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ブロッコリースプラウト由来のSGS摂取が認知機能維持に寄与する可能性
2026.03.09
カゴメ株式会社は5日、弘前大学大学院医学研究科バイオメディカルリサーチセンター分子生体防御学講座の伊東健教授を中心とする研究グループとともに行った研究で、軽度認知障害(MCI)と判定された人を含む、認知機能低下リスクの高い高齢者を対象とした検証により、ブロッコリースプラウト由来の機能性成分「スルフォラファングルコシノレート(SGS)」の長期摂取が認知機能の維持に寄与する可能性を確認したと発表した。
軽度認知障害を含む高齢者対象の長期研究で確認
カゴメ株式会社は5日、弘前大学大学院医学研究科バイオメディカルリサーチセンター分子生体防御学講座の伊東健教授を中心とする研究グループとともに行った研究で、軽度認知障害(MCI)と判定された人を含む、認知機能低下リスクの高い高齢者を対象とした検証により、ブロッコリースプラウト由来の機能性成分「スルフォラファングルコシノレート(SGS)」の長期摂取が認知機能の維持に寄与する可能性を確認したと発表した。
この成果は、2026年1月26日付でオンライン学術雑誌「Frontiers in Nutrition」に掲載されている。
社会問題としても注目度の高い認知症は、正常な状態から軽度認知障害を経て進行するとされ、MCIの段階は将来の認知上の健康を守るために適切な対策を検討すべき重要な初期段階の時期と考えられている。
研究グループは生体内の生体防御機構である「Nrf2」を活性化させる作用を持った、ブロッコリースプラウト由来の成分であるSGSに注目。これまでにも健康な高齢者を対象とした短期間の介入試験では、SGSが認知機能に良い影響をもたらす可能性は示されてきていたが、MCIの人を含む高リスク層への効果や、1年を超える長期的な予防効果に関するデータはほとんどなく、分かっていないことも多かった。
そこで、今回の研究ではSGSを3.5年という長期間にわたり、継続摂取した場合の認知上の健康状態がどの程度維持できると期待されるのか、詳細な検証を行ったという。
SGSはブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜に含まれ、解毒作用、抗酸化作用、抗炎症作用などを示すことから、多様な疾病の予防・改善に有効な可能性が考えられ、多くの報告から注目を集めるようになっているものだ。
この成果は、2026年1月26日付でオンライン学術雑誌「Frontiers in Nutrition」に掲載されている。
社会問題としても注目度の高い認知症は、正常な状態から軽度認知障害を経て進行するとされ、MCIの段階は将来の認知上の健康を守るために適切な対策を検討すべき重要な初期段階の時期と考えられている。
研究グループは生体内の生体防御機構である「Nrf2」を活性化させる作用を持った、ブロッコリースプラウト由来の成分であるSGSに注目。これまでにも健康な高齢者を対象とした短期間の介入試験では、SGSが認知機能に良い影響をもたらす可能性は示されてきていたが、MCIの人を含む高リスク層への効果や、1年を超える長期的な予防効果に関するデータはほとんどなく、分かっていないことも多かった。
そこで、今回の研究ではSGSを3.5年という長期間にわたり、継続摂取した場合の認知上の健康状態がどの程度維持できると期待されるのか、詳細な検証を行ったという。
SGSはブロッコリーをはじめとするアブラナ科の野菜に含まれ、解毒作用、抗酸化作用、抗炎症作用などを示すことから、多様な疾病の予防・改善に有効な可能性が考えられ、多くの報告から注目を集めるようになっているものだ。
42カ月間にわたる長期試験で有意な差を確認
研究は3.5年間(42カ月間)のランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験としてデザインされた。MCIと判定された人を含む認知機能低下リスクの高い63歳~90歳の男女26人を対象に、SGSを含むサプリメントを摂取していく「SGS群」と、SGSが全く含まれないプラセボサプリメントを摂取する「プラセボ群」に分け、それぞれサプリメントを毎日3.5年間摂取してもらい、この期間の前後で認知機能テストを実施した。
なお試験期間中には、両方の群に対し、任意で参加できる運動プログラムも提供されている。
評価は、株式会社ミレニアの認知機能テストである「あたまの健康チェック」を用い、認知機能(MPIスコア)を測定、変化を評価する方式で進めた。介入後の得点から介入前の得点を差し引いて算出した変化量により、効果を調べている。
なお試験期間中には、両方の群に対し、任意で参加できる運動プログラムも提供されている。
評価は、株式会社ミレニアの認知機能テストである「あたまの健康チェック」を用い、認知機能(MPIスコア)を測定、変化を評価する方式で進めた。介入後の得点から介入前の得点を差し引いて算出した変化量により、効果を調べている。
その結果、参加者において、SGS群はプラセボ群に比べて3.5年間の期間を通じた認知機能にかかる変化量、MPIスコア、即時再生スコア、遅延再生スコアのいずれもが統計学的有意に高く維持されることが分かった。
試験開始時にMCIと判定された人々においても、SGS群ではMPIスコアがプラセボ群に比べて統計的に有意に維持されていた。
研究グループでは、今回の研究を通じ、認知機能低下のリスクが高い高齢者や、すでにMCIの状態にある人々にとって、日常的にSGSを摂取していくことが、認知機能を維持しあたまの健康を保っていく将来への備えとして、安全かつ実用的な選択肢になる可能性が示唆されたとしている。
今後はより詳細な研究を進め、食事や機能性成分の摂取による早期介入が、社会全体の健康寿命延伸にどの程度寄与できるのか、明らかにしていきたいともした。
(画像はプレスリリースより)
試験開始時にMCIと判定された人々においても、SGS群ではMPIスコアがプラセボ群に比べて統計的に有意に維持されていた。
研究グループでは、今回の研究を通じ、認知機能低下のリスクが高い高齢者や、すでにMCIの状態にある人々にとって、日常的にSGSを摂取していくことが、認知機能を維持しあたまの健康を保っていく将来への備えとして、安全かつ実用的な選択肢になる可能性が示唆されたとしている。
今後はより詳細な研究を進め、食事や機能性成分の摂取による早期介入が、社会全体の健康寿命延伸にどの程度寄与できるのか、明らかにしていきたいともした。
(画像はプレスリリースより)
参考文献・サイト
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