NoMy Japan株式会社（以下、NoMy Japan）は10日、カゴメ株式会社と共同で、NoMyが独自に開発したマイコプロテインを原料として活用する製品開発の可能性について検証を開始したことを明らかにした。

マイコプロテインは、麹に由来する未来のプロテインと位置づけられるもの。肉のような食感と、自然発酵による製造プロセス、高たんぱく、高食物繊維、低脂肪といった優れた栄養特性において高い注目を集めている。

日本国内でも健康的かつ持続可能な国産タンパク素材へのニーズは年々高まっており、マイコプロテインは日本の食のイノベーションにおける戦略的カテゴリーにあるものともされる。

今回のカゴメとの事業では、試作食品についての技術的実現可能性、官能特性、さらに事業化の可能性を具体的に検証していくことを目指している。

NoMy Japanにおいても、まだマイコプロテインは限られた生産量となるため、2026年は少数のパイロットプロジェクトに注力し、日本企業とのパートナーシップを優先して進めていくという。

なおNoMy Japanでは、2024年4月から日本甜菜製糖株式会社とのマイコプロテイン生産に向けた実証実験を開始している。

NoMyでは、今後マイコプロテインを誰もが美味しく、健康的に食せるように、自然発酵を用いた、あらゆる消費者に訴求する汎用性の高い優れた原料として、多様な利用可能性を積極的に探っていきたいとした。

（画像はプレスリリースより）