管理栄養士監修の高齢者施設向け商品開発・調理済み冷凍食材の提供を行うグローバルキッチン株式会社（以下、グローバルキッチン）は9日、同社が運営するグローバルキッチン認定栄養ケアステーションが東京都江戸川区のデイサービス施設において、「バランスのよい食事～必要な栄養素の摂り方」をテーマとする栄養セミナーを開催したことを発表した。

このセミナーは去る8月27日に実施されたもので、20人以上の参加者が集まったという。高齢者の健康維持やフレイル予防を目的に、食から考えてもらおうという取り組みで、栄養素の基本から食材選び、調理の工夫など、実生活にすぐ役立つ情報が提供された。

高齢期において「食べる力」を維持すること、食べる楽しみを継続可能にすることは、健康寿命の延伸に直結する。とくにフレイル（虚弱）や低栄養の予防には、日々の食事の質と量を見直し、適正化することが欠かせない。

しかし実際に何をどれだけ食べればよいのか、どんな食材が役に立ち、積極的に摂取するとよいのかといった情報を正しく得ることはなかなかに難しく、専門的すぎて理解しづらかったり、実生活に落とし込みにくかったりするケースも多い。

そこでグローバルキッチンでは、今回のセミナーにおいて、栄養素の基本を誰にでも理解できるよう、分かりやすく解説するとともに、身近な食材を用いた調理の工夫や、包丁を使わず手軽に作れるレシピの紹介などを行い、すぐに使える知識として届けた。

参加者には、自身の食生活を振り返り、改善のヒントを得てもらえるよう、質問やクイズも交えながら実践的に学んでもらったという。

デイサービス利用者の参加者や施設スタッフにおいては、具体的な食品例が挙げられていてすぐに実践できそうと感じられた点や、バランスのよい食事がどのような組み合わせなのか理解を深められた点などが好評で、紹介されたレシピに倣い自宅でも作ってみたいといった声も寄せられたと報告されている。

バランスのよい食生活が心と身体の健康につながることや、ただ栄養を摂取するのではなく食べることを楽しむことの大切さも強調し、伝える機会になったという。

グローバルキッチン認定栄養ケアステーションでは、今後も栄養や健康に関する情報発信と、現場での実践・連携を重視し、地域に根ざした栄養支援活動を広げていきたいとしている。

（画像はプレスリリースより）