高齢者の健康課題に対応、食べやすく栄養価にも優れるカレー
高齢者施設向けの調理済み食品販売や、介護施設への食事提供支援事業を展開する有限会社齋藤アルケン工業(以下、齋藤アルケン工業)は11日、高校生のアイデアで開発した、介護施設でも人気の高いメニューであるカレーの新レシピを活かし、レトルトカレーとして商品化したことを発表した。
たんぱく質やカルシウム不足などにも対応する、美味しく食べられて健康課題解消の寄与も見込める商品で、敬老の日に販売イベントを実施するほか、今後地元スーパーや道の駅での販売、オンライン販売なども進めていくとしている。
齋藤アルケン工業では、コロナ禍により施設内の催しなどもなくなり、さまざまな交流が制限されて楽しみが減少してしまった介護施設の入居者らに、少しでも元気になってもらえるよう、地元にある島根県立矢上高校の「食と農研究会」に所属する1~3年生18人と共同で、高齢者らにも人気のメニューであるカレーの新メニュー開発に取り組んだ。
この取り組みが継続され、今回、新たなカレーレシピを開発、完成したものを、高齢者や一般の人々にも広く喫食してもらえるよう、レトルトタイプとして商品化することとなった。
こうして完成したのが、「体にやさしい“まご”のまごころ豆カレー」だという。
齋藤アルケン工業では、コロナ禍により施設内の催しなどもなくなり、さまざまな交流が制限されて楽しみが減少してしまった介護施設の入居者らに、少しでも元気になってもらえるよう、地元にある島根県立矢上高校の「食と農研究会」に所属する1~3年生18人と共同で、高齢者らにも人気のメニューであるカレーの新メニュー開発に取り組んだ。
この取り組みが継続され、今回、新たなカレーレシピを開発、完成したものを、高齢者や一般の人々にも広く喫食してもらえるよう、レトルトタイプとして商品化することとなった。
こうして完成したのが、「体にやさしい“まご”のまごころ豆カレー」だという。
廃棄されるマトウダイの未食部分を活用
高齢者の場合、食が細くなるなどして、必要な栄養素が不足してしまうケースは少なくない。こうした栄養課題・健康問題を考え、開発した新たなカレーは、たんぱく質の豊富な大豆カレーとして作られている。
隠し味には、癖がなく、手軽にカルシウムやたんぱく質を補強できる、マトウダイの未食部分を粉末化したものを加えた。この粉末には、100gあたり181,158mgのカルシウム、34.2gのたんぱく質が含まれている。
隠し味には、癖がなく、手軽にカルシウムやたんぱく質を補強できる、マトウダイの未食部分を粉末化したものを加えた。この粉末には、100gあたり181,158mgのカルシウム、34.2gのたんぱく質が含まれている。
マトウダイは、島根の浜田漁港で年間100トンほど水揚げされており、地元でフライなどにして食べられている魚だが、身を処理すると頭と骨の部分は70%もあり、その多くが未食部分として廃棄されている。
この無駄をなくすために作られた、マトウダイの粉末が隠し味として使用されている。使われた量は、75歳以上の女性が1日に摂取する量として推奨されるカルシウム量620gを、一食で摂れる量で調整された。
完成したレトルトの「体にやさしい“まご”のまごころ豆カレー」は、9月16日に島根県邑智郡邑南町矢上の「ショッピングセンター アベル」で、開発に携わった矢上高校「食と農研究会」生徒らが販売イベントを実施、提供を開始する。
その後、数量限定ながら、浜田市内のスーパー各店や道の駅などで取り扱いをスタート、さらに齋藤アルケン工業のサイトを通じ、オンライン販売で広く提供していく。
(画像はプレスリリースより)
この無駄をなくすために作られた、マトウダイの粉末が隠し味として使用されている。使われた量は、75歳以上の女性が1日に摂取する量として推奨されるカルシウム量620gを、一食で摂れる量で調整された。
完成したレトルトの「体にやさしい“まご”のまごころ豆カレー」は、9月16日に島根県邑智郡邑南町矢上の「ショッピングセンター アベル」で、開発に携わった矢上高校「食と農研究会」生徒らが販売イベントを実施、提供を開始する。
その後、数量限定ながら、浜田市内のスーパー各店や道の駅などで取り扱いをスタート、さらに齋藤アルケン工業のサイトを通じ、オンライン販売で広く提供していく。
(画像はプレスリリースより)