「災害時の食について考える体験会」に参画
一般社団法人日本最適化栄養食協会は6日、12月1日に石川県七尾市で開催された「災害時の食について考える体験会」に参加し、合計200食の最適化栄養食を提供したと発表した。長期化する避難生活において、食事の栄養バランスを改善していく重要性も訴えたという。
この体験会イベントは、年初に発生した能登半島地震の直後から、さまざまな支援団体と被災者をつないできた地元情報サイト「のとルネ」を運営する、のとルネ実行委員会が主催して開かれたもの。災害時の食について、知識と経験を共有する目的で実施された。
地震発災から11カ月、また能登豪雨から2カ月が経過したが、現地では今なお多くの人々がもとのような日常生活を取り戻すことができず、不自由な暮らしを強いられている。そうした中で、実際の経験を経て、今後に活かせる学びを得よう、知見を共有しようと、今回のイベント実施が決まった。
この体験会イベントは、年初に発生した能登半島地震の直後から、さまざまな支援団体と被災者をつないできた地元情報サイト「のとルネ」を運営する、のとルネ実行委員会が主催して開かれたもの。災害時の食について、知識と経験を共有する目的で実施された。
地震発災から11カ月、また能登豪雨から2カ月が経過したが、現地では今なお多くの人々がもとのような日常生活を取り戻すことができず、不自由な暮らしを強いられている。そうした中で、実際の経験を経て、今後に活かせる学びを得よう、知見を共有しようと、今回のイベント実施が決まった。
炊き出しでの配慮のポイントをまとめた冊子も配布
日本最適化栄養食協会は、年齢や性別、生活習慣など一人ひとり異なるそれぞれの状態に合わせ、主要栄養素がバランス良く適切に調整された食である「最適化栄養食」の調査研究や認証、普及啓発などを進める団体。
協会に登録された栄養設計基準を過不足なく満たす製品と認められたものには、最適化栄養食協会や「最適化栄養食」認証マークの付与を行っている。
協会に登録された栄養設計基準を過不足なく満たす製品と認められたものには、最適化栄養食協会や「最適化栄養食」認証マークの付与を行っている。
最適化栄養食は、対象者が1日に必要とするエネルギー量を該当食で摂取した場合に、主要栄養素がバランス良く、過不足なく摂れるよう調整されたもので、科学的根拠に基づく栄養設計がなされている。協会ではこの食品摂取を通じ、身体的・精神的・社会的に良好な状態といえるウェルビーイングを広く人々が実現していけるようサポートすることを目指しているという。
今回の「災害時の食について考える体験会」では、アレルギー物質をできる限り排除した、誰もが安心して食べやすい「やさしい炊き出し」の調理と試食、被災地での炊き出しとして実施する際の配慮事項をまとめた冊子の配布なども行った。
現地の支援団体からは、発災当時、炭水化物中心で連日同じものを食べ続ける状況が続いたため、栄養バランス面でも優れ、多様なメニューがあるものとなってきた最適化栄養食は、非常時にも有用と考えられるとのコメントが得られている。
日本最適化栄養食協会では、今後も引き続き、食の支援を必要としているさまざまな環境下の人々に、栄養バランスの整った最適化栄養食を提供、健康への寄与を目指して行政や各支援団体との連携に努めていくとした。
(画像はプレスリリースより)
今回の「災害時の食について考える体験会」では、アレルギー物質をできる限り排除した、誰もが安心して食べやすい「やさしい炊き出し」の調理と試食、被災地での炊き出しとして実施する際の配慮事項をまとめた冊子の配布なども行った。
現地の支援団体からは、発災当時、炭水化物中心で連日同じものを食べ続ける状況が続いたため、栄養バランス面でも優れ、多様なメニューがあるものとなってきた最適化栄養食は、非常時にも有用と考えられるとのコメントが得られている。
日本最適化栄養食協会では、今後も引き続き、食の支援を必要としているさまざまな環境下の人々に、栄養バランスの整った最適化栄養食を提供、健康への寄与を目指して行政や各支援団体との連携に努めていくとした。
(画像はプレスリリースより)