腸から骨まで整える栄養や効能・調理法を指南
カリフォルニアプルーン協会は3月2日、去る2月13日に、管理栄養士・栄養士ら食の従事者を対象とするセミナー「腸から骨まで整えるカリフォルニアプルーン「プ活栄養セミナー」」を開催したことを発表した。
2023年から毎年開催されているもので、今回は4年目を迎え、内容もさらなるブラッシュアップを遂げたものとなった。当日は約200人の管理栄養士をはじめ、医療機関・行政機関など全体で268人の参加があったという。
2023年から毎年開催されているもので、今回は4年目を迎え、内容もさらなるブラッシュアップを遂げたものとなった。当日は約200人の管理栄養士をはじめ、医療機関・行政機関など全体で268人の参加があったという。
当日はまず、文教大学健康栄養学部管理栄養学科教授で管理栄養士でもある笠岡誠一氏が、オンラインでカリフォルニアプルーンの腸に与える健康効果などに関する講義を実施した。
プルーンは他の果物と比べても食物繊維濃度が高く、とくに水溶性と不溶性の2種の食物繊維を約1対1という理想的なバランスで含んでいる点に特徴がある。食物繊維の摂取理想は水溶性と不溶性が1対2となることだが、実際は1対4程度になりがちであるため、プルーンを日常の食事にプラスすることが有用と考えられるという。
またプルーンには多くのソルビトールが含まれている。ソルビトールは小腸で吸収されず大腸に入る。そこでソルビトールが増加すると浸透圧が上昇、水を吸収しやすくなるため、便が流れやすくなるとされる。
慢性便秘患者40人を対象に、1日50gのプルーンとサイリウムを各3週間ずつ摂取してもらう試験を行ったところ、サイリウムも食物繊維を多く含むが、プルーン摂取群で便の硬さが改善され、排便状況がより有意に改善されることが臨床的に証明されたという試験結果も紹介された。
水溶性食物繊維が腸内細菌の餌となり、分解される過程で短鎖脂肪酸が作られるが、短鎖脂肪酸は免疫バリア機能の強化、インスリンの分泌促進、肥満や生活習慣病の予防などに効果を発揮する。
中でも酪酸は、大腸のエネルギー源となったり、下痢を防いだりする働きがある。さらに酪酸が大腸の上皮細胞を通過し、T細胞に働きかけることで成熟した制御性T細胞となると、過剰な免疫を抑え、炎症の抑制に寄与することも分かっている。これは潰瘍性大腸炎やクローン病の抑制にもつながるものだ。
プルーンは他の果物と比べても食物繊維濃度が高く、とくに水溶性と不溶性の2種の食物繊維を約1対1という理想的なバランスで含んでいる点に特徴がある。食物繊維の摂取理想は水溶性と不溶性が1対2となることだが、実際は1対4程度になりがちであるため、プルーンを日常の食事にプラスすることが有用と考えられるという。
またプルーンには多くのソルビトールが含まれている。ソルビトールは小腸で吸収されず大腸に入る。そこでソルビトールが増加すると浸透圧が上昇、水を吸収しやすくなるため、便が流れやすくなるとされる。
慢性便秘患者40人を対象に、1日50gのプルーンとサイリウムを各3週間ずつ摂取してもらう試験を行ったところ、サイリウムも食物繊維を多く含むが、プルーン摂取群で便の硬さが改善され、排便状況がより有意に改善されることが臨床的に証明されたという試験結果も紹介された。
水溶性食物繊維が腸内細菌の餌となり、分解される過程で短鎖脂肪酸が作られるが、短鎖脂肪酸は免疫バリア機能の強化、インスリンの分泌促進、肥満や生活習慣病の予防などに効果を発揮する。
中でも酪酸は、大腸のエネルギー源となったり、下痢を防いだりする働きがある。さらに酪酸が大腸の上皮細胞を通過し、T細胞に働きかけることで成熟した制御性T細胞となると、過剰な免疫を抑え、炎症の抑制に寄与することも分かっている。これは潰瘍性大腸炎やクローン病の抑制にもつながるものだ。
美味しく健康に、みんなでプ活
続いて女子栄養大学栄養生理学研究室教授の上西一弘氏が登壇し、骨の栄養にも活躍するプルーンの効果を語った。
