業界ニュース
朝食は命を守る有効な熱中症対策に
2026.05.27
大正製薬株式会社(以下、大正製薬)は25日、全国の工場や建設現場などの暑熱環境で働く労働者を対象とした熱中症対策に関する調査を実施し、その結果をとりまとめて公開した。
暑熱環境で働く人の命取りになる朝食欠食
大正製薬株式会社(以下、大正製薬)は25日、全国の工場や建設現場などの暑熱環境で働く労働者を対象とした熱中症対策に関する調査を実施し、その結果をとりまとめて公開した。
調査は2026年4月にインターネット調査として行い、全国の20~60代、暑熱環境で働く男女の263人から有効回答を得ている。
調査は2026年4月にインターネット調査として行い、全国の20~60代、暑熱環境で働く男女の263人から有効回答を得ている。
まず、熱中症対策でこころがけていることは何かを尋ねると、「こまめに水分補給をする」が178人で最も多く、約7割にのぼった。次いで「エアコン・扇風機を使用する」の89人、「十分な睡眠をとる」の85人、「食事をしっかりとる(朝食を含む1日3食)」の73人、「のどが渇く前に飲むようにしている」の70人、「塩分・電解質を補給する」の60人などとなった。
一方で、とくに対策はしていないと回答した人も19人にみられている。
暑熱環境で働く人の場合、大量の発汗を伴うことが多いため、熱中症リスクをより意識して生活せねばならない。脱水や熱中症を起こすことで集中力の低下や意識を失うといったリスクもあり、死亡事故につながる恐れもある。こまめな水分補給は基本だが、熱中症に詳しい医師の谷口英喜氏によると、重要なのは「朝食を必ず摂ること」だという。
一方で、とくに対策はしていないと回答した人も19人にみられている。
暑熱環境で働く人の場合、大量の発汗を伴うことが多いため、熱中症リスクをより意識して生活せねばならない。脱水や熱中症を起こすことで集中力の低下や意識を失うといったリスクもあり、死亡事故につながる恐れもある。こまめな水分補給は基本だが、熱中症に詳しい医師の谷口英喜氏によると、重要なのは「朝食を必ず摂ること」だという。
しかし、調査対象者に朝食の摂取状況を尋ねたところ、「朝食欠食あり」が133人で50.6%、「毎日必ず食べる」は130人という拮抗した結果になった。
そして朝食の欠食と、熱中症症状の経験率を掛け合わせて調べると、「朝食欠食あり」の133人では、そのうち47人、35.3%が熱中症を経験していた。一方「毎日必ず食べる」130人では、そのうち29人、率にして22.3%の経験率にとどまった。
朝食を欠食することがある人の場合、毎日食べる人と比べ、約1.6倍の熱中症リスクがあるという結果になっている。
そして朝食の欠食と、熱中症症状の経験率を掛け合わせて調べると、「朝食欠食あり」の133人では、そのうち47人、35.3%が熱中症を経験していた。一方「毎日必ず食べる」130人では、そのうち29人、率にして22.3%の経験率にとどまった。
朝食を欠食することがある人の場合、毎日食べる人と比べ、約1.6倍の熱中症リスクがあるという結果になっている。
健康な毎日のために朝食を
朝食欠食の状態は、すでに軽度の脱水とエネルギー不足のまま1日をスタートさせることとなるため、暑熱環境下に置かれると、さらに発汗によって水と電解質が急速に失われ、体内バランスが崩れやすくなる。
水分不足の状態では、発汗による体温調節がうまく働かず、熱が体内にこもって高体温となり、熱中症リスクが高まるという。また血液循環の低下により脳や筋肉への酸素や糖分の供給も不足し、集中力や判断力の低下、動作鈍化を招くため、事故リスクも上昇してしまうとされる。
理想的な水分補給の手法として、コップ1杯程度の水分を1日8回に分けて摂取する、「6オンス8回法」と呼ばれるものがあるが、この場合、起床直後、朝食時、午前10時頃、昼食時、午後3時頃、夕食時、入浴前後、就寝前といったタイミングで分散して摂取していくことになる。
