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アレルギー性鼻炎に抹茶が効く?最新研究
2026.03.31
広島大学は23日、同大学原爆放射線医科学研究所 疾患モデル解析研究分野の神沼修教授らの研究グループは、東京大学大学院農学生命科学研究科獣医衛生学研究室の関澤信一准教授、福島県立医科大学癌集学的治療地域支援講座の中嶋正太郎准教授、カトリカ・デ・ラ・サンティシマ・コンセプシオン大学のマリベト ガンボア助教、日本医科大学大学院頭頸部・感覚器科学の後藤穣大学院教授らと共同で、抹茶がアレルギー性鼻炎におけるくしゃみ応答を抑制する可能性を明らかにしたと発表した。
くしゃみ抑制に効果
広島大学は23日、同大学原爆放射線医科学研究所 疾患モデル解析研究分野の神沼修教授らの研究グループは、東京大学大学院農学生命科学研究科獣医衛生学研究室の関澤信一准教授、福島県立医科大学癌集学的治療地域支援講座の中嶋正太郎准教授、カトリカ・デ・ラ・サンティシマ・コンセプシオン大学のマリベト ガンボア助教、日本医科大学大学院頭頸部・感覚器科学の後藤穣大学院教授らと共同で、抹茶がアレルギー性鼻炎におけるくしゃみ応答を抑制する可能性を明らかにしたと発表した。
この研究成果はNature系の国際学術誌「npj Science of Food(Q1)」に掲載されている。
花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎に悩む人は多く、その人数は国民の約5割にものぼるとされる。症状が悪化すると、睡眠障害や集中力低下などの原因となり、労働生産性の低下も引き起こす。
対処法として、抗アレルギー薬などを内服する対症療法や、長い年月をかけて行うアレルゲン免疫療法などの根本的治療のほか、花粉を室内に持ち込まないよう洗濯物を室内干しとしたり、空気清浄機を活用したりするといった身近な対策がある。
これらのほか、身近な対策法ではお茶を活用するものも知られてきた。お茶は健康に良いとされる多くの成分を含んでおり、先行研究では飲用することで鼻炎病態が改善されたとするヒトでの試験結果も報告されている。しかし、お茶がどのようにしてアレルギー鼻炎の症状を改善するのかは明らかにされていなかった。
この研究成果はNature系の国際学術誌「npj Science of Food(Q1)」に掲載されている。
花粉症をはじめとするアレルギー性鼻炎に悩む人は多く、その人数は国民の約5割にものぼるとされる。症状が悪化すると、睡眠障害や集中力低下などの原因となり、労働生産性の低下も引き起こす。
対処法として、抗アレルギー薬などを内服する対症療法や、長い年月をかけて行うアレルゲン免疫療法などの根本的治療のほか、花粉を室内に持ち込まないよう洗濯物を室内干しとしたり、空気清浄機を活用したりするといった身近な対策がある。
これらのほか、身近な対策法ではお茶を活用するものも知られてきた。お茶は健康に良いとされる多くの成分を含んでおり、先行研究では飲用することで鼻炎病態が改善されたとするヒトでの試験結果も報告されている。しかし、お茶がどのようにしてアレルギー鼻炎の症状を改善するのかは明らかにされていなかった。
免疫応答などに変化はないものの反射関連神経に作用
研究チームは、マウスのアレルギー性鼻炎モデルを用い、お茶の成分を最も効率良く摂取できる抹茶を投与することにより、その病態に与える影響を調査した。
すると、感作したマウスに抗原を投与することで誘発されるくしゃみ反応が、抹茶を投与することで抑制されることが確認できた。
すると、感作したマウスに抗原を投与することで誘発されるくしゃみ反応が、抹茶を投与することで抑制されることが確認できた。
アレルギー性鼻炎の発症には、一般にIgE抗体やマスト細胞、T細胞などが関わっているが、マウスモデルの解析では、これらIgE抗体の産生、マスト細胞を介した反応、T細胞反応などはとくに抹茶摂取による影響をほぼ受けていなかった。腸内細菌の分布も大きな変化は見られなかったという。
そこで、脳内のくしゃみ反射関連神経の活動を調べたところ、くしゃみ誘発物質であるHistamineの投与で活性化されたくしゃみ反射関連神経の活動が、抹茶投与により減弱することが判明した。
そこで、脳内のくしゃみ反射関連神経の活動を調べたところ、くしゃみ誘発物質であるHistamineの投与で活性化されたくしゃみ反射関連神経の活動が、抹茶投与により減弱することが判明した。
抹茶を飲用することによって、アレルギー性鼻炎の発症や病態に関わる免疫応答は影響を受けないものの、くしゃみ反射関連神経に作用し、その反応が減弱する可能性が明らかとなった。
研究チームでは、数多いアレルギー性鼻炎の患者における症状改善に寄与する可能性があるとし、今後はさらにヒトが通常摂取する量で十分な効果が得られるかどうかなど、実際の患者におけるデータ集積を進めていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
研究チームでは、数多いアレルギー性鼻炎の患者における症状改善に寄与する可能性があるとし、今後はさらにヒトが通常摂取する量で十分な効果が得られるかどうかなど、実際の患者におけるデータ集積を進めていきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
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