コロナ禍で書面開催に
東京都北区は15日、2022年度の食品衛生講習会について、新型コロナウイルス感染症の感染拡大傾向を鑑み、夏期講習についても書面開催とすることを発表した。
食中毒予防や食品の衛生管理など、知っておきたい最新情報をまとめた資料が公開されており、区内食品関係施設の食品取扱従事者らを中心に、衛生的な管理運営のため、積極的に活用してほしいとしている。
内容は「最近の食品衛生情報と衛生管理について」で、食中毒の基本情報や食品衛生法の改正について、「食品衛生管理ファイル」の使い方などが含まれている。
食中毒予防や食品の衛生管理など、知っておきたい最新情報をまとめた資料が公開されており、区内食品関係施設の食品取扱従事者らを中心に、衛生的な管理運営のため、積極的に活用してほしいとしている。
内容は「最近の食品衛生情報と衛生管理について」で、食中毒の基本情報や食品衛生法の改正について、「食品衛生管理ファイル」の使い方などが含まれている。
食中毒の発生状況や傾向をチェック
食中毒については、病因物質別に最近の都内における発生状況を見ることができる。2020年には毒素原性大腸菌を中心に患者が多数発生したが、2021年は全体として発生件数、患者数とも少なめだった。
最近の傾向を踏まえた、とくに警戒すべき病因物質としては、調理従事者が原因となりやすい「ノロウイルス」、未加熱や加熱不足の鶏肉、レバーなどの生食で多い「カンピロバクター」、加熱不足の肉類や生野菜などからの感染、人の手や器具などを介した二次汚染が目立つ「腸管出血性大腸菌」が挙げられた。
また2021年に都内で発生した食中毒患者数で最も多かったのは、全体の41%を占めた「ウエルシュ菌」だった。カレーや煮物などの大量調理、時間が経ってからの提供でリスクが高まるウエルシュ菌についても、注意点などがまとめられている。
食品衛生法改正のポイントでは、原則として全食品事業者にHACCPに沿った衛生管理が求められるようになった点などが解説されている。
「食品衛生管理ファイル」の使い方では、計画の策定・実行、記録などステップごとにポイントが詳しく示された。なおこの「食品衛生管理ファイル」は、食品衛生協会会員に無償配布されているほか、東京都福祉保健局のホームページからダウンロードして入手することもできる。
(画像はPixabayより)
最近の傾向を踏まえた、とくに警戒すべき病因物質としては、調理従事者が原因となりやすい「ノロウイルス」、未加熱や加熱不足の鶏肉、レバーなどの生食で多い「カンピロバクター」、加熱不足の肉類や生野菜などからの感染、人の手や器具などを介した二次汚染が目立つ「腸管出血性大腸菌」が挙げられた。
また2021年に都内で発生した食中毒患者数で最も多かったのは、全体の41%を占めた「ウエルシュ菌」だった。カレーや煮物などの大量調理、時間が経ってからの提供でリスクが高まるウエルシュ菌についても、注意点などがまとめられている。
食品衛生法改正のポイントでは、原則として全食品事業者にHACCPに沿った衛生管理が求められるようになった点などが解説されている。
「食品衛生管理ファイル」の使い方では、計画の策定・実行、記録などステップごとにポイントが詳しく示された。なおこの「食品衛生管理ファイル」は、食品衛生協会会員に無償配布されているほか、東京都福祉保健局のホームページからダウンロードして入手することもできる。
(画像はPixabayより)