これで計約1.5~2リットルの水分を効率良く体内に取り込み、体温調節や血液循環を安定させられるが、朝食を欠食すると、朝食時や午前中の補給機会を逃し、水分摂取もそれだけ不足してしまう。気温が上昇する時間帯に向けて脱水が進行しやすく、午前中の早い段階から深部体温が上昇して熱中症リスクが高まるという面でも、マイナス影響は大きいという。
熱中症対策としての朝食では、水分や塩分のほか、エネルギー源としての糖分(炭水化物)、エネルギー代謝を助けるビタミンB群、血流改善と疲労回復に良いアルギニン、疲労軽減と代謝促進に寄与するクエン酸などをしっかり摂っていくことが望まれる。
ごはんやパンなどの主食に加え、味噌汁や卵、魚、野菜などをバランス良く組み合わせたメニューで摂取していくことが理想的だ。味噌汁は冷たくしてもよく、わかめやあさり、しじみ、豆腐などを具材にすれば、細胞内水分バランスを整えられるほか、心臓や筋肉の働きをサポートするタウリンや発汗によって失われやすい電解質を補え、筋肉の痙攣予防や神経・筋肉の正常な働きを維持するミネラルやカリウムも同時に摂れる。
焼き魚や納豆、卵などを組み合わせると、さらにたんぱく質やビタミンB群も補え、エネルギー代謝を活発にすることに役立つとされる。
理想的メニューを整えることが難しい場合には、市販のゼリータイプ飲料などを取り入れることも検討すると良いとされており、無理なく続けられるかたちで朝食をしっかり摂るようにしていきたい。
(画像はプレスリリースより)
水分不足の状態では、発汗による体温調節がうまく働かず、熱が体内にこもって高体温となり、熱中症リスクが高まるという。また血液循環の低下により脳や筋肉への酸素や糖分の供給も不足し、集中力や判断力の低下、動作鈍化を招くため、事故リスクも上昇してしまうとされる。
理想的な水分補給の手法として、コップ1杯程度の水分を1日8回に分けて摂取する、「6オンス8回法」と呼ばれるものがあるが、この場合、起床直後、朝食時、午前10時頃、昼食時、午後3時頃、夕食時、入浴前後、就寝前といったタイミングで分散して摂取していくことになる。
これで計約1.5~2リットルの水分を効率良く体内に取り込み、体温調節や血液循環を安定させられるが、朝食を欠食すると、朝食時や午前中の補給機会を逃し、水分摂取もそれだけ不足してしまう。気温が上昇する時間帯に向けて脱水が進行しやすく、午前中の早い段階から深部体温が上昇して熱中症リスクが高まるという面でも、マイナス影響は大きいという。
熱中症対策としての朝食では、水分や塩分のほか、エネルギー源としての糖分(炭水化物)、エネルギー代謝を助けるビタミンB群、血流改善と疲労回復に良いアルギニン、疲労軽減と代謝促進に寄与するクエン酸などをしっかり摂っていくことが望まれる。
ごはんやパンなどの主食に加え、味噌汁や卵、魚、野菜などをバランス良く組み合わせたメニューで摂取していくことが理想的だ。味噌汁は冷たくしてもよく、わかめやあさり、しじみ、豆腐などを具材にすれば、細胞内水分バランスを整えられるほか、心臓や筋肉の働きをサポートするタウリンや発汗によって失われやすい電解質を補え、筋肉の痙攣予防や神経・筋肉の正常な働きを維持するミネラルやカリウムも同時に摂れる。
焼き魚や納豆、卵などを組み合わせると、さらにたんぱく質やビタミンB群も補え、エネルギー代謝を活発にすることに役立つとされる。
理想的メニューを整えることが難しい場合には、市販のゼリータイプ飲料などを取り入れることも検討すると良いとされており、無理なく続けられるかたちで朝食をしっかり摂るようにしていきたい。
(画像はプレスリリースより)
参考文献・サイト
この記事をシェアする
