでの情報発信は英語中心で、国内患者にはアクセスしにくく、また日本の食材データが不足しているため、実情に合わせづらいという問題があった。そのため、医療従事者が実践するにおいてもハードルの高さがあったとされる。
食事療法の信頼できるツールとして日々機能
アプリは、Monash大学が有する世界最大級のFODMAPデータベースを検索・参照できる食事療法の実践に特化した専門ツールとして機能するもの。
日々の生活習慣を記録する一般的なヘルスケアアプリとは異なり、食品のFODMAP量を赤(高)、黄(中)、緑(低)の交通信号形式で表示、ユーザーがどの食品が安全で、どれが症状を引き起こし得るか、科学的根拠に基づいて判断することを助ける。
さらに低FODMAPのレシピや、Monash認定ブランド・製品情報の提供、症状日記の記録機能など、IBS患者の自己管理を包括的にサポートする充実した機能が搭載されている。
日本語版開発においては、日本の食卓に欠かせないうどんやごぼう、舞茸、納豆など21品目をグッテとサイキンソーで選定、Monash大学の研究所において厳密な成分分析を行い、日本の食生活に即したFODMAP判定が行えるようにした。
翻訳及びコンテンツ制作においては、Monash大学が医療従事者向けに提供している専門コースの「Monash FODMAP Dietitian Course」を修了したサイキンソーとグッテの管理栄養士らが監修に参加。医学・栄養学的な正確性を担保しつつ、日本のユーザーに伝わりやすい表現となるように工夫していったという。
グッテとサイキンソーで考案した、低FODMAPで楽しめる日本食レシピも10品公開、提供している。
今後は、日本固有の食材データについて、さらなる拡充を図るべく、継続的な分析・追加を進めるほか、医療従事者向けのセミナーや患者向けの情報発信展開、国内における「低FODMAP認証製品」の普及支援と食品メーカーとの連携によるレシピ開発、日本人の腸内環境特性を考慮した低FODMAP食の有効性に関する知見蓄積なども進めていく方針で、日本のIBS患者がより快適に食を楽しめる環境を実現していきたいともした。
「FODMAP」とは、小腸で吸収されにくく、大腸で急速に発酵される短鎖炭水化物の総称。これらの働きにより腸内でガスや水分が過剰に蓄積し、腸の壁が引き伸ばされる。そのため腸壁がより敏感な人の場合、腹痛や膨満感、便通異常といった症状を引き起こすものとなる。
低FODMAP食は、管理栄養士の指導のもと、第1段階で2~6週間ほど低FODMAP食品を中心とした食事を実施、第2段階でどのFODMAPが消化器症状を誘発するか特定するため食品ごとのチャレンジを段階的に実施、第3段階で症状を引き起こさなかったFODMAPを食事に再導入、症状を誘発するFODMAPのみを制限していくといったステップで進めていくことが推奨されている。
(画像はプレスリリースより)
日々の生活習慣を記録する一般的なヘルスケアアプリとは異なり、食品のFODMAP量を赤(高)、黄(中)、緑(低)の交通信号形式で表示、ユーザーがどの食品が安全で、どれが症状を引き起こし得るか、科学的根拠に基づいて判断することを助ける。
さらに低FODMAPのレシピや、Monash認定ブランド・製品情報の提供、症状日記の記録機能など、IBS患者の自己管理を包括的にサポートする充実した機能が搭載されている。
日本語版開発においては、日本の食卓に欠かせないうどんやごぼう、舞茸、納豆など21品目をグッテとサイキンソーで選定、Monash大学の研究所において厳密な成分分析を行い、日本の食生活に即したFODMAP判定が行えるようにした。
翻訳及びコンテンツ制作においては、Monash大学が医療従事者向けに提供している専門コースの「Monash FODMAP Dietitian Course」を修了したサイキンソーとグッテの管理栄養士らが監修に参加。医学・栄養学的な正確性を担保しつつ、日本のユーザーに伝わりやすい表現となるように工夫していったという。
グッテとサイキンソーで考案した、低FODMAPで楽しめる日本食レシピも10品公開、提供している。
今後は、日本固有の食材データについて、さらなる拡充を図るべく、継続的な分析・追加を進めるほか、医療従事者向けのセミナーや患者向けの情報発信展開、国内における「低FODMAP認証製品」の普及支援と食品メーカーとの連携によるレシピ開発、日本人の腸内環境特性を考慮した低FODMAP食の有効性に関する知見蓄積なども進めていく方針で、日本のIBS患者がより快適に食を楽しめる環境を実現していきたいともした。
「FODMAP」とは、小腸で吸収されにくく、大腸で急速に発酵される短鎖炭水化物の総称。これらの働きにより腸内でガスや水分が過剰に蓄積し、腸の壁が引き伸ばされる。そのため腸壁がより敏感な人の場合、腹痛や膨満感、便通異常といった症状を引き起こすものとなる。
低FODMAP食は、管理栄養士の指導のもと、第1段階で2~6週間ほど低FODMAP食品を中心とした食事を実施、第2段階でどのFODMAPが消化器症状を誘発するか特定するため食品ごとのチャレンジを段階的に実施、第3段階で症状を引き起こさなかったFODMAPを食事に再導入、症状を誘発するFODMAPのみを制限していくといったステップで進めていくことが推奨されている。
(画像はプレスリリースより)