骨は3年間で全身の骨が入れ替わるといわれるほど、活発に代謝が行われている。うまく代謝するためには骨の材料と骨代謝、糖化・酸化の抑制が重要になる。骨の材料にはカルシウムやたんぱく質が必要であり、骨代謝にはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB群、ビタミンCの必要性が高い。糖化・酸化の抑制には抗酸化物質などが必要だ。
プルーンはこのうち、骨代謝に関わるビタミンK、骨質改善に効果のあるビタミンB6、破骨細胞数を減少させ骨吸収を抑制すると共に骨形成を促進、骨密度だけでなく骨質や骨代謝を改善していくβクリプトキサンチン(植物性のビタミンA)を含有する。
また酸化ストレスは、骨をつくる骨芽細胞の活性を低下させてしまうが、プルーンに含まれるポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害化していく性質がある。抗酸化物質値では、野菜や果物の中で最も高い値をもっているといい、この点でも骨の健康にプルーンが活きるといえるという。
その後、NPO法人女性ウェルネス食推進機構理事長で管理栄養士でもある、戸板女子短期大学客員教授の伊達友美氏が登壇、腸活・骨活に美味しくプルーンを摂取し続けるための工夫とポイントを語った。
手軽にそのまま食べることはもちろん、弁当の口直しやデザートに入れたり、骨の材料となるカルシウムやたんぱく質を含むヨーグルトと一緒に食べて効果を高めたり、自然な甘みと旨みを活かして料理に使うといった提案がなされた。
とくに料理に用いると、コクや照りを出したり、肉を柔らかくしたり、生地のしっとり感を増すといった効果も期待できるという。
レシピ事例としては、プルーンと新玉ねぎのポタージュ、春キャベツ・人参・プルーンサラダ、鶏肉とプルーンのやわらか煮、プルーン・豆腐入りふんわり肉団子の4品が紹介された。
集団給食でも使いやすく、味付けがやさしく旨みをもって決まりやすいプルーンを、職場でも家庭でも積極的に取り入れてみてほしいと締めくくられている。
(画像はプレスリリースより)
骨は3年間で全身の骨が入れ替わるといわれるほど、活発に代謝が行われている。うまく代謝するためには骨の材料と骨代謝、糖化・酸化の抑制が重要になる。骨の材料にはカルシウムやたんぱく質が必要であり、骨代謝にはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB群、ビタミンCの必要性が高い。糖化・酸化の抑制には抗酸化物質などが必要だ。
プルーンはこのうち、骨代謝に関わるビタミンK、骨質改善に効果のあるビタミンB6、破骨細胞数を減少させ骨吸収を抑制すると共に骨形成を促進、骨密度だけでなく骨質や骨代謝を改善していくβクリプトキサンチン(植物性のビタミンA)を含有する。
また酸化ストレスは、骨をつくる骨芽細胞の活性を低下させてしまうが、プルーンに含まれるポリフェノールは抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害化していく性質がある。抗酸化物質値では、野菜や果物の中で最も高い値をもっているといい、この点でも骨の健康にプルーンが活きるといえるという。
その後、NPO法人女性ウェルネス食推進機構理事長で管理栄養士でもある、戸板女子短期大学客員教授の伊達友美氏が登壇、腸活・骨活に美味しくプルーンを摂取し続けるための工夫とポイントを語った。
手軽にそのまま食べることはもちろん、弁当の口直しやデザートに入れたり、骨の材料となるカルシウムやたんぱく質を含むヨーグルトと一緒に食べて効果を高めたり、自然な甘みと旨みを活かして料理に使うといった提案がなされた。
とくに料理に用いると、コクや照りを出したり、肉を柔らかくしたり、生地のしっとり感を増すといった効果も期待できるという。
レシピ事例としては、プルーンと新玉ねぎのポタージュ、春キャベツ・人参・プルーンサラダ、鶏肉とプルーンのやわらか煮、プルーン・豆腐入りふんわり肉団子の4品が紹介された。
集団給食でも使いやすく、味付けがやさしく旨みをもって決まりやすいプルーンを、職場でも家庭でも積極的に取り入れてみてほしいと締めくくられている。
(画像はプレスリリースより)
