弘前大学と雪印メグミルクの研究
国立大学法人弘前大学と雪印メグミルク株式会社(以下、雪印メグミルク)は14日、牛乳・乳製品を摂取して不快症状を自覚する人は、カルシウム摂取量や骨密度が低い傾向にあることが判明したと発表した。
共同研究講座「ミルク栄養学研究講座」の研究成果で、国際学術誌「European Journal of Nutrition」に2025年12月6日付で掲載されている。
牛乳や乳製品の摂取に伴う腹部不快症状の自覚は、乳製品摂取量を低減させ、カルシウム摂取量の不足や骨密度低下につながっている可能性が考えられたものの、日本の一般住民を対象とした栄養学的影響の研究は少なく、よく分かっていない面も多かった。
そこで弘前大学と雪印メグミルクでは、青森県弘前市岩木地区住民を対象とした自己申告型乳糖不耐と骨の健康に関する調査を行い、栄養学的な検討を進めた。
対象となったのは、2023年岩木健康増進プロジェクト健診において、牛乳や乳製品の摂取量などに関する問診票と骨密度の検査結果がある健診者の843人。牛乳と乳製品の摂取量は食事歴法により算出、問診では乳製品摂取後の不快症状の自覚や、乳糖分解乳の認知度、飲用頻度についての調査を行っている。
骨密度は二重エネルギーX線吸収測定法により橈骨骨密度のZスコアとTスコアを算出した。解析においては、関与する年齢や性別などの因子調整を行いながら、重回帰解析および傾向スコアマッチングによって検討を進めた。
共同研究講座「ミルク栄養学研究講座」の研究成果で、国際学術誌「European Journal of Nutrition」に2025年12月6日付で掲載されている。
牛乳や乳製品の摂取に伴う腹部不快症状の自覚は、乳製品摂取量を低減させ、カルシウム摂取量の不足や骨密度低下につながっている可能性が考えられたものの、日本の一般住民を対象とした栄養学的影響の研究は少なく、よく分かっていない面も多かった。
そこで弘前大学と雪印メグミルクでは、青森県弘前市岩木地区住民を対象とした自己申告型乳糖不耐と骨の健康に関する調査を行い、栄養学的な検討を進めた。
対象となったのは、2023年岩木健康増進プロジェクト健診において、牛乳や乳製品の摂取量などに関する問診票と骨密度の検査結果がある健診者の843人。牛乳と乳製品の摂取量は食事歴法により算出、問診では乳製品摂取後の不快症状の自覚や、乳糖分解乳の認知度、飲用頻度についての調査を行っている。
骨密度は二重エネルギーX線吸収測定法により橈骨骨密度のZスコアとTスコアを算出した。解析においては、関与する年齢や性別などの因子調整を行いながら、重回帰解析および傾向スコアマッチングによって検討を進めた。
乳糖不耐症状の自覚が乳製品摂取の忌避につながり栄養問題にも
対象者843人について、調査を進めたところ、自己申告型乳糖不耐を有する人は全体の22.7%で、この集団では牛乳やカルシウムの摂取量が有意に低い値となっていた。
乳製品摂取による不快症状の自覚がある人では、橈骨骨密度のZスコアが低値になるという関係性が認められた。また傾向スコアマッチング後の解析では、自己申告型乳糖不耐と橈骨骨密度(骨塩量およびTスコア)との間にも低値になるという関係性が確認されている。
乳糖分解乳については、乳糖不耐症状の自覚の有無に関わらず、認知度も飲用頻度も低値にとどまっていると判明した。
弘前大学と雪印メグミルクの研究グループでは、これらの結果から、乳糖不耐症状の自覚が乳製品摂取を忌避させ、カルシウム摂取量の減少と骨密度低値に関連していることが示唆されたとした。
骨粗鬆症予防の観点などから、とくに乳糖不耐症状の自覚がある人においては、カルシウム摂取を積極的に行うことが推奨される。
乳糖分解乳は、不快症状を生じさせないおなかにやさしい乳飲料として注目され、カルシウム摂取アップの一助となり得るが、認知度は低い値にとどまっており、今後の認知度向上が急務と考えられた。
(画像はプレスリリースより)
乳製品摂取による不快症状の自覚がある人では、橈骨骨密度のZスコアが低値になるという関係性が認められた。また傾向スコアマッチング後の解析では、自己申告型乳糖不耐と橈骨骨密度(骨塩量およびTスコア)との間にも低値になるという関係性が確認されている。
乳糖分解乳については、乳糖不耐症状の自覚の有無に関わらず、認知度も飲用頻度も低値にとどまっていると判明した。
弘前大学と雪印メグミルクの研究グループでは、これらの結果から、乳糖不耐症状の自覚が乳製品摂取を忌避させ、カルシウム摂取量の減少と骨密度低値に関連していることが示唆されたとした。
骨粗鬆症予防の観点などから、とくに乳糖不耐症状の自覚がある人においては、カルシウム摂取を積極的に行うことが推奨される。
乳糖分解乳は、不快症状を生じさせないおなかにやさしい乳飲料として注目され、カルシウム摂取アップの一助となり得るが、認知度は低い値にとどまっており、今後の認知度向上が急務と考えられた。
(画像はプレスリリースより)
