2024年度診療報酬改定は全般にメリハリのきいた評価となった。なかでも、入院医療では「10対1新病棟」の創設と、7対1病床の施設基準の厳格化が象徴的だ。今後も増加する高齢救急患者にも対応すべく病床機能の分化・連携が推進されている。
◆新病棟は入棟日B3点以上が5割以上
入院医療における評価の目玉は「地域包括医療病棟入院料」の創設だ。地域において高齢者の救急患者などを受け入れる体制を整え、リハビリテーション、栄養管理、入退院支援、在宅復帰などの機能を包括的に担う病棟として位置付けた。90日を限度に3,050点/日が算定でき、91日目以降は地域一般入院料3を算定する。
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