治療食や介護食の開発・提供を進める三嶋商事株式会社（以下、三嶋商事）は8日、食事制限がある人にも食べる喜びを感じてもらえる新シリーズとして「みしまの厳選シリーズ」をリリースすると発表した。第1弾商品となるコロッケ6種を4月27日より提供する。

なお、このコロッケ製品は、合同食品株式会社（以下、合同食品）とのダブルブランドで発売するという。

糖尿病や高血圧などから引き起こされる慢性腎臓病（CKD）患者は、日本国内に1,330万人いるとされ、成人の約8人に1人にのぼっている。CKDは進行すると、週3回・最低1回4時間を要する透析治療が必要になり、QOLを大きく低下させてしまう。

病気の進行を遅らせ、悪化を防ぐには、タンパク質を抑えた食事療法がポイントとなるが、治療食には種類が少なく、食事の選択肢が限られてしまい、継続が困難となりやすいという問題がある。

そこで三嶋商事では、食事量訪中でも食べる喜びを感じ、家族で同じ料理を楽しむことも可能とするため、市販商品の中から素材にこだわり、丁寧に製造した、食事制限と美味しさの両方を満たす「みしまの厳選シリーズ」商品を展開させていくこととした。

第1弾商品となるコロッケは、「じゃがいもコロッケ（magoコロっ）」、「黒毛和牛コロッケ」、「コーンクリームコロッケ」、「黒豚入りポテトコロッケ」、「じゃがバターコロッケ」、「栗かぼちゃコロッケ」の6種類。

全てがタンパク質4g、塩分0.5g以下で設計され、できる限り農薬を用いずに育てた安心・安全なじゃがいもと厳選した乳製品や調味料を使用、保存料や化学調味料などの食品添加物は加えることなく仕上げられている。

こだわった最高級の圧搾菜種油により、ひとつひとつ手作業で揚げられ、そのまま急速冷凍されているため、喫食時は電子レンジとトースターで温めさえすれば、できたてのような外はサクサク、中はホクホクの美味しいコロッケを味わえる。

商品の発売に合わせ、栄養士向けの勉強会を開催することもあわせて発表された。テーマは「日本の食の現状と、目指すべき未来」とし、合同食品の和田友宏社長が登壇、食品添加物や農薬・化学肥料、遺伝子組み換え食品の正しい理解を深める機会を提供する。

セミナー後には、素材へのこだわりが味をどう変えるか実感してもらうため、コロッケの試食会も開催するという。

さらに食事量訪中の通販顧客向けとして、SNSライブ配信を実施、試食希望者を募り、オンライン試食会を同時開催するとした。

この勉強会・試食会は4月27日13時～15時、大阪府堺市の三嶋商事2階セミナー室で開催する。

（画像はプレスリリースより）