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東京大学、食事の質を数分で調査可能とする質問票を開発
2026.04.20
東京大学は15日、同大学大学院医学研究科社会予防疫学分野の大野富美博士課程学生、篠崎奈々助教。足立里穂専門職修士課程学生、村上健太郎教授、佐々木敏東京大学名誉教授らによる研究グループが、日本では初となる食事の質を数分で簡単に調査できる質問票の開発に成功したことを発表した。
個人の食事の質を簡便に科学的な評価でチェック
東京大学は15日、同大学大学院医学研究科社会予防疫学分野の大野富美博士課程学生、篠崎奈々助教。足立里穂専門職修士課程学生、村上健太郎教授、佐々木敏東京大学名誉教授らによる研究グループが、日本では初となる食事の質を数分で簡単に調査できる質問票の開発に成功したことを発表した。
質問票は数分で回答可能な12問からなり、回答者の過去1カ月における食習慣を尋ねることで、健康のために重要な10項目の食品・栄養素をあげた「日本人のための食事の質スコア」により、0~30点で評価する。
従来、食事の質を科学的に測定できるとされた質問票はあったが、質問数が50問以上と多く、回答に時間がかかるという課題があった。研究グループは食と健康に関する科学的根拠に加え、日本人の食事摂取量データなどに基づき、質問とスコア化の方法を独自に設計、12問のみで終えられるようにしたという。
12問となったことでコンピュータなどを使わずとも、簡単な足し算のみで、評価・スコア化をすぐに行えるようになった。今後はさらなる妥当性の検証を施し、健診・保健指導・研究など短時間で食事の質を把握したい場面での幅広い活用を促していきたいとしている。
質問票は数分で回答可能な12問からなり、回答者の過去1カ月における食習慣を尋ねることで、健康のために重要な10項目の食品・栄養素をあげた「日本人のための食事の質スコア」により、0~30点で評価する。
従来、食事の質を科学的に測定できるとされた質問票はあったが、質問数が50問以上と多く、回答に時間がかかるという課題があった。研究グループは食と健康に関する科学的根拠に加え、日本人の食事摂取量データなどに基づき、質問とスコア化の方法を独自に設計、12問のみで終えられるようにしたという。
12問となったことでコンピュータなどを使わずとも、簡単な足し算のみで、評価・スコア化をすぐに行えるようになった。今後はさらなる妥当性の検証を施し、健診・保健指導・研究など短時間で食事の質を把握したい場面での幅広い活用を促していきたいとしている。
限られた時間の中でもより正確に
食事の質は、食事全体の中で健康のためにとくに重要な食品や栄養素の摂取量を総合的に評価していくものだ。現在までに食事の質を点数化する指標として、様々なスコアが開発されてきた。
今回の研究で用いられた日本人のための食事の質スコア(Diet Quality Score for Japanese・DQSJ)は、食と健康に関する科学的根拠をもとに、日本人において慢性疾患や早期死亡を予防できるような食べ方を評価することを目的に生み出された。
基本的には、野菜や果物、豆類、魚、全粒穀物、ナッツ、乳製品の摂取量が多く、牛・豚などの哺乳類の肉・加工品、砂糖入り飲料、食塩の摂取量が少ないと、スコアが高くなる。
従来の食事の質測定では、50問以上の質問による質問票や、数日間の食事を全て記録してもらう方法などが基本で、調査に時間と手間がかかっていた。
今回の研究ではDQSJの10項目と総スコアを可能な限り少ない質問で測定できるよう設計、12問の質問票にまとめた。回答者は過去1カ月の食習慣について、頻度や量を選択していくと、0~30点のスコア評価を得られる。
質問項目と各回答へのスコア割り当ては、食と健康に関する科学的根拠と日本人の食事摂取量データなどに基づき決定されているという。
今回の研究で用いられた日本人のための食事の質スコア(Diet Quality Score for Japanese・DQSJ)は、食と健康に関する科学的根拠をもとに、日本人において慢性疾患や早期死亡を予防できるような食べ方を評価することを目的に生み出された。
基本的には、野菜や果物、豆類、魚、全粒穀物、ナッツ、乳製品の摂取量が多く、牛・豚などの哺乳類の肉・加工品、砂糖入り飲料、食塩の摂取量が少ないと、スコアが高くなる。
従来の食事の質測定では、50問以上の質問による質問票や、数日間の食事を全て記録してもらう方法などが基本で、調査に時間と手間がかかっていた。
今回の研究ではDQSJの10項目と総スコアを可能な限り少ない質問で測定できるよう設計、12問の質問票にまとめた。回答者は過去1カ月の食習慣について、頻度や量を選択していくと、0~30点のスコア評価を得られる。
質問項目と各回答へのスコア割り当ては、食と健康に関する科学的根拠と日本人の食事摂取量データなどに基づき決定されているという。
質問票は紙媒体でも実施可能。現在は実際の食事の質スコアをどの程度正確に反映しているか、妥当性の検証を詳細な食事調査法と比較することで検証中であり、論文投稿の準備も進められている段階にある。
妥当性が確認された場合には、医療機関や自治体、企業などでの健診・保健指導、食事が主目的でない研究や調査において、簡便・迅速に食事の質を評価できるようになると見込まれる。今後、質問票の活用方法についても、さらなる検証を進めていくとした。
ただし、研究グループでは、質問票は食事の質の測定に特化した簡易ツールであり、摂取量の絶対量を評価したり、詳細な栄養素の摂取量を測定したりするためには他の方法が必要であると注意も促している。
(画像はプレスリリースより)
妥当性が確認された場合には、医療機関や自治体、企業などでの健診・保健指導、食事が主目的でない研究や調査において、簡便・迅速に食事の質を評価できるようになると見込まれる。今後、質問票の活用方法についても、さらなる検証を進めていくとした。
ただし、研究グループでは、質問票は食事の質の測定に特化した簡易ツールであり、摂取量の絶対量を評価したり、詳細な栄養素の摂取量を測定したりするためには他の方法が必要であると注意も促している。
(画像はプレスリリースより)
参考文献・サイト
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