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転職ノウハウ

2023.08.16

管理栄養士・栄養士は派遣で働ける?禁止業務と派遣で探せるお仕事をご紹介!

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こんにちは、管理栄養士のなつめももこです。

管理栄養士・栄養士の仕事は業務内容だけでなく「働き方」も様々ですよね。

家庭の都合、体調、得たい収入などによって正社員だけでなく、派遣・契約社員・パートといった働き方も選べます。

しかし初めての働き方に挑戦する時は迷いもあるのではないでしょうか。そこで今回は管理栄養士・栄養士として「派遣」で働く方法や注意点についてお伝えします。

今すぐ派遣で働きたいというわけでなくても、情報を知っていると今後ライフスタイルが変化した際にも役に立ちますよ。

1. 派遣の働き方とは?正社員やアルバイトと何が違うの?

そもそも「派遣」とはどういう働き方のことを言うのでしょうか。まずは派遣の働き方についてご説明します。

派遣とは、派遣会社に登録して、紹介された派遣先企業で仕事をする働き方のことです。雇用主が派遣会社になるので、給料支払いや福利厚生も派遣会社が行います。契約期間に期限があり、同じ派遣先で3年以上働くことはできません。

派遣の働き方は社員やアルバイトなどと比較して以下のような違いがあります。
  正社員 契約社員 パート
アルバイト
派遣
雇用主 就業先 就業先 就業先 派遣元
給与 月給 月給 時給 時給
ボーナス あり なし(寸志) なし なし
労働時間 8時間 8時間 希望時間のみ 案件による
雇用期間 なし あり なし あり
禁止業務 なし なし なし あり

正社員と派遣の違い

正社員と派遣は雇用主に違いがあります。

正社員は就業先の法人が雇用主となり、派遣は派遣会社が雇用主です。給与にも違いがあり、正社員は月給制でボーナスの支給があることが多く、派遣は時給制でボーナスがないのが特徴です。

契約社員と派遣の違い

派遣と同じように契約社員にも雇用期間に定めがあります。派遣と契約社員の違いは、正社員の違いと同じく雇用主の違いです。契約社員も就業先の法人が雇用主となります。

アルバイト、パートと派遣の違い

よく混合されますが、雇用主と労働時間が主な違いです。アルバイトやパートはパートタイム労働者と言い、正社員と同じく就業先の法人が雇用主となります。また、アルバイトやパート希望時間のみ働くのに対し、派遣は案件によって変動します。


また、どのような仕事でも派遣で働けるというわけではなく、派遣が禁止されている業務もあります。ただし、「紹介予定派遣」なら禁止業務であっても働くことが可能です。

紹介予定派遣とは、3年の派遣契約期間終了後に双方の合意があれば直接雇用に切り替えて 同じ職場で継続して働けることを前提とした雇用方法のことです。

2. 派遣で働くメリットと待遇とは?

派遣で働くメリットや待遇についてご説明します。

派遣で働くメリット

*派遣会社の担当に相談できる
仕事の悩みがあっても上司に直接相談しづらい、ということがありますよね。
派遣で働く場合、派遣会社の担当がついてくれるので、その方に仕事内容や待遇について相談・代理交渉ができます。契約期間満了後にも次の仕事探しや、スキルアップについてのサポートを受けられる点もメリットです。

*ライフスタイルに合わせやすい
派遣の仕事はライフスタイルに合わせて選びやすい点もメリットです。
業務内容、勤務地、労働時間など家庭環境やプライベートを優先したい場合に働き方を選べます。臨機応変に働き方を変えることができるのは嬉しいですね。

*様々な仕事に挑戦できる
派遣は契約期間に定めがあるため、様々な職種を経験できます。病院・診療所等の禁止業務以外の仕事であれば管理栄養士・栄養士として様々な経験を積むことができますよ。

自分には現場での調理業務が向くのか、献立作成などのデスクワークが向くのか。働き始める前に自分の向き不向きが分からないということは珍しいことではありません。

契約に期間があるため、自分に合う仕事を模索してチャレンジしやすいのがメリット です。

派遣の待遇

派遣の待遇(時給)の相場 1,500~1,800円

派遣の時給はパートやアルバイトよりも比較的高い傾向にあります。ただし、業務内容や地域による差もありますので、契約前に確認しておきましょう。

3. 管理栄養士・栄養士は派遣で働けないってホント?

