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2022.02.08

2022.07.11

行政栄養士とは?仕事内容ややりがいなどを紹介!

カバー画像:行政栄養士とは?仕事内容ややりがいなどを紹介!

こんにちは、管理栄養士のなつめももこです。

公務員として働く行政栄養士とはどんな仕事をしているのか、そしてどうやったらなれるのか気になるところですよね。

私も臨地実習で保健センターへ行き、離乳食教室や行事食教室に参加したことがきっかけで行政栄養士の仕事に興味を持ちました。

今回は、行政栄養士の仕事内容ややりがいなどについてご紹介します。

1.行政栄養士って?

行政栄養士とは都道府県や市区町村といった地方自治体や保健所などに、公務員として所属している管理栄養士・栄養士のことです。医師、保健師、看護師などと連携して地域住民の皆さんの健康づくりのサポートを行います。

行政栄養士になるには公務員試験を受ける必要があり、基本的に30歳までしか受験資格がありません。そして、栄養士ではなく、管理栄養士の資格が必須であることがほとんどです。

試験は1次試験で筆記、2次試験で面接や小論文、ということが多いですが、各自治体により詳細は異なります。各自治体のホームページの要項を確認しておきましょう。

2.行政栄養士の役割と仕事内容は?

役割

行政栄養士は公務員として、食を通じて地域住民の健康づくりを推進する役割があります。

生活習慣病予防や離乳食の講習会、栄養相談、また給食を提供する施設への指導を行い、地域住民の抱える問題に気づき、改善するために施策を企画・立案していきます。

施策を通じて、特定健診や特定保健指導の実施率を向上させ、健康寿命を伸ばし、地域住民の健康づくりに役立てることが大きな役割です。

また、常に心配される災害時への予防や対策、支援も行政栄養士がつとめる役割の一つです。災害時の備蓄品の確保や、災害が長期化した場合の疾病者や乳幼児への対処方法を考え実行できなければなりません。

仕事内容

勤め先により具体的な仕事内容も異なりますが、その一例をご紹介します。
・栄養指導、相談(個人、集団、訪問)
・給食を提供する施設への栄養指導
・特定保健指導
・生活習慣病予防離乳食の講習会や料理教室
・管理栄養士免許、栄養士免許申請受付事務
・国民健康・栄養調査
・食品表示法による食品表示に関する相談、指導 など
行政栄養士の働く施設は、都道府県庁、市役所、町役場、保健所、保健センター、保育園、介護施設など多岐に渡ります。

それぞれの施設で対象となる地域住民の年齢や抱えている問題は異なりますが、共通しているのは地域住民の健康づくりに関わるという点です。

3.行政栄養士の給与やお休みなどの待遇面

給与

・正社員
月給  :18万~30万
ボーナス:4ヵ月
年収  :330万~450万

・パート、アルバイト
時給  :1,000円~1,600円
日給  :9,000円

勤務時間

09:00~17:00

お休み

土日祝、年末年始
年間休日: 120日
行政栄養士と一言でいっても、各自治体や就職する施設、また雇用形態により給与や勤務時間が異なります。詳しくは各自治体の求人内容を確認しておきましょう。

4.行政栄養士に求められる3つの能力とは?

基本的能力

まず管理栄養士としての基本的な能力を求められます。地域住民の健康をサポートするために食に関する正しい知識が必要ですよね。

また、地域住民の方や行政職員同士での円滑なコミュニケーションを取る力、報告・連絡・相談を怠らない能力などの社会人としての基礎的な能が求められます。

行政能力

行政の職員として行政組織や法律の理解、法令や施策体系を理解する能力が求められます。法律や各自治体の方針を理解した上で、担当する業務を正確かつ迅速に遂行しなければなりません。

また、個人情報や文書の適切な取り扱いといった情報を管理する能力も欠かせません。行政栄養士としての責任感が問われます。

専門能力

地域住民が求めていることを把握し、情報を整理して、問題点を解決する施策を企画・立案する能力が求められます。

管理栄養士として、地域住民の方に適した栄養指導(集団・個人)を行うことはもちろん、食品衛生に関する指導監督ができる専門的な知識が必要です。

5.行政栄養士の大変なこと・やりがいとは?

大変なこと

行政の栄養士は行政組織や法律に関して理解しておかなければなりません。また、法改正の度に内容を把握する必要があります。

行政運営についての知識やスキルは、管理栄養士・栄養士になるための勉強とはまた別の分野です。学生の間、そして就職してからも、栄養の分野とともに学び続けていくことを求められます。

また、赤ちゃんから高齢の方まで地域住民の幅広い年代の方と接することになるので、コミュニケーション能力が必須となります。慣れるまではどのように接するとよいのか悩み、大変に感じるかもしれませんね。

やりがい

行政栄養士は地域住民の方との関わりが多く大変な反面、改善された結果や相手の姿からやりがいを感じられます。

自分が企画・立案した施策を通じて地域住民の皆さんの健康づくりに役立ったり、行動変容したりしている姿を見ると、嬉しくなりますよね。

栄養指導や講習会では直接お話ができるので、参加される方の反応もさまざまです。たくさんの方との関わりがある中で、あなた自身も勉強や発見が多くありますよ。

地域社会に貢献することで「私たちの町の頼れる栄養士さん」になれることはとても魅力的ですよね。

また、行政栄養士は他職種の方と連携して地域住民の健康づくりを推進していきます。もし、健康づくりの進め方で迷うことがあっても、他職種の方と連携してより良い案を出しながら仕事を進めていけますよ。

6.まとめ

行政栄養士は地域住民の方との関わりが多く、とてもやりがいのある仕事です。生まれたばかりの赤ちゃんとお母さんから、高齢の方までさまざまな年代の方と栄養指導や講習会を経て交流が持てますよ。

キャリア採用なら35歳まで挑戦できるチャンスがあります。社会貢献の分野で働きたい!という方はぜひチャレンジしてみてくださいね。

行政の栄養士は倍率が高いけれど、とてもやりがいのある魅力的な仕事です。公務員試験の対策が必要になりますので、勉強する時間を確保しやすい学生さんや、まだまだ挑戦できる20代の方はぜひ行政栄養士を将来の選択肢に入れてみてくださいね。



参考文献・サイト

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なつめ ももこ

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