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腸内細菌叢の乱れが食品添加物による炎症を増強
2026.07.23
東京農業大学は17日、日本医科大学大学院微生物学・免疫学の若林あや子講師、森田林平大学院教授、東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科の岩槻健教授らの研究グループが、アルミニウム含有食品添加物であるアルミニウムアンモニウム硫酸塩(AAS・アンモニウムミョウバン)が、腸内細菌叢の乱れた状態で腸上皮細胞死を増強し、腸管への好酸球浸潤を促進することを明らかにしたと発表した。
アルミニウム含有食品添加物で確認
東京農業大学は17日、日本医科大学大学院微生物学・免疫学の若林あや子講師、森田林平大学院教授、東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科の岩槻健教授らの研究グループが、アルミニウム含有食品添加物であるアルミニウムアンモニウム硫酸塩(AAS・アンモニウムミョウバン)が、腸内細菌叢の乱れた状態で腸上皮細胞死を増強し、腸管への好酸球浸潤を促進することを明らかにしたと発表した。
食品添加物の通常摂取がただちに疾患を引き起こすといった問題を指摘するものではないが、腸内細菌叢の乱れを背景とした疾患発症機構を理解する上で重要な知見を含むものといえる。この研究成果は、7月1日付で「Cell Death Discovery」にオンライン掲載された。
腸内細菌叢の乱れは、腸のバリア機能や免疫応答に影響し、食物アレルギーや好酸球性消化管疾患などの発症と深く関わると見られている。しかし、そうした状態で食品添加物などの外来因子がどういった影響を与えるのかについては、未解明な点が多かった。
そこで研究グループでは、アルミニウム含有食品添加物であるAASに着目し、腸内細菌叢が乱れた状態でどういった反応が生じるかを調べた。
食品添加物の通常摂取がただちに疾患を引き起こすといった問題を指摘するものではないが、腸内細菌叢の乱れを背景とした疾患発症機構を理解する上で重要な知見を含むものといえる。この研究成果は、7月1日付で「Cell Death Discovery」にオンライン掲載された。
腸内細菌叢の乱れは、腸のバリア機能や免疫応答に影響し、食物アレルギーや好酸球性消化管疾患などの発症と深く関わると見られている。しかし、そうした状態で食品添加物などの外来因子がどういった影響を与えるのかについては、未解明な点が多かった。
そこで研究グループでは、アルミニウム含有食品添加物であるAASに着目し、腸内細菌叢が乱れた状態でどういった反応が生じるかを調べた。
疾患の予防や治療法開発にも期待
研究グループは、抗菌薬により腸内細菌叢を撹乱したマウスモデルを作製、培養腸上皮細胞とあわせて用い、AASが腸上皮や腸管免疫に及ぼす影響を解析した。
するとAASは腸上皮細胞死を誘導し、この反応は腸内細菌叢が乱れた状態の場合に増強されることが判明した。また、腸管への好酸球浸潤も促進され、腸上皮障害と好酸球性炎症が関連して生じる可能性が示された。
培養腸上皮細胞では、AASにより炎症性細胞死に関わる分子が活性化していた。さらに低用量ヘパリンはAASによる腸上皮細胞死関連分子の活性化と腸管への好酸球浸潤を抑制することも確認できた。
これらから、腸内細菌叢の乱れは、AASによる腸上皮障害と好酸球性炎症を増強する可能性が示唆されたと結論づけられた。
今回の研究は、食品添加物への生体への影響が、摂取量のみならず腸内細菌叢や腸上皮の状態によっても変化する可能性を示した点で注目される。
今後は食物アレルギーや好酸球性消化器疾患など、腸上皮バリア障害を伴う消化管炎症性疾患の病態理解に貢献することが期待されている。
一方、AASによる腸上皮細胞死の詳細な分子メカニズムや、腸内細菌叢、食事成分との関連をさらに明らかにしていくことが新たな課題となった。
研究がさらに進めば、腸内細菌叢の乱れを背景とした腸上皮障害や好酸球性炎症の発症機構に関する理解が進み、腸上皮細胞死を標的とした新しい予防・治療戦略の開発につながることも考えられている。
(画像はプレスリリースより)
するとAASは腸上皮細胞死を誘導し、この反応は腸内細菌叢が乱れた状態の場合に増強されることが判明した。また、腸管への好酸球浸潤も促進され、腸上皮障害と好酸球性炎症が関連して生じる可能性が示された。
培養腸上皮細胞では、AASにより炎症性細胞死に関わる分子が活性化していた。さらに低用量ヘパリンはAASによる腸上皮細胞死関連分子の活性化と腸管への好酸球浸潤を抑制することも確認できた。
これらから、腸内細菌叢の乱れは、AASによる腸上皮障害と好酸球性炎症を増強する可能性が示唆されたと結論づけられた。
今回の研究は、食品添加物への生体への影響が、摂取量のみならず腸内細菌叢や腸上皮の状態によっても変化する可能性を示した点で注目される。
今後は食物アレルギーや好酸球性消化器疾患など、腸上皮バリア障害を伴う消化管炎症性疾患の病態理解に貢献することが期待されている。
一方、AASによる腸上皮細胞死の詳細な分子メカニズムや、腸内細菌叢、食事成分との関連をさらに明らかにしていくことが新たな課題となった。
研究がさらに進めば、腸内細菌叢の乱れを背景とした腸上皮障害や好酸球性炎症の発症機構に関する理解が進み、腸上皮細胞死を標的とした新しい予防・治療戦略の開発につながることも考えられている。
(画像はプレスリリースより)
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