「食育・地産地消月間キックオフイベント」で表彰
都築学園グループは10日、運営するリンデンホールスクール中高学部が11月1日に開催された「食育・地産地消月間キックオフイベント」において、同校のオーガニック給食の取り組みが県産農林水産物の消費拡大につながる活動として評価され、「ふくおか農林漁業応援団体」としての表彰を受けたことを明らかにした。
この表彰は、地元農林漁業への理解促進や、地域食材の積極的な利用を進める団体を称えるもので、福岡県内の学校や企業、団体などが選定されてきた。
この表彰は、地元農林漁業への理解促進や、地域食材の積極的な利用を進める団体を称えるもので、福岡県内の学校や企業、団体などが選定されてきた。
リンデンホールスクール小学部・中高学部では、『身体は食べたもので作られる』という考えを基礎に、子どもたちの健やかな成長と環境保護を最優先とすべく、2019年9月から学校給食の一部にオーガニック野菜の使用を開始、2021年4月からは野菜を100%オーガニックとした。
地元の有機JAS認証農園から仕入れ、毎日、小・中高それぞれのカフェテリア内厨房で調理を行っているという。
地元の有機JAS認証農園から仕入れ、毎日、小・中高それぞれのカフェテリア内厨房で調理を行っているという。
和食中心のヘルシー献立で食育
有機野菜を育てる農園の人々をはじめ、旬の食材を生かしながら子どもたちの成長にふさわしい栄養バランスを考えてメニュー化していく管理栄養士、子どもの味覚に合わせながら美味しさを追求する調理師ら、多くの人々がチームを組み、一丸となって取り組んできているといい、2024年には学校給食として日本初の「有機料理を提供する飲食店等の管理方法」で認証取得も行っている。
食育の一環として、給食で出た野菜の果物の皮などは、生徒がコンポスト(堆肥)にし、それを用いて校内外の畑などで野菜を育てる取り組みもあわせて進めている。
生徒らはこれらの活動を通じ、循環型の仕組みを理解し、環境問題やフードロスなどの社会問題にも意識を向けるようになっているとされる。
生徒らはこれらの活動を通じ、循環型の仕組みを理解し、環境問題やフードロスなどの社会問題にも意識を向けるようになっているとされる。
献立は和食中心で、野菜と米は全て地元にある有機農法、完全無農薬栽培を行う農園で採れたものを使用。卵は地元養鶏場から、魚は地元市場の朝採れのもの、肉は国産を用いている。有機玄米は一晩水につけた発芽玄米として利用しており、発酵食品も積極的に取り入れている。徹底した管理により、自家製のぬか漬けや甘酒も提供してきた。
調味料にもこだわり、福岡県産や九州内で栽培された作物を主原料としたものを中心に利用している。
(画像はプレスリリースより)
調味料にもこだわり、福岡県産や九州内で栽培された作物を主原料としたものを中心に利用している。
(画像はプレスリリースより)
