株式会社ベネッセスタイルケアグループのグループ会社である株式会社ベネッセパレット（以下、ベネッセパレット）は12月2日、介護食事業のブランドメッセージとして新たに『食べるは、ちから。』を制定、素材本来の味・彩り・香りを活かした「こだわりの五ツ星製法」で提供するベネッセパレットの介護食「パレットデリ」のWebサイトをリリースしたことを発表した。

ベネッセパレットは2013年の設立以来、年齢を重ね噛む力や飲み込む力が弱くなった人でも食事を楽しめるよう、食べやすさと美味しさにこだわった食事提供を進めてきた。

近年、介護業界における人手不足は深刻で、日本の介護人材は2026年度には約25万人、2040年度には約57万人不足すると予測されている。ベネッセパレットでは、10年以上にわたりベネッセスタイルケアの介護施設へ介護食を提供し、年間約390万食の販売を行ってきた。

そうして蓄積された知見をもとに、人手不足が深刻な福祉・医療事業者に向け、完全調理済みの介護食を提供し、社会課題の解決に取り組んでいる。

新規に制定したブランドメッセージ『食べるは、ちから。』とステートメントは、現場から寄せられる、利用者の食事満足度を上げたい、介護食の栄養価を底上げしたいといった声に向き合いながら、介護食の開発・製造・提供を進めるベネッセパレットの想いを表現したものという。

今回の制定を機に、実際に喫食してもらう高齢者はもちろん、調理現場職員や介助職員らの「ちから」になり、すべての人が美味しく食べることを通じて、元気になれる社会の実現を目指していくとしている。

あわせてリリースしたベネッセパレットの介護食「パレットデリ」サイトでは、「少量高栄養」、「嚥下機能に応じた食形態」、「衛生面強化と省人化」の3つのバリューを訴求。この「パレットデリ」の導入により、現場の負担軽減や体重維持などにつながった実際の好事例・改善事例も紹介している。

「パレットデリ」では、「こだわりの五ツ星製法」を掲げ、高品質で美味しい介護食を提供している。手作りの心を込め、手間と時間をかけて味わいや美味しさを追求しているほか、食材比率約7割と高い水準を維持し最小限の加水量として食材本来の栄養を無駄なく丸ごと摂取できるようにした。

包装した袋ごと加熱殺菌、急速冷凍しており、安全で衛生的な美味しさを簡単に提供できる。自然な彩りを活かし、香りにもこだわって仕立てられた。繊維質のものにいたっても、高性能ミキサーで粉砕、無理なく食せるものとして多彩な食材を高い加工力で活かしている。

（画像はプレスリリースより）