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食物アレルギー発症リスク低下の鍵が母乳に
2026.06.02
雪印ビーンスターク株式会社(以下、雪印ビーンスターク)は5月28日、第3回全国母乳調査の研究成果を第80回日本栄養・食糧学会大会で発表したことを明らかにした。
雪印ビーンスタークが研究成果を学会発表
雪印ビーンスターク株式会社(以下、雪印ビーンスターク)は5月28日、第3回全国母乳調査の研究成果を第80回日本栄養・食糧学会大会で発表したことを明らかにした。食物アレルギー発症リスクを低下させる新たな手がかりをつかんでいる。
雪印ビーンスタークでは、2015年から雪印メグミルク株式会社と共同で全国母乳調査を実施し、母親の生活習慣や母乳成分が乳幼児にどのような影響を与えるのかを調査している。
食物アレルギーなどのアレルギー疾患は乳幼児期にも多くみられ、子ども本人はもちろん家族の日常生活、食生活にも大きな影響を及ぼす重要な健康課題といえる。
母乳には必要栄養素のほか、免疫機能や消化管発達に関わる多様な成分が含まれており、アレルギー発症との関連についても研究が進められているという。
今回、着目されたのはポリアミンという成分だ。ポリアミンは、ヒトを含むあらゆる生物の体内に存在し、細胞増殖や免疫調節などの生体反応に欠かせない成分として知られる。
母乳にも含まれ、乳幼児の消化管や免疫機能の発達を促す重要な役割を担っていると考えられ、昨今では老化制御への影響についても研究が進み、注目が集まっている。代表的ポリアミンにはプトレシン、スペルミジン、スペルミンがある。
今回は母乳成分の一つであるこのポリアミンに焦点を当て、母乳中ポリアミン濃度と子どもの食物アレルギー発症との関連を検証し、2026年5月15日から開催された第80回日本栄養・食糧学会大会で学術発表を行った。
雪印ビーンスタークでは、2015年から雪印メグミルク株式会社と共同で全国母乳調査を実施し、母親の生活習慣や母乳成分が乳幼児にどのような影響を与えるのかを調査している。
食物アレルギーなどのアレルギー疾患は乳幼児期にも多くみられ、子ども本人はもちろん家族の日常生活、食生活にも大きな影響を及ぼす重要な健康課題といえる。
母乳には必要栄養素のほか、免疫機能や消化管発達に関わる多様な成分が含まれており、アレルギー発症との関連についても研究が進められているという。
今回、着目されたのはポリアミンという成分だ。ポリアミンは、ヒトを含むあらゆる生物の体内に存在し、細胞増殖や免疫調節などの生体反応に欠かせない成分として知られる。
母乳にも含まれ、乳幼児の消化管や免疫機能の発達を促す重要な役割を担っていると考えられ、昨今では老化制御への影響についても研究が進み、注目が集まっている。代表的ポリアミンにはプトレシン、スペルミジン、スペルミンがある。
今回は母乳成分の一つであるこのポリアミンに焦点を当て、母乳中ポリアミン濃度と子どもの食物アレルギー発症との関連を検証し、2026年5月15日から開催された第80回日本栄養・食糧学会大会で学術発表を行った。
スペルミジンとスペルミンでとくに深い関係あり
雪印ビーンスタークでは、昨年の同大会において、母乳中の総ポリアミン濃度が高いほど、子どもの食物アレルギー発症リスクが低かったことを報告していたが、今回、さらに解析を進めて代表的ポリアミンのプトレシン、スペルミジン、スペルミンについて研究を行った。
具体的には、第3回母乳調査において、約1,200人の母親から採取した5,000検体以上の母乳の一部を用い、プトレシン、スペルミジン、スペルミンの各濃度を測定、3歳までの乳幼児の食物アレルギー発症との関連を解析した。
すると、とくにスペルミジンとスペルミンにおいて、食物アレルギーの発症を低下させる働きがある可能性が見出された。
具体的には、第3回母乳調査において、約1,200人の母親から採取した5,000検体以上の母乳の一部を用い、プトレシン、スペルミジン、スペルミンの各濃度を測定、3歳までの乳幼児の食物アレルギー発症との関連を解析した。
すると、とくにスペルミジンとスペルミンにおいて、食物アレルギーの発症を低下させる働きがある可能性が見出された。
食物アレルギーを発症しなかった群の母乳中スペルミジン、スペルミン濃度は、いずれも発症した群に比べて有意に高く、中央値ではスペルミジンで23%、スペルミンで22%高い結果となったという。
なお、子どものアレルギー歴に関する情報は、調査対象の母親へのアンケートに依っており、意思からアレルギーがあると申告されたケースを「発症あり」とみなしている。
なお、子どものアレルギー歴に関する情報は、調査対象の母親へのアンケートに依っており、意思からアレルギーがあると申告されたケースを「発症あり」とみなしている。
さらに母乳中のスペルミジン、スペルミン濃度と、子どもの食物アレルギー発症との関連を多重ロジスティック回帰分析によって評価したところ、スペルミジン、スペルミン濃度が高い母乳を摂取していた子どもほど、3歳までの食物アレルギー発症オッズ比が有意に低値となっていた。
雪印ビーンスタークでは、今後も母乳調査による分析から子どもの発育や健康との関連について研究を進め、得られた成果の発表・報告を行っていくとしたほか、育児用ミルクの開発にも活かすなどし、子どもの健やかな発育と家族の育児への貢献を果たしていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
雪印ビーンスタークでは、今後も母乳調査による分析から子どもの発育や健康との関連について研究を進め、得られた成果の発表・報告を行っていくとしたほか、育児用ミルクの開発にも活かすなどし、子どもの健やかな発育と家族の育児への貢献を果たしていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
参考文献・サイト
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