業界ニュース
カシスに含まれる多糖類に免疫賦活作用
2026.06.01
琉球大学は5月22日、弘前大学グローバルWell-being総合研究所の前多隼人教授、琉球大学農学部亜熱帯生物資源科学科小西照子教授、株式会社YoKa食品科学研究所、キリンホールディングス株式会社の飲料未来研究所の共同研究グループが、カシスに含まれる多糖類に免疫賦活作用があることを示したと発表した。
免疫力を高め菌やウイルスへの抵抗力をアップ
琉球大学は5月22日、弘前大学グローバルWell-being総合研究所の前多隼人教授、琉球大学農学部亜熱帯生物資源科学科小西照子教授、株式会社YoKa食品科学研究所、キリンホールディングス株式会社の飲料未来研究所の共同研究グループが、カシスに含まれる多糖類に免疫賦活作用があることを示したと発表した。
免疫賦活作用とは、免疫力を高め、菌やウイルスへの抵抗力を高める作用のことだ。この研究の成果は学術雑誌「Food Science and Technology Research」に掲載されている。
カシスはアントシアニンを含み、抗酸化作用やフィトエストロゲン作用などの機能性を持つことが知られている。加えてカシスに含まれる多糖類には、抗腫瘍活性や抗アレルギー作用があることも報告されているという。
とくに抗アレルギー作用に関しては、アトピー性皮膚炎の症状を軽減したり、ヒト試験において花粉症に伴う鼻粘膜の炎症を緩和したりする作用があることなどが判明しており、免疫調節作用の報告が多く寄せられるようになってきている。
しかし、どのような種類の多糖類が活性に寄与しているかは未解明で、分かっていないことも多かったという。
免疫賦活作用とは、免疫力を高め、菌やウイルスへの抵抗力を高める作用のことだ。この研究の成果は学術雑誌「Food Science and Technology Research」に掲載されている。
カシスはアントシアニンを含み、抗酸化作用やフィトエストロゲン作用などの機能性を持つことが知られている。加えてカシスに含まれる多糖類には、抗腫瘍活性や抗アレルギー作用があることも報告されているという。
とくに抗アレルギー作用に関しては、アトピー性皮膚炎の症状を軽減したり、ヒト試験において花粉症に伴う鼻粘膜の炎症を緩和したりする作用があることなどが判明しており、免疫調節作用の報告が多く寄せられるようになってきている。
しかし、どのような種類の多糖類が活性に寄与しているかは未解明で、分かっていないことも多かったという。
特定の多糖類構造が作用することを発見
研究グループでは、まずマウス由来のマクロファージ様細胞に、カシス果汁から生成した多糖類を添加した。すると免疫賦活作用を有することが確認できた。
そこでこの多糖類を酵素処理により低分子化し、さまざまな分子量の多糖類を調整、さらにその多糖類を分画してマウス由来のマクロファージ様細胞に添加した。
そして活性指標となる一酸化窒素や、インターロイキン6などの分泌量を測定したところ、高い免疫賦活作用を示す画分を明らかにすることができた。
さらに該当する画分の糖組成を分析することで、分子量が約5,000のラムノガラクツロナン-I、キシロガラクツロナンがそれであると推定できたという。
この研究により、これまで未解明だった免疫賦活作用を示すカシスの多糖類構造が明らかとなった。研究グループでは今後の展開として、カシスからの効率的抽出方法確立や、機能性食品原料としての実用化が期待できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
そこでこの多糖類を酵素処理により低分子化し、さまざまな分子量の多糖類を調整、さらにその多糖類を分画してマウス由来のマクロファージ様細胞に添加した。
そして活性指標となる一酸化窒素や、インターロイキン6などの分泌量を測定したところ、高い免疫賦活作用を示す画分を明らかにすることができた。
さらに該当する画分の糖組成を分析することで、分子量が約5,000のラムノガラクツロナン-I、キシロガラクツロナンがそれであると推定できたという。
この研究により、これまで未解明だった免疫賦活作用を示すカシスの多糖類構造が明らかとなった。研究グループでは今後の展開として、カシスからの効率的抽出方法確立や、機能性食品原料としての実用化が期待できるとしている。
(画像はプレスリリースより)
参考文献・サイト
この記事をシェアする
