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すり身由来魚肉たんぱく質摂取で集中力・知的作業効率が向上
2026.03.30
鈴廣かまぼこ株式会社(以下、鈴廣かまぼこ)は27日、鈴廣ヒト臨床試験倫理審査委員会の承認を受け、すり身由来魚肉たんぱく質摂取による集中力や知的作業効率への影響を明らかにすることを目的とした試験を実施、その結果を公開した。
鈴廣かまぼこが研究成果を学会で発表
鈴廣かまぼこ株式会社(以下、鈴廣かまぼこ)は27日、鈴廣ヒト臨床試験倫理審査委員会の承認を受け、すり身由来魚肉たんぱく質摂取による集中力や知的作業効率への影響を明らかにすることを目的とした試験を実施、その結果を公開した。同日開催の「日本水産学会春季大会」でも発表している。
魚肉たんぱく質を豊富に含むかまぼこやすり身、魚肉ペプチドは単純な栄養素として消化性必須アミノ酸スコアが高いという優れた栄養特性をもつことをはじめ、さまざまな健康機能性を有したものとして評価されている。
鈴廣かまぼこの魚肉たんぱく研究所では、これまでに魚肉たんぱく質の健康機能に着目し、血圧上昇抑制作用やアスリートのパフォーマンス向上などを示す研究成果を発表してきている。中でも魚肉ペプチドは、抗酸化活性の高いジペプチドを含有し、ヒト臨床試験で疲労効果も認められた。
今回、身体的疲労以外に脳疲労もまた酸化ストレスで引き起こされることが知られているため、この抗酸化活性の高い素材により脳疲労の軽減が可能なのではないか、集中力を高められるといった効果が認められるのではと仮説を立てたという。この仮説のもと、研究チームはランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー比較試験を設計、実施することとした。
魚肉たんぱく質を豊富に含むかまぼこやすり身、魚肉ペプチドは単純な栄養素として消化性必須アミノ酸スコアが高いという優れた栄養特性をもつことをはじめ、さまざまな健康機能性を有したものとして評価されている。
鈴廣かまぼこの魚肉たんぱく研究所では、これまでに魚肉たんぱく質の健康機能に着目し、血圧上昇抑制作用やアスリートのパフォーマンス向上などを示す研究成果を発表してきている。中でも魚肉ペプチドは、抗酸化活性の高いジペプチドを含有し、ヒト臨床試験で疲労効果も認められた。
今回、身体的疲労以外に脳疲労もまた酸化ストレスで引き起こされることが知られているため、この抗酸化活性の高い素材により脳疲労の軽減が可能なのではないか、集中力を高められるといった効果が認められるのではと仮説を立てたという。この仮説のもと、研究チームはランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー比較試験を設計、実施することとした。
脳疲労を軽減しパフォーマンス向上に
研究では、19~29歳(平均24.3歳)の健常な男女19人を対象に、魚たんぱく質源として魚肉ペプチドまたは同カロリーのプラセボ(デキストリン)を経口摂取してもらい、経時的に各指標の変化を比較していった。
主観的体感はVAS(Visual Analog Scale)法で数値化し、知的作業効率については内田クレペリン検査用紙を用いた2つの数字の連続加算による処理数と正答率を指標にしている。
実験の結果、魚肉ペプチドの摂取群で集中力と知的作業効率が有意に向上することが確認された。魚肉ペプチド摂取の60分後において、プラセボ摂取時に比べ有意に主観的な集中力が高まり、疲労感が低減していた。
主観的体感はVAS(Visual Analog Scale)法で数値化し、知的作業効率については内田クレペリン検査用紙を用いた2つの数字の連続加算による処理数と正答率を指標にしている。
実験の結果、魚肉ペプチドの摂取群で集中力と知的作業効率が有意に向上することが確認された。魚肉ペプチド摂取の60分後において、プラセボ摂取時に比べ有意に主観的な集中力が高まり、疲労感が低減していた。
知的作業量は魚肉ペプチド摂取の45分後以降で摂取前値より有意に増加、魚肉ペプチド摂取の45分および105分後の知的作業量と正答率は、プラセボ摂取時より有意に高い値を示したという。
これらの結果から、魚肉ペプチドの摂取により、計算能力をはじめとする知的作業効率が高まることが示唆された。魚肉ペプチド中に含まれる抗酸化活性の高い成分が脳疲労を軽減し、パフォーマンスの維持向上に寄与した可能性が高い。
鈴廣かまぼこでは、今回の研究を通じ、すり身由来魚肉たんぱく質の新たな可能性が示されたとした。魚肉は高たんぱく質低脂質という優れた特徴をもつが、かまぼこやちくわなどの魚肉練り製品の原料となるすり身は、魚肉を水でさらす工程を経ることで、脂質がさらに除去され、水分以外の組成では約95%がたんぱく質と、きわめて高純度なたんぱく質源になる。
よって今回の研究成果は、これまで嗜好品やたんぱく質源として親しまれてきた魚肉練り製品が、さらにQOL向上に寄与する食品として社会実装に適した素材となることを示すものだとし、今後の応用展開もいっそう期待されるとした。
(画像はプレスリリースより)
鈴廣かまぼこでは、今回の研究を通じ、すり身由来魚肉たんぱく質の新たな可能性が示されたとした。魚肉は高たんぱく質低脂質という優れた特徴をもつが、かまぼこやちくわなどの魚肉練り製品の原料となるすり身は、魚肉を水でさらす工程を経ることで、脂質がさらに除去され、水分以外の組成では約95%がたんぱく質と、きわめて高純度なたんぱく質源になる。
よって今回の研究成果は、これまで嗜好品やたんぱく質源として親しまれてきた魚肉練り製品が、さらにQOL向上に寄与する食品として社会実装に適した素材となることを示すものだとし、今後の応用展開もいっそう期待されるとした。
(画像はプレスリリースより)
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