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黄えんどう豆グルテンフリー食品でお腹の不快感や腸内細菌叢が改善
2026.04.10
株式会社ZENB JAPAN(以下、ZENB JAPAN)と、株式会社Mizkan Holdings中央研究所(以下、ミツカン中央研究所)は8日、小麦とお腹の不調との関連に着目し、黄えんどう豆を主原料としたグルテンフリー食品の有用性について検討し、その研究結果を公開した。
ZENB JAPANとミツカンの研究で判明
株式会社ZENB JAPAN(以下、ZENB JAPAN)と、株式会社Mizkan Holdings中央研究所(以下、ミツカン中央研究所)は8日、小麦とお腹の不調との関連に着目し、黄えんどう豆を主原料としたグルテンフリー食品の有用性について検討し、その研究結果を公開した。
研究の成果は、日本アレルギー学会理事などを務める藤田医科大学医学部先端アレルギー免疫共同研究講座教授兼藤田医科大学総合アレルギーセンターセンター長の矢上晶子教授監修のもと、第56回日本消化吸収学会総会で発表されている。
小麦加工食品は、多くの人により日常的に摂取されているが、小麦摂取によって腹部膨満感や腹痛、便通異常などの消化器症状が現れる非セリアックグルテン感受性(NCGS)と呼ばれる疾患があり、消化器症状を自覚していても、病院での診断は受けずに小麦を高頻度に摂取している人なども一定数存在する。
こうした症状はグルテンフリー食によって改善することが判明しているが、その場合、食物繊維が不足しやすく、腸内細菌叢に乱れを生じることも多い。
ZENB JAPANとミツカン中央研究所では、これまで食物繊維が豊富な黄えんどう豆食品が腸内細菌叢を改善することを確認・報告しており、グルテンフリー食の一環として黄えんどう豆食品を取り入れることで、腸内細菌叢を乱すことなく腹部症状を緩和できる可能性を考えた。
研究はその視点から実施されたもので、腹部症状を自覚しながらも日常的に小麦を摂取している健常者を対象に、黄えんどう豆食品を用いたグルテン低減食を4週間摂取してもらい、腹部症状やQOL、腸内細菌叢への影響を評価している。
研究の成果は、日本アレルギー学会理事などを務める藤田医科大学医学部先端アレルギー免疫共同研究講座教授兼藤田医科大学総合アレルギーセンターセンター長の矢上晶子教授監修のもと、第56回日本消化吸収学会総会で発表されている。
小麦加工食品は、多くの人により日常的に摂取されているが、小麦摂取によって腹部膨満感や腹痛、便通異常などの消化器症状が現れる非セリアックグルテン感受性(NCGS)と呼ばれる疾患があり、消化器症状を自覚していても、病院での診断は受けずに小麦を高頻度に摂取している人なども一定数存在する。
こうした症状はグルテンフリー食によって改善することが判明しているが、その場合、食物繊維が不足しやすく、腸内細菌叢に乱れを生じることも多い。
ZENB JAPANとミツカン中央研究所では、これまで食物繊維が豊富な黄えんどう豆食品が腸内細菌叢を改善することを確認・報告しており、グルテンフリー食の一環として黄えんどう豆食品を取り入れることで、腸内細菌叢を乱すことなく腹部症状を緩和できる可能性を考えた。
研究はその視点から実施されたもので、腹部症状を自覚しながらも日常的に小麦を摂取している健常者を対象に、黄えんどう豆食品を用いたグルテン低減食を4週間摂取してもらい、腹部症状やQOL、腸内細菌叢への影響を評価している。
4週間のオープン並行群間比較試験で確認
研究グループでは、主食として小麦加工食品を週14食以上、1日平均2食以上摂取している18~64歳の成人健常者30人を対象に、4週間のオープン並行群間比較試験を行った。
対象は腹部症状を有さない健常者群と、腹痛や腹部膨満感などの自覚症状を有する群との2群で、両群に4週間小麦を含む食品摂取を避けてもらい、代わりにサポートとしてグルテンを含まないご飯や黄えんどう豆を主原料としたパスタ、パン、クラッカーを配布、自由に食べてもらった。なお現実的な食生活を維持するため、調味料には制限を設けていない。
評価は、主観的指標として、The Salerno Experts' Criteriaに基づく数値評価スケールを用い、腹部症状の程度を見るものとした、QOLについては、世界的に広く用いられている調査票の「SF-36 v2」を用いて測定、客観的指標としては、血中サイトカイン濃度の定量、16S rRNA遺伝子シーケンシングによる腸内細菌叢解析を実施した。参加者には日々の食事内容を日誌に記録することも課している。
対象は腹部症状を有さない健常者群と、腹痛や腹部膨満感などの自覚症状を有する群との2群で、両群に4週間小麦を含む食品摂取を避けてもらい、代わりにサポートとしてグルテンを含まないご飯や黄えんどう豆を主原料としたパスタ、パン、クラッカーを配布、自由に食べてもらった。なお現実的な食生活を維持するため、調味料には制限を設けていない。
評価は、主観的指標として、The Salerno Experts' Criteriaに基づく数値評価スケールを用い、腹部症状の程度を見るものとした、QOLについては、世界的に広く用いられている調査票の「SF-36 v2」を用いて測定、客観的指標としては、血中サイトカイン濃度の定量、16S rRNA遺伝子シーケンシングによる腸内細菌叢解析を実施した。参加者には日々の食事内容を日誌に記録することも課している。
その結果、まず4週間のグルテン低減を行ったことにより、腹部症状ありの群で、腹部膨満感や腹痛または不快感、残便感、急な排便要求、硬い便の5項目で有意な改善が認められた。また、ゆるい便についても改善傾向だったという。
またグルテン低減前では、腹部症状ありの群の場合、腹部症状なしの群に比べ、精神的側面や全体的健康感、社会生活機能、心の健康の4項目で有意にQOLの低下があった。しかしグルテン低減により、これらの差がなくなると確認できた。
またグルテン低減前では、腹部症状ありの群の場合、腹部症状なしの群に比べ、精神的側面や全体的健康感、社会生活機能、心の健康の4項目で有意にQOLの低下があった。しかしグルテン低減により、これらの差がなくなると確認できた。
腸内細菌叢については、腹部症状ありの人において、症状改善度と関連する6種類の腸内細菌を確認することができている。その中には、お腹の調子を整えることで知られる「Butyricimonas unclassified」や「Eubacterium hallii group」といった有用菌も含まれており、腸内環境の改善が腹部症状やQOLの改善につながった可能性が示唆された。
これらの結果から、黄えんどう豆食品を取り入れたグルテン低減食を4週間継続することで、腸内環境が整えられ、腹部症状とQOLの改善がもたらされたと考えられている。
(画像はプレスリリースより)
これらの結果から、黄えんどう豆食品を取り入れたグルテン低減食を4週間継続することで、腸内環境が整えられ、腹部症状とQOLの改善がもたらされたと考えられている。
(画像はプレスリリースより)
参考文献・サイト
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