先ほど少し触れた“派遣が禁止されている業務”に「病院・診療所等における医療関連業務」が該当します。

つまり、病院や診療所等、医療関連業務を行う施設での管理栄養士・栄養士等の資格独占業務が禁止されているのです。

そのため、管理栄養士・栄養士は派遣で働くことができない、と耳にすることがあるのです。しかし、医療関連業務であっても例外がありますので詳しくご説明します。
*例外となる業務
⑴ 紹介予定派遣
⑵ 産前産後休業、育児休業、介護休業中の労働者の代替要員としての派遣
⑶ 就業の場所がへき地・離島の病院等及び地域医療の確保のため都道府県(医療対策協議会)が必要と認めた病院等における医師の業務

例外となる場合 は上記のとおり3つあり、その他にも病院等の医療関連業務を行う場所であっても、管理栄養士・栄養士の資格を使わない仕事であれば派遣での就労が可能です。

病院や診療所等で派遣として働きたい場合は、紹介予定派遣や代替要員として契約するか、管理栄養士・栄養士の資格を使わずに働くという方法になりますね

4. 資格を活かして派遣で働ける職場・お仕事5選 

医療機関以外で、管理栄養士・栄養士の資格を活かして派遣で働きたい!という方のために資格を活かせる派遣の仕事をご紹介します。

保育園・特養など社会福祉施設

献立作成、発注業務、配膳チェック、おやつ作りなど、保育園や福祉施設で働く正社員の管理栄養士・栄養士の業務内容とほぼ同じことが多いです。

特定保健指導業務

面談、電話支援、メール支援等の特定保健指導業務を派遣で行います。特定保健指導の経験者が優遇されることが多いですが、未経験でも可という求人もありますよ。管理栄養士の免許が必須となります。

特定保健指導についての詳しい仕事内容は、下記を参考にしてくださいね。

特定保健指導とは?栄養士でも出来る?必要な資格と仕事内容、やりがいなど一挙紹介!

有資格者歓迎の事務作業

管理栄養士・栄養士とのやりとりがある食品関係のデータ分析、食品開発のアシスタントなどの事務仕事も派遣で働くことができます。

学生時代やこれまでの業務でデータ分析や実験を行った経験、また事務仕事であればデスクワークの経験を活かせます。

レシピ開発

新メニュー開発、試作品の調理、栄養素の計算などを行います。新しいものを作り出すことが好きな方やアイディア豊富な方におすすめです。

レシピを考えるだけでなく、試作や分析等も行うことが多いので、デスクワーク中心に働きたい方は契約する仕事内容をしっかり確認しておきましょう。

食堂での給食提供業務

メーカーや企業の社員食堂、大学などの教育機関の学生食堂で給食提供業務を行います。献立作成、発注、調理など管理栄養士・栄養士のスキルを活かせますよ。

5. 派遣で働くにはどこで探せばいいの?

派遣で働く際には求人サイトや人材紹介会社ではなく、「派遣会社」に登録する必要があります。
*派遣会社例

登録後に見合った案件を担当の方が紹介してくれますが、サイト上で「管理栄養士」「栄養士」といったワードを入れて調べると、資格を活かす仕事を見ることもできますよ。

1点注意ですが、本記事の作成元であるエイチエが提供する転職サポートサービス『栄養士人材バンク』は「人材紹介会社」にあたるため、派遣の仕事を紹介することができません。

派遣を希望する場合には「派遣会社」で仕事を探してみましょう。

6. まとめ

派遣のメリットは、資格を活かして幅広い仕事を経験ができる点です。医療機関での臨床経験は紹介予定派遣でなければ積むことができませんが、管理栄養士・栄養士の資格は医療機関以外でも活かせる場所が多岐にわたります。

派遣として気になる業種へチャレンジできることや、契約期間ごとに様々なジャンルの経験を積めることは、派遣ならではのメリットですよね。

また、資格を活かしたいけれど正社員という働き方に疲れた方、ワークライフバランスを重視してある程度自由に働きたい方も、派遣という働き方を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

コロナ禍で働き方が変わったように、管理栄養士・栄養士の仕事の在り方も今後どんどん変化していくでしょう。その中で、正社員以外の働き方を知っておくというだけでも安心感が違いますよね。 働き方の選択肢1つに「派遣」も入れてみてくださいね。

この記事を読んで、やはり正社員や契約社員といった「直接雇用」で働きたい、という方は、エイチエが提供する転職サポートサービス『栄養士人材バンク』にいつでもご相談くださいね。

参考文献・サイト

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なつめ ももこ

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