株式会社吉野家（以下、吉野家）は1日、介護食「吉野家のやさしいごはん」シリーズ新商品となる「牛おかゆ」を同日より発売開始したことを発表した。吉野家公式通販ショップや日本調剤オンラインストア、アスクルを通じて購入できる。

「牛おかゆ」はUDF（ユニバーサルデザインフード）の「舌でつぶせる」区分に属するレトルト食品。UDFとは、日常の食事から介護食まで幅広く使える、食べやすさに配慮した食品で、日本介護食品協議会が制定した規格に適合する商品のみが名乗ることができるものとなる。

かたさや粘度の規格により分類された4区分があり、「舌でつぶせる」は2番目にやわらかい区分に該当し、細かくてやわらかければ食べられる人、水やお茶が飲み込みづらいことがある人に向くとされる。

「牛おかゆ」最大の特徴は、吉野家の牛丼の美味しさを介護食で再現している点にあり、食べやすく、塩分を抑えながらも、吉野家らしい味わいを実現させた。

また常温保存可能で保管場所を選ばず、持ち運びにも便利な仕様となっているほか、温めずにそのまま食べても美味しく味わえる。温めたい場合には、袋の封を切らずにそのまま熱湯の中に入れて4～5分沸騰させ、湯煎すればよい。

内容量は1袋あたり160g、食塩相当量は1.2gで、1人前として1袋を喫食すると、167kcalのエネルギーを摂ることができる。

高齢者の摂食嚥下障がい治療や、リハビリテーションでは、自身の力で食べる、噛む、飲み込むということが重視され、生きる力のもとになるとされる。

嚥下機能に不安が生じてきても、吉野家の味を手軽に安心して楽しめる「牛おかゆ」は、食欲が減退しがちな高齢者に再び食べる楽しみを感じてもらえる商品として注目されるだろう。

（画像はプレスリリースより）