業界ニュース
[看護] 26年度改定賃上げ分を評価も「人材流出の懸念は高まる一方」日看協
2026.05.14
日本看護協会は26年度診療報酬改定の賃上げを評価する一方、他産業との賃金格差による人材流出を懸念した。将来のビジョン実現に向け、看護職の処遇改善や基礎教育の大学化を推進し、持続可能な体制構築を目指す方針だ。
日本看護協会は4月16日に記者会見を開き、秋山智弥会長が2026年度診療報酬改定について30年ぶりの大幅なプラス改定となり、そのうち1.7%が賃上げ分として確保された点に対し「医療現場の窮状を粘り強く訴えてきた結果、理解を得られた」との見解を示した。一方、全産業と看護職の賃金格差は依然として大きく、特に40歳代では月額9.5万円の差が生じており、「人材流出の懸念は高まる一方」との危機感を示した。また、26年度重点政策では、25年6月に公表した「看護の将来ビジョン2040」の実現に向け、(1)看護職一人ひとりのウェルビーイングの向上(2)持続可能な看護提供体制の構築(3)質の高い看護実践のための教育制度改革の実現(4)より高い自律性を持った専門職としての活躍(5)地域における看護の拠点の確保-の5項目に取り組んでいくと説明した。
この記事をシェアする
