地元のコシヒカリを活かした「金芽米」の導入推進で連携
茨城県つくばみらい市と東洋ライス株式会社(以下、東洋ライス)は15日、「つくばみらい市産コシヒカリ」を活かした市民の健康増進と地産地消、持続可能な農業の発展を目指す取り組みに関し、包括連携協定を締結すると発表した。
つくばみらい市では、基幹産業のひとつである農業の魅力を高めるため、「みらい型農業」事業の一環として、地元生産者を対象とした「つくばみらい市米コンテスト」を開催している。
このコンテストに出品された米のうち、一定の基準を超えたものについては、市場価格に支援金を上乗せして市が直接買い取り、地域の学校給食やふるさと納税の返礼品として流通させるなどしている。
今回の協定締結では、こうしてコンテストを通じ市が買い取った原料米を、坂戸市にある東洋ライスサイタマ工場で「金芽米」に加工し、給食やマタニティ支援、ふるさと納税返礼品などとして展開させていくことを決めた。
「金芽米」は、東洋ライス独自の加工技術により、ビタミンやミネラルなどの滋養源となる玄米ならではの栄養を残したまま、白米同様に美味しく食べやすい、消化性にも優れた無洗米。
普通の精米方法では、ぬかと一緒に取り除かれてしまう栄養や旨み成分を豊富に含む「亜粉粉層」を表面に残している点が最大の特徴で、ほのかな甘みを感じられるという特色もある。近年、金芽米などの継続摂取による健康効果が実証され、論文発表もなされている。
つくばみらい市では、基幹産業のひとつである農業の魅力を高めるため、「みらい型農業」事業の一環として、地元生産者を対象とした「つくばみらい市米コンテスト」を開催している。
このコンテストに出品された米のうち、一定の基準を超えたものについては、市場価格に支援金を上乗せして市が直接買い取り、地域の学校給食やふるさと納税の返礼品として流通させるなどしている。
今回の協定締結では、こうしてコンテストを通じ市が買い取った原料米を、坂戸市にある東洋ライスサイタマ工場で「金芽米」に加工し、給食やマタニティ支援、ふるさと納税返礼品などとして展開させていくことを決めた。
「金芽米」は、東洋ライス独自の加工技術により、ビタミンやミネラルなどの滋養源となる玄米ならではの栄養を残したまま、白米同様に美味しく食べやすい、消化性にも優れた無洗米。
普通の精米方法では、ぬかと一緒に取り除かれてしまう栄養や旨み成分を豊富に含む「亜粉粉層」を表面に残している点が最大の特徴で、ほのかな甘みを感じられるという特色もある。近年、金芽米などの継続摂取による健康効果が実証され、論文発表もなされている。
無洗米化過程の副産物も活用
協定に基づき、「金芽米」加工時に無洗米化する過程で副産物として出る有機質資材「米の精」を用いた循環型農業を、令和6年産の栽培から推進していく取り組みも行う。栽培された米は、市が全量購入する予定という。
「米の精」は、とぎ汁のもとになる「肌ぬか」を工場内でリサイクルしたもので、環境にやさしい自然のものであるほか、一般のぬか以上にリン・チッソのバランスが良く、ミネラル豊富であるため、土中の微生物を効果的に増やし、土壌を活性化させやすい。これにより、食味にも酵素活性にも優れた農作物を育てられると考えられている。
つくばみらい市で生産され、市が買い取った原料米による「金芽米」は、子どもたちの健康増進を図るべく、市立小・中学校、および幼稚園の学校給食で提供するものとし、令和6年度産からは「米の精」栽培で収穫されたものを優先的に用いる予定にもしている。
マタニティ支援としては、つくばみらい市在住で、出産を控えた妊婦を対象に「金芽米」2kgを贈呈する。
ふるさと納税の返礼品には、これまでの地場産米製品に加え、「金芽米 つくばみらい市産コシヒカリ」をラインナップし、美味しさと健康価値で魅力をアピールしていく。寄付金額は10kg・14,000円とし、3月15日から受付を開始している。
このほか連携事項として、つくばみらい市と東洋ライスでは、同市の農業を永続的に守り、一層発展させるべく、つくばみらい市産米の知名度を高めるための取り組みを進めていくこと、市民が生涯健康で暮らすことができるような食を通じた健康づくりのサポート実施、米を通じた食を支える農業への興味・関心を高める取り組み、地産地消の推進、地域活性化にかかる産業振興、全国への情報発信なども挙げた。
(画像はプレスリリースより)
「米の精」は、とぎ汁のもとになる「肌ぬか」を工場内でリサイクルしたもので、環境にやさしい自然のものであるほか、一般のぬか以上にリン・チッソのバランスが良く、ミネラル豊富であるため、土中の微生物を効果的に増やし、土壌を活性化させやすい。これにより、食味にも酵素活性にも優れた農作物を育てられると考えられている。
つくばみらい市で生産され、市が買い取った原料米による「金芽米」は、子どもたちの健康増進を図るべく、市立小・中学校、および幼稚園の学校給食で提供するものとし、令和6年度産からは「米の精」栽培で収穫されたものを優先的に用いる予定にもしている。
マタニティ支援としては、つくばみらい市在住で、出産を控えた妊婦を対象に「金芽米」2kgを贈呈する。
ふるさと納税の返礼品には、これまでの地場産米製品に加え、「金芽米 つくばみらい市産コシヒカリ」をラインナップし、美味しさと健康価値で魅力をアピールしていく。寄付金額は10kg・14,000円とし、3月15日から受付を開始している。
このほか連携事項として、つくばみらい市と東洋ライスでは、同市の農業を永続的に守り、一層発展させるべく、つくばみらい市産米の知名度を高めるための取り組みを進めていくこと、市民が生涯健康で暮らすことができるような食を通じた健康づくりのサポート実施、米を通じた食を支える農業への興味・関心を高める取り組み、地産地消の推進、地域活性化にかかる産業振興、全国への情報発信なども挙げた。
(画像はプレスリリースより)