国際学術誌「iScience」に掲載
九州大学は2022年8月18日、ミトコンドリアを介した褐色脂肪細胞の自己活性化・脂肪燃焼メカニズムについての研究成果を公式ホームページ上で公開した。
同研究は九州大学大学院医学研究院臨床検査医学の藤井雅一非常勤講師、病院検査部の瀬戸山大樹助教、康東天名誉教授らの研究チームによるもので、研究成果は2022年8月10日、国際学術誌「iScience」に掲載されている。
同研究は九州大学大学院医学研究院臨床検査医学の藤井雅一非常勤講師、病院検査部の瀬戸山大樹助教、康東天名誉教授らの研究チームによるもので、研究成果は2022年8月10日、国際学術誌「iScience」に掲載されている。
肥満の根本的治療に
肥満は糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞等の原因になり、癌の発症にも関連していることから、安全性・有効性を満たす根治的肥満治療法の開発が望まれている。
同研究では、脂肪を燃焼して熱を産生する褐色脂肪細胞を活性化させるメカニズムが明らかになった。
この仕組みは、活性化したミトコンドリア機能を有する褐色脂肪細胞自身が細胞外小胞(エクソソーム)の分泌を促進し、細胞がそれらを取り込んで持続的に自己活性化するというものだ。
今後はミトコンドリア活性化剤や安定的なエクソソーム回収法の確立等により、このメカニズムを活用した肥満治療薬の開発が期待される。
(画像はプレスリリースより)
同研究では、脂肪を燃焼して熱を産生する褐色脂肪細胞を活性化させるメカニズムが明らかになった。
この仕組みは、活性化したミトコンドリア機能を有する褐色脂肪細胞自身が細胞外小胞(エクソソーム)の分泌を促進し、細胞がそれらを取り込んで持続的に自己活性化するというものだ。
今後はミトコンドリア活性化剤や安定的なエクソソーム回収法の確立等により、このメカニズムを活用した肥満治療薬の開発が期待される。
(画像はプレスリリースより)