大和製罐株式会社（以下、大和製罐）は19日、2014年にリリースした同社の介護食品ブランド「エバースマイル」が10周年を迎えたことを機に、ブランドサイトのリニューアルを行ったと発表した。8月22日より公開を開始しているという。

「エバースマイル」は、大和製罐が展開する、見た目の彩りと素材そのものの風味にこだわった、美味しさや食べる楽しみを諦めない介護食品シリーズ。舌でつぶせるやわらかさのムース食やとろみ飲料の各商品があり、保存の簡便さや朝食・昼食・夕食のそれぞれに適したメニューをすぐに準備できる手軽さなどから、介護者や施設事業者らの負担を軽減できる点でも評価されている。

新たなブランドサイトでは、これまで以上に、高齢者やその家族、支える人々に寄り添ったサイトとなるよう、情報コンテンツなどを充実化させた。

最大のポイントは、「高齢者の食事に関するお役立ち情報」の定期配信を開始した点にある。ありがちな悩みや、介護食が必要になった時に知っておきたいポイントなどをまとめたコンテンツで、知りたいことをすぐにチェックできる情報発信源として機能するようにしていくという。

「高齢者の食事の悩み」では、食事量の減少や偏りによる低栄養など、高齢者の多くが抱える食悩みについて、さまざまな角度から取り上げる。また、「介護食が必要になったら」のテーマでは、家族が要介護状態になった際、知っておきたい基本ポイント、食事で生じやすい困りごとの解決方法などが発信される。

初回配信では、「食べるたびにむせるときは」というテーマで、むせと誤嚥の関係など気になる情報をまとめた。食べる機能の現状チェックや、機能低下時のリスク、むせないための工夫などが紹介されている。

今後も、むせや水分補給と熱中症予防について、介護食の基礎知識についてなど、基本的な情報から随時届けていく方針とした。

「VOICE」コーナーでは、「推薦者の声」や「利用者の声」として購入時に寄せられた口コミなどを紹介、さらに随時「病院・介護施設の採用事例」も公開していく。今後は一般向けと介護従事者向けのそれぞれについて、LINE公式アカウントの開設も行う予定といい、これら窓口から最新情報をチェックできるようになる。

ブランドサイト内に設けられた、公式通販本店の利便性も向上した。ブランドサイトから購入へとスムーズに遷移できるほか、初めての利用者などが求める商品へ速やかにたどり着けるよう検索機能も強化している。

サイトリニューアルに伴い、高齢者が閲覧することや、スマホでアクセスすることなどを想定したデザインへと変更、視認性や操作性といったアクセシビリティの向上、構成の改善も図った。

「エバースマイル」商品は、病院・介護施設で採用されるほか、これら機関から在宅患者への退院指導・栄養指導で紹介される事例も多いものであるため、病院・介護施設向け専用口もサイト内に設けている。

こちらからは、会員登録を行った介護従事者らが使えるサンプル請求や問い合わせ、要望対応の受け付けなどが可能となっている。

（画像はプレスリリースより）