食中毒
学校の部員用食堂でウエルシュ菌食中毒
2026.06.17
新潟県は15日、同県長岡市の帝京長岡高等学校において、集団食中毒事例が発生したと発表した。
帝京長岡高校の運動部員用食堂で発生
新潟県は15日、同県長岡市の帝京長岡高等学校において、集団食中毒事例が発生したと発表した。ウエルシュ菌による食中毒と見られている。
新潟県の発表によると、6月12日の10時30分頃、帝京長岡高等学校から管轄の長岡保健所に対し、「運動部の生徒複数人が早朝から下痢、腹痛、吐き気などの症状を呈しており、食中毒が疑われる」との連絡があったという。
長岡保健所が詳細調査を行った結果、帝京長岡高校の運動部員専用の食堂で調理された食事を摂取した部員やコーチ137人のうち、調査を行うことができた50人が、11日の18時30分頃から下痢、腹痛などの症状を呈し、3人が医療機関を受診していたことが判明した。
また検査により、患者50人中8人の便から食中毒菌であるウエルシュ菌が検出された。
新潟県の発表によると、6月12日の10時30分頃、帝京長岡高等学校から管轄の長岡保健所に対し、「運動部の生徒複数人が早朝から下痢、腹痛、吐き気などの症状を呈しており、食中毒が疑われる」との連絡があったという。
長岡保健所が詳細調査を行った結果、帝京長岡高校の運動部員専用の食堂で調理された食事を摂取した部員やコーチ137人のうち、調査を行うことができた50人が、11日の18時30分頃から下痢、腹痛などの症状を呈し、3人が医療機関を受診していたことが判明した。
また検査により、患者50人中8人の便から食中毒菌であるウエルシュ菌が検出された。
患者らは全員快方に
長岡保健所では、50人の患者全員に共通する食事が、この運動部員用食堂で調理された食事に限られること、患者便からウエルシュ菌が検出されたこと、患者にみられる症状がウエルシュ菌によるものと一致すること、医師から食中毒の届出が出されたことなどを受け、この施設で調理された食事を原因とする食中毒と断定した。
患者となった10代の男性50人のうち、3人は医療機関で治療を受けたが、入院した者はなく、全員が快方に向かっているという。
原因食材は不明だが、食堂で6月11日に調理提供された食事と考えられている。保健所ではこの食堂施設に対し、6月15日から16日まで2日間の業務停止処分としたほか、調理施設の清掃、設備及び器具の洗浄消毒の指示、調理従事者に対する衛生教育の実施指示を行った。なお、同校部員用食堂では、6月13日から14日までの2日間、調理業務を自粛している。
ウエルシュ菌は人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布している嫌気性菌。食品ではとくに食肉などの汚染ケースが多い。熱に強い芽胞を作る特徴があり、100度といった高温下でも死滅せずに生き残る。
そのため食品を大釜などで大量に加熱調理すると、他の細菌が死滅してもウエルシュ菌の耐熱性芽胞は残ることとなる。また、食品中心部は酸素のない状態となり、嫌気性菌のウエルシュ菌にとって好ましい状況になるため、食品温度が発育に適した温度まで低下すると発芽、急速に増殖を始める。
大量に増殖したウエルシュ菌が食べ物とともに胃を通過し、小腸内で増殖して菌が芽胞型に移行する際、エンテロトキシンと呼ばれる毒素が産生され、その作用で食中毒症状が発生する。
多くの場合、6~18時間の潜伏時間ののち、腹部膨満感や腹痛、下痢などが現れる。肉類や魚介類、野菜類、これらを用いた煮物や大量調理食品が原因となりやすい。
予防には、前日調理は避け、調理後は速やかに食べるようにすること、煮物などを加熱調理後に冷却する場合は、小分けするなどして速やかに20度以下まで下げるようにすること、食品を保存する場合は10度以下または65度以上に保つようにすることなどが有効とされる。
(画像はPixabayより)
患者となった10代の男性50人のうち、3人は医療機関で治療を受けたが、入院した者はなく、全員が快方に向かっているという。
原因食材は不明だが、食堂で6月11日に調理提供された食事と考えられている。保健所ではこの食堂施設に対し、6月15日から16日まで2日間の業務停止処分としたほか、調理施設の清掃、設備及び器具の洗浄消毒の指示、調理従事者に対する衛生教育の実施指示を行った。なお、同校部員用食堂では、6月13日から14日までの2日間、調理業務を自粛している。
ウエルシュ菌は人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布している嫌気性菌。食品ではとくに食肉などの汚染ケースが多い。熱に強い芽胞を作る特徴があり、100度といった高温下でも死滅せずに生き残る。
そのため食品を大釜などで大量に加熱調理すると、他の細菌が死滅してもウエルシュ菌の耐熱性芽胞は残ることとなる。また、食品中心部は酸素のない状態となり、嫌気性菌のウエルシュ菌にとって好ましい状況になるため、食品温度が発育に適した温度まで低下すると発芽、急速に増殖を始める。
大量に増殖したウエルシュ菌が食べ物とともに胃を通過し、小腸内で増殖して菌が芽胞型に移行する際、エンテロトキシンと呼ばれる毒素が産生され、その作用で食中毒症状が発生する。
多くの場合、6~18時間の潜伏時間ののち、腹部膨満感や腹痛、下痢などが現れる。肉類や魚介類、野菜類、これらを用いた煮物や大量調理食品が原因となりやすい。
予防には、前日調理は避け、調理後は速やかに食べるようにすること、煮物などを加熱調理後に冷却する場合は、小分けするなどして速やかに20度以下まで下げるようにすること、食品を保存する場合は10度以下または65度以上に保つようにすることなどが有効とされる。
(画像はPixabayより)
参考文献・サイト
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