食事や運動、体重管理を行うヘルスケアアプリ「カロミル」を提供するライフログテクノロジー株式会社（以下、ライフログテクノロジー）は22日、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社（以下、ヘルスケアテクノロジーズ）の「HELPO遠隔特定保健指導サービス」内のサポート管理アプリにおいて、「カロミルWebView」が導入されたことを明らかにした。

「HELPO遠隔特定保健指導サービス」で、日々の食事の記録や可視化も簡単に行えるものとなり、生活習慣改善や行動変容をよりスムーズに促し、実現していけるようになると見込まれている。

近年、企業や健康保険組合において、従業員の健康維持・増進、健康経営推進のため、特定保健指導の実施が求められており、その実施率や継続率の向上をいかに実現していくかが課題となっている。

2024年からスタートした第4期特定保健指導では、アウトカム評価も導入されたため、より成果につながる指導の実施が求められるようになったことも新たな潮流としてある。

ヘルスケアテクノロジーズの「HELPO（ヘルポ）」は、24時間365日対応可能な専門家へのチャットによる健康医療相談や、スマホ1つで予約から受診・決済まで完了させられるオンライン診療機能、医薬品などの購入が行えるECモールなど、心身の健康悩みに寄り添う総合的なヘルスケアアプリとして知られる。

ステークホルダーの課題によってその活用方法は異なり、企業の健康経営支援や健康保険組合の重症化予防支援などにも活用されるなど、幅広い利用が進んでいる点も特徴だ。

今回、ライフログテクノロジーの「カロミルWebView」機能が、この「HELPO遠隔特定保健指導サービス」内サポート管理アプリとして追加されたことにより、指導対象となっているユーザーは「HELPO」アプリ上で簡単に日々の食事記録が行えるようになった。

管理栄養士や保健師など、特定保健指導の指導者側は、対象者の食生活をリアルに可視化した状態で確認可能となり、より効率的で一歩踏み込んだ成果につながる指導と改善・継続支援を行いやすくなる。

「カロミルWebView」の導入により、「HELPO」では手軽な食生活の可視化・管理が叶うようになる。

ユーザーは面倒な入力は必要なく、食事の画像を撮影しさえすれば、搭載したAIが内容を把握、カロリーや栄養素の自動解析まで実行してくれる。分析した食事内容について、摂取カロリーや栄養バランスをグラフ表示する仕組みもあり、目で見ることにより、自身でも改善意識を高く保ちやすくなる。

指導側の管理栄養士らは、記録された食事データにより、リアルな食生活の実態が把握できるため、これまでよりも踏み込んだ実践的アドバイスをスムーズに行えるようになる。栄養素分析の手間もなく、業務負荷も軽減されることが見込まれている。

まずは特定保健指導対象者に向けた機能提供となるが、今後は企業の健康経営・従業員向け健康サポートや、健康保険組合向けの生活習慣病予防施策などの領域にも拡充させることを視野に入れているといい、「HELPO」と「カロミル」がシームレスにつながったかたちでの幅広い健康サポートが実現されていくと考えられる。

「カロミルWebView」食事管理機能は、500万ユーザーを超える「カロミル」のUI・UXを踏襲した使いやすいもので、食材や調理法、栄養素を網羅した画像解析の精度の高さ、一般料理から市販品、中食、外食まで広くカバーするAI栄養素推定（対応メニュー数19万件以上）の力を誇る機能。

開発工数も最小限で短期間導入が可能、メンテナンスの手間も抑えられた法人向けSaaS型プロダクトとして提供が進んできており、昨今はヘルスケア・メディカル・フィットネスの多分野で導入が広がってきている。

（画像はプレスリリースより）