安定供給を目指しクラウドファンディング実施へ
株式会社nicoドーナツ(以下、nicoドーナツ)は11月28日、独自製法による大豆まるごとペースト「ニコノモト」の安定供給と普及を目指し、製造ライン刷新による供給体制確立を図るクラウドファンディングプロジェクトを開始すると発表した。
12月2日~1月6日の期間、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」において出資を募る。病院や介護施設で「噛めない、飲み込めない」といった嚥下困難を抱える人々に安全で栄養価の高い食事と「食べる喜び」を届けることを目的とした取り組みで、病院食・介護食への積極適用を視野に入れている。
12月2日~1月6日の期間、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」において出資を募る。病院や介護施設で「噛めない、飲み込めない」といった嚥下困難を抱える人々に安全で栄養価の高い食事と「食べる喜び」を届けることを目的とした取り組みで、病院食・介護食への積極適用を視野に入れている。
高齢化が顕著に進む中、病院や介護の現場では、多くの人々が噛む力や飲み込む力(嚥下機能)の低下という課題を抱えている。食事は生きる活力をつくるが、そうした人々においては、食事が「喉を通らない」、「毎日同じ流動食で楽しみがない」といった声がしばしば聞かれる。
食事の提供側にとっても、食材を刻んだりすりつぶしたりする作業は大きな手間負担と衛生管理上のリスクを伴うため、運用課題となりやすい。nicoドーナツでは、この深刻な問題を解消したいと考えたという。
食事の提供側にとっても、食材を刻んだりすりつぶしたりする作業は大きな手間負担と衛生管理上のリスクを伴うため、運用課題となりやすい。nicoドーナツでは、この深刻な問題を解消したいと考えたという。
のどごしまで考えた大豆ペーストで食べるを諦めない
nicoドーナツは、大分県で「nicoドーナツ」を展開、子どもに安心安全で美味しいドーナツを届けたいとの想いから、大豆ペーストを核に製品作りを進めている。
その大豆ペーストである「ニコノモト」は、表皮や胚軸まで大豆を丸ごと用いたもので、高たんぱく・低糖質、食物繊維やイソフラボンなど大豆の栄養を余すことなく摂取できる。
独自製法により、大豆特有の臭みや雑味を排除しており、驚くほどになめらかでスープやヨーグルト、おかゆなどに混ぜて摂ることが可能という。混ぜるだけで料理にコクが加わり、栄養価も高まるメリットの多い商品だ。
原材料は厳選された国産大豆で、地元である日出町の契約農家による大豆のみを用いている。添加物は不使用で、規格外大豆も活用し、フードロス削減にも貢献するという。
なめらかなペースト状で噛む必要がなく、のどごしにまでこだわって開発されているため、誤嚥リスクを低減しながら、嚥下機能に不安を持つ患者や高齢者に「食べる喜び」を提供できるとする。
さまざまな料理に応用可能で、通常メニューに加えれば大豆の持つ優しさと旨みが広がり、飽きの来ない深みある味わいとすることができる点や、調理工程の簡素化、手間の削減といった現場負担の軽減効果も利点となる。
その大豆ペーストである「ニコノモト」は、表皮や胚軸まで大豆を丸ごと用いたもので、高たんぱく・低糖質、食物繊維やイソフラボンなど大豆の栄養を余すことなく摂取できる。
独自製法により、大豆特有の臭みや雑味を排除しており、驚くほどになめらかでスープやヨーグルト、おかゆなどに混ぜて摂ることが可能という。混ぜるだけで料理にコクが加わり、栄養価も高まるメリットの多い商品だ。
原材料は厳選された国産大豆で、地元である日出町の契約農家による大豆のみを用いている。添加物は不使用で、規格外大豆も活用し、フードロス削減にも貢献するという。
なめらかなペースト状で噛む必要がなく、のどごしにまでこだわって開発されているため、誤嚥リスクを低減しながら、嚥下機能に不安を持つ患者や高齢者に「食べる喜び」を提供できるとする。
さまざまな料理に応用可能で、通常メニューに加えれば大豆の持つ優しさと旨みが広がり、飽きの来ない深みある味わいとすることができる点や、調理工程の簡素化、手間の削減といった現場負担の軽減効果も利点となる。
nicoドーナツによると、この「ニコノモト」を病院や介護施設などへ安定的に届ける上で、製造上の危機が発生しているという。もともと事業承継で引き継いだ製造心臓部である「レトルト殺菌機」が老朽化、故障リスクが高まっており、このままでは全国へ届けていくことは難しい事態に陥っているというのだ。
そこで、今回のクラウドファンディングで受けた支援を、レトルト殺菌機の一部費用や、個包装など多様なニーズに応えるための充填機部品の導入費用に充てることとした。目標金額は300万円としている。
プロジェクト成功時には、全国の病院・介護施設への安定供給体制を確立させるほか、在宅介護の個人向け販売チャネル構築、さらに離乳食やアスリート食への展開も進めていくことを予定する。
同社はこうした取り組みを通じ、「豆から始まる福祉」という新たな社会モデルを全国に広げ、食から始まる新たな福祉のかたちを生み出していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
そこで、今回のクラウドファンディングで受けた支援を、レトルト殺菌機の一部費用や、個包装など多様なニーズに応えるための充填機部品の導入費用に充てることとした。目標金額は300万円としている。
プロジェクト成功時には、全国の病院・介護施設への安定供給体制を確立させるほか、在宅介護の個人向け販売チャネル構築、さらに離乳食やアスリート食への展開も進めていくことを予定する。
同社はこうした取り組みを通じ、「豆から始まる福祉」という新たな社会モデルを全国に広げ、食から始まる新たな福祉のかたちを生み出していきたいとしている。
(画像はプレスリリースより)
