高校生の食事と学力、保護者や教師に意識調査を実施
株式会社PECOFREEは4日、高校教師と高校生の子どもがいる保護者を対象とする「高校生の食生活と学力の関係」に関する調査を実施し、その結果をとりまとめて公開した。
期間は2025年2月21日~2月26日、調査リリース事業を展開するPRIZMAに委託したインターネット調査として行い、高校教師505人、高校生の子どもがいる保護者506人から有効回答を得ている。
期間は2025年2月21日~2月26日、調査リリース事業を展開するPRIZMAに委託したインターネット調査として行い、高校教師505人、高校生の子どもがいる保護者506人から有効回答を得ている。

まず、高校生の食習慣について、高校教師に尋ねた。1日3食バランスよく食事をとることが重要だと思うかどうか尋ねると、「非常に重要」が49.9%、「ある程度重要」が39.6%で、約9割の教師が重要と考えていた。
生徒の食生活が気になったことがあるかどうかという問いでは、「いつも気になっている」が30.5%、「ときどき気になることがある」が最多の47.2%だった。8割弱の教師は気になることがあるという結果になっている。「あまり気にしたことがない」は16.8%、「全く気にしたことがない」は5.5%にとどまった。
生徒の食生活が気になったことがあるかどうかという問いでは、「いつも気になっている」が30.5%、「ときどき気になることがある」が最多の47.2%だった。8割弱の教師は気になることがあるという結果になっている。「あまり気にしたことがない」は16.8%、「全く気にしたことがない」は5.5%にとどまった。

続いて保護者に、実際の子どもが1日3食しっかり食事をとっているか尋ねると、「毎日とっている」が67.6%で最多回答になったが、「ときどきとらないことがある」も21.1%にみられ、「ほとんどとっていない」は7.5%、「全くとっていない」が1.6%、「把握できていない」という回答も2.2%にあった。
食生活の乱れや何らかの事情により、3食の摂取が確保できていない高校生も少なくないと分かる。
3食の食事をとらない理由を複数回答可で尋ねると、「食欲がないから」が41.3%で最も多く、2位は「時間がないから」の34.8%、3位に「朝食を食べるとお腹が気持ち悪くなるから」の23.9%となった。
以下、4位に「家庭内で朝食を食べる習慣がないから」の21.7%、5位「子ども自身が学校や塾の準備で忙しいから」の8.7%などと続いている。
食生活の乱れや何らかの事情により、3食の摂取が確保できていない高校生も少なくないと分かる。
3食の食事をとらない理由を複数回答可で尋ねると、「食欲がないから」が41.3%で最も多く、2位は「時間がないから」の34.8%、3位に「朝食を食べるとお腹が気持ち悪くなるから」の23.9%となった。
以下、4位に「家庭内で朝食を食べる習慣がないから」の21.7%、5位「子ども自身が学校や塾の準備で忙しいから」の8.7%などと続いている。

食生活が学力に影響すると思うかどうか、高校教師と保護者のそれぞれに尋ねたところ、高校教師では「非常に影響すると思う」が41.0%、「ある程度影響すると思う」が41.8%にのぼった。合計すると82.8%、8割超が影響すると考えている。
保護者の場合では、「非常に影響すると思う」は39.9%、「ある程度影響すると思う」が51.4%で過半になり、2つの合計では90.3%と9割超が影響すると感じていた。
「全く影響しないと思う」は教師で3.0%、保護者で1.4%といずれもごく低く、高校生の周囲の大人は、その多くが食事の質が学力に影響することを実感していると分かった。
保護者の場合では、「非常に影響すると思う」は39.9%、「ある程度影響すると思う」が51.4%で過半になり、2つの合計では90.3%と9割超が影響すると感じていた。
「全く影響しないと思う」は教師で3.0%、保護者で1.4%といずれもごく低く、高校生の周囲の大人は、その多くが食事の質が学力に影響することを実感していると分かった。

家庭との連携強化や専門食育の必要性
健康のみならず学習効果向上のためにも、適切な食習慣の確立が求められていると判明したが、改善指導にはどういったことが必要と考えられているのか、高校教師に尋ねると、「保護者との連携の強化」がトップで50.5%、次いで「専門家による講義の実施」の44.8%となった。3位には「授業カリキュラムで食育の導入」が38.4%でランクインしている。以下「農作業体験や料理教室などの体験型学習」という声も17.4%にあった。
家庭との連携強化がまず意識されているが、管理栄養士など専門家による講義の実施や食育展開といった指導面のニーズも高い。
保護者には、平日の子どもの昼食にかかる悩みを尋ねたところ、「毎日お弁当を作るのが大変」が39.7%でトップとなり、次いで「栄養バランスがとれているか心配」が36.0%でランクインした。3位には「特に悩みはない」という回答が22.9%で入ったが、僅差の4位には「費用がかさむ」が22.3%で挙がっている。
昼食の準備負担や栄養面の不安を感じている保護者も多く、適切な食生活の確立を支援していくには、教師も感じているように学校と家庭の密な連携による支援体制が重要とみられた。
家庭との連携強化がまず意識されているが、管理栄養士など専門家による講義の実施や食育展開といった指導面のニーズも高い。
保護者には、平日の子どもの昼食にかかる悩みを尋ねたところ、「毎日お弁当を作るのが大変」が39.7%でトップとなり、次いで「栄養バランスがとれているか心配」が36.0%でランクインした。3位には「特に悩みはない」という回答が22.9%で入ったが、僅差の4位には「費用がかさむ」が22.3%で挙がっている。
昼食の準備負担や栄養面の不安を感じている保護者も多く、適切な食生活の確立を支援していくには、教師も感じているように学校と家庭の密な連携による支援体制が重要とみられた。

そこで生徒の食生活改善のため、学校としてできると思う取り組みにはどのようなものがあるか、教師に回答してもらうと、1位は「学生食堂の充実」の41.0%、2位が「栄養バランスを考慮した食事サービスの導入」の38.4%となった。3位には「生徒への食育講座の実施」が32.5%で入り、4位は「保護者向けの食育セミナーの実施」の29.1%となった。5位には「朝食を提供するための仕組みづくり」が23.4%で入っている。
平日の昼食に関し、どういったサービスがあるとよいか保護者に尋ねると、「学校で昼食を提供する仕組み」が58.1%で最も多く、2位は「栄養バランスを考えたお弁当配達サービス」の32.0%、3位に「忙しい朝でも簡単に準備できる昼食セット」の20.6%となった。
教師・保護者とも、学校において何かしらの対策をとり、高校生の食生活をより健全に、適切なかたちで整え、支援していくことが有益であり、必要と考えていることがうかがわれる。
(画像はプレスリリースより)
平日の昼食に関し、どういったサービスがあるとよいか保護者に尋ねると、「学校で昼食を提供する仕組み」が58.1%で最も多く、2位は「栄養バランスを考えたお弁当配達サービス」の32.0%、3位に「忙しい朝でも簡単に準備できる昼食セット」の20.6%となった。
教師・保護者とも、学校において何かしらの対策をとり、高校生の食生活をより健全に、適切なかたちで整え、支援していくことが有益であり、必要と考えていることがうかがわれる。
(画像はプレスリリースより)