プレコンセプションケア関連で栄養問題など議論
バイエル薬品株式会社(以下、バイエル薬品)のプレナタルサプリメントブランド「エレビット」は2025年10月12日、沖縄県那覇市で開催された第28回日本IVF学会・学術集会においてシンポジウムを共催した。9日、バイエル ホールディング株式会社より、同日の模様が発表されている。
今回のテーマは「境界と選択」で、日本の生殖補助医療の未来について、さまざまな講演やシンポジウムが開催され、その中では女性への健康支援として、栄養問題についても多く取り上げられた。
今回のテーマは「境界と選択」で、日本の生殖補助医療の未来について、さまざまな講演やシンポジウムが開催され、その中では女性への健康支援として、栄養問題についても多く取り上げられた。
共催のランチョンセミナーにおける第1講演では、国立成育医療研究センター女性総合診療センター女性内科の診療部長である荒田尚子氏が登壇し、「日本に必要なプレコンセプションケアは?」をテーマとする講演を行った。
この中では若年層の女性における栄養問題の深刻さが指摘され、キャリア形成や晩婚化、生殖医療技術の向上により、妊娠リスクの高い女性も増えているとされた。こうした女性らへの支援体制の充実と、予防可能な先天異常への対策が喫緊への課題として挙げられ、教育・栄養・医療・社会支援を包括的に整備し、生涯を通じた女性の健康支援を推し進めていかねばならないことが強調された。
この中では若年層の女性における栄養問題の深刻さが指摘され、キャリア形成や晩婚化、生殖医療技術の向上により、妊娠リスクの高い女性も増えているとされた。こうした女性らへの支援体制の充実と、予防可能な先天異常への対策が喫緊への課題として挙げられ、教育・栄養・医療・社会支援を包括的に整備し、生涯を通じた女性の健康支援を推し進めていかねばならないことが強調された。
生活習慣からプレコンセプションケアを考える
第2講演では、東京大学大学院医学系研究科産婦人科学の原田美由紀教授がスピーカーとなり、「生活習慣が卵巣機能に与える影響からプレコンセプションケアを考える」と題した講演を行った。
同氏によると、健康状態と生活習慣の適切なコントロールが良好な卵巣機能の維持につながり、同機能や生殖予後の改善につながる可能性があるという。また肥満や終末糖化産物が卵巣機能に影響することも研究から明らかになってきており、適切な体重の維持とバランスのとれた食事摂取、十分な睡眠、喫煙回避などがプレコンセプションケアにおいて重要とされた。
第3講演では、古賀文敏ウイメンズクリニック院長の古賀文敏氏が登壇、「プレコンセプションケアの臨床応用 栄養アプローチとしての葉酸」と題して講演を行った。
昨今の若年女性において深刻化している「やせ」の問題が取り上げられ、栄養状態の改善がプレコンセプションケアとして重要であることが解説された。
日本人女性では、葉酸代謝に関わる酵素の遺伝子に多型が約6割みられ、この遺伝子変異のある女性では、葉酸の生体利用率が低下、ホモシステイン値が上昇する可能性があるという。ホモシステインは生殖、妊娠転帰に影響を及ぼすとされるため、この遺伝子多型を考慮し、1日あたり400~800マイクログラムの葉酸摂取に加え、葉酸代謝に関連する栄養素を含むマルチビタミンを積極的に摂っていくことが有効と考えられるとされた。
バイエル薬品の「エレビット」ブランドでは、今後も妊活時・妊娠期を通じた栄養摂取の重要性に関し、多様な活動で継続した情報発信を行っていくとしている。
(画像はプレスリリースより)
同氏によると、健康状態と生活習慣の適切なコントロールが良好な卵巣機能の維持につながり、同機能や生殖予後の改善につながる可能性があるという。また肥満や終末糖化産物が卵巣機能に影響することも研究から明らかになってきており、適切な体重の維持とバランスのとれた食事摂取、十分な睡眠、喫煙回避などがプレコンセプションケアにおいて重要とされた。
第3講演では、古賀文敏ウイメンズクリニック院長の古賀文敏氏が登壇、「プレコンセプションケアの臨床応用 栄養アプローチとしての葉酸」と題して講演を行った。
昨今の若年女性において深刻化している「やせ」の問題が取り上げられ、栄養状態の改善がプレコンセプションケアとして重要であることが解説された。
日本人女性では、葉酸代謝に関わる酵素の遺伝子に多型が約6割みられ、この遺伝子変異のある女性では、葉酸の生体利用率が低下、ホモシステイン値が上昇する可能性があるという。ホモシステインは生殖、妊娠転帰に影響を及ぼすとされるため、この遺伝子多型を考慮し、1日あたり400~800マイクログラムの葉酸摂取に加え、葉酸代謝に関連する栄養素を含むマルチビタミンを積極的に摂っていくことが有効と考えられるとされた。
バイエル薬品の「エレビット」ブランドでは、今後も妊活時・妊娠期を通じた栄養摂取の重要性に関し、多様な活動で継続した情報発信を行っていくとしている。
(画像はプレスリリースより)
