令和時代に求められる養護・栄養教諭とは
文部科学省は5月12日、初等中等教育における養護教諭と栄養教諭のあり方について検討する「養護教諭及び栄養教諭の資質能力の向上に関する調査研究協力者会議」の初会合をオンライン会議で開催した。
未来を担う全ての子どもたちの可能性を引き出す、個別最適化された学びと協働的な学びを目指した「令和の日本型学校教育」を推進していく教師としてのあり方に関する議論動向と、現状の現場が直面している学校保健や食育についての課題などを踏まえ、養護教諭と栄養教諭の資質能力向上に向けた検討を行うことを主眼とする会議で、能力向上に寄与する具体的方策を探るほか、関連する指導体制や環境整備などについても検討していくとしている。
座長は広島文化学園大学・短期大学長の坂越正樹氏が務め、初回の今回は会議要綱の確認と委員らの自己紹介が行われたほか、現状の主な論点整理や、現代的健康課題を抱える子どもたちへの養護教諭が行うべき支援、栄養教諭を中核として実践する食育の推進などについて、意見が交わされた。
未来を担う全ての子どもたちの可能性を引き出す、個別最適化された学びと協働的な学びを目指した「令和の日本型学校教育」を推進していく教師としてのあり方に関する議論動向と、現状の現場が直面している学校保健や食育についての課題などを踏まえ、養護教諭と栄養教諭の資質能力向上に向けた検討を行うことを主眼とする会議で、能力向上に寄与する具体的方策を探るほか、関連する指導体制や環境整備などについても検討していくとしている。
座長は広島文化学園大学・短期大学長の坂越正樹氏が務め、初回の今回は会議要綱の確認と委員らの自己紹介が行われたほか、現状の主な論点整理や、現代的健康課題を抱える子どもたちへの養護教諭が行うべき支援、栄養教諭を中核として実践する食育の推進などについて、意見が交わされた。
多忙化・孤立化の問題やICT活用能力なども議論
主要論点としてはまず、学校全体での情報環境の急激な進展を受けた養護教諭、栄養教諭のICT活用能力のあり方とその涵養についてが取り上げられた。
さらに専門知識を有する存在として校内で重要な役割を担うものの、1校に1人のみの配置となるなど個業になる場合も多く、多忙化や孤立化を招きやすい養護・栄養教諭ならではの問題についても検討されている。
後者については、新型コロナへの対応など現下の感染症対策といった観点も踏まえ、オンラインを活用した研修の充実化といった方策への意見などが出された。オンラインでも受動的にならない仕組みづくりなどは、その中での課題として指摘されている。
質と量の担保の必要性や、より「機能する保健室」を重視した教諭の資質と環境の整備・向上も求められた。また養護教諭、栄養教諭、その他スクールカウンセラーや専門スタッフなどが協働する体制を整え、さらに連携を深めて子どもたちの健やかな心身育成を目指していくべきといった意見もあった。
多様化する職務内容やキャリア形成、生涯学習についてなども議論されている。
(画像はPixabayより)
さらに専門知識を有する存在として校内で重要な役割を担うものの、1校に1人のみの配置となるなど個業になる場合も多く、多忙化や孤立化を招きやすい養護・栄養教諭ならではの問題についても検討されている。
後者については、新型コロナへの対応など現下の感染症対策といった観点も踏まえ、オンラインを活用した研修の充実化といった方策への意見などが出された。オンラインでも受動的にならない仕組みづくりなどは、その中での課題として指摘されている。
質と量の担保の必要性や、より「機能する保健室」を重視した教諭の資質と環境の整備・向上も求められた。また養護教諭、栄養教諭、その他スクールカウンセラーや専門スタッフなどが協働する体制を整え、さらに連携を深めて子どもたちの健やかな心身育成を目指していくべきといった意見もあった。
多様化する職務内容やキャリア形成、生涯学習についてなども議論されている。
(画像はPixabayより)