個別化医療のヘルスソリューションを提供する英国・Atlas Biomedの日本子会社、アトラス日本合同会社（以下、Atlas Japan）はこのほど、医師・管理士向けのヘルスプラットフォーム「Atlas PRO」を国内でリリースした。8月29日より利用可能となっている。

「Atlas PRO」は、検査対象患者の腸内環境と遺伝子に関するデータ、Atlas Japanの提供レポートを一括で閲覧できるものとしたサービスプラットフォーム。すでに実施している診断やコンサルティングに、このAtlas検査を加えることで、患者らの健康維持に関し、より具体的なアドバイスを行いやすくなる。

医師はもちろん、管理栄養士らにとって、大いに有用な判断材料をデータとレポートで得られるものとなるだろう。

「Atlas PRO」では、検査対象患者の健康状態について、遺伝子検査や腸内フローラ検査結果、食生活、問診票など100ページに及ぶレポートを通じ、多面的に把握できる。対象者ごとのアカウントページでオンラインを通じ確認でき、PDFでダウンロード、出力することも可能だ。

腸内フローラ検査については、定期検査として実施する場合、状態の推移も確認できる。

閲覧権限の設定など、本人に提供する報告書作成も手間なく行える、ユーザーフレンドリーなインターフェースで、カスタマイズ可能性も広く、使い勝手が良い。さらに検査料金は使った分だけの請求という仕組みであることから、在庫負担なく利用できるメリットもある。

遺伝子検査による多因子疾患発症リスクや患者の個人特性・形質判定データ、腸内フローラ検査による酪酸・ビタミン合成能力、食物繊維の分解能力、腸内フローラ多様性、プロバイオティクスと善玉菌の状態評価、腸内フローラタイプの判定と件サケ科に基づく個別の食事に関するアドバイスと、得られる情報やデータは非常に幅広い。

科学的なエビデンスのある情報で、信頼性の高いアドバイスとして頼りになり、患者の継続的な健康状態の把握と適切な食事、積極的に摂りたい食品などの確認が行え、意思決定をサポートしてくれる。

英国で、導入済みの開業医らから高い評価を受けてきたソリューションでもあり、今後は日本での活用も大いに期待される。

（画像はプレスリリースより）