既製品は正確に測定が可能なアプリであることが判明
藤田医科大学臨床栄養学講座 飯塚勝美教授や国際医療センター 佐々木ひと美教授、内分泌・代謝・糖尿病内科学 鈴木敦詞教授、食養部 伊藤明美副部長などにより構成された研究グループが、複数の食事記録アプリの正確性について検証を実施したと、9月14日に学校法人藤田学園が発表している。
食事量の評価方法には計量法や24時間思い出し法などがあり、食事の画像解析や食品名の入力で、1回分の食事内容の栄養価が推定できる「食事記録アプリ」も存在している。記録の簡便性から広く使われるようになっているが正確性に関する検証は、これまであまりされてこなかった。
そこで同グループが今回の検証を実施。その結果、カップラーメンや野菜ジュースなどといった既製品については、個人や年齢などに関わらず、簡便かつ正確に測定できることが判明した。
食事量の評価方法には計量法や24時間思い出し法などがあり、食事の画像解析や食品名の入力で、1回分の食事内容の栄養価が推定できる「食事記録アプリ」も存在している。記録の簡便性から広く使われるようになっているが正確性に関する検証は、これまであまりされてこなかった。
そこで同グループが今回の検証を実施。その結果、カップラーメンや野菜ジュースなどといった既製品については、個人や年齢などに関わらず、簡便かつ正確に測定できることが判明した。
18人を対象に5日間にわたって食事記録アプリで計測
同検証ではカップラーメンと野菜ジュース(コンビニ食)、病院食を用意。18人を対象として5日間にわたり、日本でシェアの高い食事記録アプリ「あすけん」と「カロミル」で、計測を実施した。
コンビニ食では正確に栄養価を評価できることが判明した一方で、病院食ではエネルギー量を含め、栄養価を過大評価することとなったほか、栄養素の中で塩分や脂質の評価が難しいことも分かっている。
(画像はunsplashより)
コンビニ食では正確に栄養価を評価できることが判明した一方で、病院食ではエネルギー量を含め、栄養価を過大評価することとなったほか、栄養素の中で塩分や脂質の評価が難しいことも分かっている。
(画像はunsplashより)