美味しく健康に、持続可能な水産業を
株式会社ベンナーズ(以下、ベンナーズ)は13日、未利用魚をテーマとする「食育授業」を、青山学院初等部で実施すると発表した。健康的な栄養バランスのとれた食事と、持続可能な水産業に向けた取り組みや日本の水産業の実態などを、給食メニューを通じて学んでもらう。

魚料理は、料理の手間がかかることや、生臭さ、食べる際の面倒さなどから敬遠される傾向があるが、体の健康づくりに役立つ良質なたんぱく質を多く含むほか、必須ミネラルや高度不飽和脂肪酸など、多様な栄養素の宝庫でもある。
青山学院では、こうした魚をもっと子どもたちに美味しく食べてもらえるよう、旬や鮮度、調理法など、仕入れ業者と相談しながら給食に取り入れてきたという。
しかし近年は、さまざまな要因が絡み合い、魚種や水揚げ量そのものが減少、入手困難となったり、価格が高騰したりと、より給食で用いるには厳しい状況が生まれている。
そこで、ベンナーズから提案を受け、未利用魚に着目した。未利用魚とは、サイズが規格外であったり、数が揃わなかったり、一般にあまり知られていないといった理由から市場に出ず、廃棄されるなどしている魚で、それらは漁獲量全体の3割にも及ぶ。
青山学院では、こうした魚をもっと子どもたちに美味しく食べてもらえるよう、旬や鮮度、調理法など、仕入れ業者と相談しながら給食に取り入れてきたという。
しかし近年は、さまざまな要因が絡み合い、魚種や水揚げ量そのものが減少、入手困難となったり、価格が高騰したりと、より給食で用いるには厳しい状況が生まれている。
そこで、ベンナーズから提案を受け、未利用魚に着目した。未利用魚とは、サイズが規格外であったり、数が揃わなかったり、一般にあまり知られていないといった理由から市場に出ず、廃棄されるなどしている魚で、それらは漁獲量全体の3割にも及ぶ。
揚げ物などで子どもたちにも食べやすく
しかし給食で出すことを考えると、子どもたちにも食べやすく、美味しいと思ってもらいやすい魚であることも必要になる。
青山学院ではそうした要望をベンナーズに伝え、2023年3月から月1回、給食に導入してきたという。
給食で提供するだけでなく、「特別活動」として授業実施している「SDGsプロジェクト」や、社会科の授業でも未利用魚をとりあげてもらい、学内に「team未利用魚」を立ち上げた。
青山学院ではそうした要望をベンナーズに伝え、2023年3月から月1回、給食に導入してきたという。
給食で提供するだけでなく、「特別活動」として授業実施している「SDGsプロジェクト」や、社会科の授業でも未利用魚をとりあげてもらい、学内に「team未利用魚」を立ち上げた。

給食で提供する際には、児童らが自ら作る手作りの資料の配布や、ベンナーズから提供された動画コンテンツを電子黒板で配信するなどし、未利用魚についてや、水産資源の大切さについて、理解を深めやすくするものとした。
児童はそうした多様な角度から、見て聞いて、読んで、実際に食べて、学びを重ねているという。
これまで提供した未利用魚は、身が柔らかく味が淡泊なもので、油との相性が良いため、それぞれ香辛料で風味をアップさせつつ、揚げ物にして提供してきたそうだ。
3月には「オオニベ」を山椒揚げで、4月は「オジサン」をカレームニエルで、5月には「イラ」をフライドフィッシュで、6月が「フエフキダイ」をさっぱりソースのから揚げにして、7月は「シイラ」をフライにしたフィッシュバーガーで提供した。
児童らからも美味しく食べやすいと好評を得ている。なお、9月は20日に実施予定で、食育授業として取材も受け付けるとしている。今回は直近で問題となっている、福島第一原発の処理水放出を受け、中国政府が日本の水産物輸入を全面停止したことによる国内の水産物消費問題についても考える時間を設ける予定という。
(画像はプレスリリースより)
児童はそうした多様な角度から、見て聞いて、読んで、実際に食べて、学びを重ねているという。
これまで提供した未利用魚は、身が柔らかく味が淡泊なもので、油との相性が良いため、それぞれ香辛料で風味をアップさせつつ、揚げ物にして提供してきたそうだ。
3月には「オオニベ」を山椒揚げで、4月は「オジサン」をカレームニエルで、5月には「イラ」をフライドフィッシュで、6月が「フエフキダイ」をさっぱりソースのから揚げにして、7月は「シイラ」をフライにしたフィッシュバーガーで提供した。
児童らからも美味しく食べやすいと好評を得ている。なお、9月は20日に実施予定で、食育授業として取材も受け付けるとしている。今回は直近で問題となっている、福島第一原発の処理水放出を受け、中国政府が日本の水産物輸入を全面停止したことによる国内の水産物消費問題についても考える時間を設ける予定という。
(画像はプレスリリースより)