ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニーは2月26日、業界最高水準のカロリー密度を誇る、少量高カロリーカップゼリー「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」シリーズの新フレーバーとして「オレンジ味」を追加すると発表した。3月3日より販売開始となる。

「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」は、噛む力や飲み込む力、誤嚥に不安が生じてきている人、食事量が不足しがちで十分な栄養を摂りづらくなっている人に向く、介護等現場の栄養管理に役立つゼリー状経口栄養補助食品。

「アイソカルゼリー」シリーズでも、史上最高の1gあたり4kcalというカロリー密度を実現した、業界最高水準の少量高カロリータイプである点を最大の特徴とする。

消費者庁が認定する特別用途食品のうち、「えん下困難者用食品」の許可基準IIの表示許可を取得しており、飲み込みに不安のある人や食事中のむせ、誤嚥が気になる人でも無理なく摂取できるよう、嚥下を容易に、誤嚥や窒息を防げるよう硬さなどが調整されている。

なお、日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2021では、嚥下調整食1j相当の物性にあたる。

「アイソカルゼリー もっとハイカロリー」は、1カップ50gと食べきりやすいサイズながら、これひとつで200kcalのエネルギー、たんぱく質4.0g、MCT（中鎖脂肪酸油）6.0gを摂取できる。

MCTは一般的な油よりも素早く分解・吸収され、速やかに消化吸収されてエネルギーになりやすい特色がある。これまでのりんご味、パイナップル味、バナナ味、ピーチヨーグルト味の4つのフレーバーに今回、「オレンジ味」が加わった。

甘く爽やかでジューシー、懐かしさもある親しみやすい味で、バリエーションが増えたことにより、いっそう好みに合わせて摂れるようになると考えられる。

室温保存可能な衛生的カップタイプで賞味期限は製造日より7カ月。喫食目安温度は10～45度。医療機関や介護施設、ネスレヘルスサイエンスオンラインショップからの購入で、医師や歯科医師、管理栄養士、薬剤師、言語聴覚士などの指導のもと、利用することとされている。

（画像はプレスリリースより）