天然成分MAAが血圧上昇を抑制
名城大学は21日、同大学大学院総合学術研究科の景山伯春教授(分子生物学)の研究グループが、海藻やシアノバクテリアが産生する「マイコスポリン様アミノ酸(MAA)」に血圧上昇と関係する酵素ACE(アンジオテンシン変換酵素)を阻害する働きがあることを初めて確認し、明らかにしたことを発表した。
MAAはこれまで紫外線防御や抗酸化作用をもつことで知られてきたが、血圧調節に関わる生理活性を示した報告はなく、新たな健康素材としての可能性を示すものとして大いに注目されている。この成果は1月19日に国際科学雑誌「Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry」にAdvance Articleとして掲載された。
MAAは海苔をはじめとする食用海藻にも含まれており、日常的に経口摂取されているが、これまで体内での健康作用については、十分な検討がなされていなかった。
研究グループは、食用海苔のスサビノリに多く含まれる典型的なMAA「ポルフィラ-334」と、タイの温泉環境に生息するシアノバクテリアによって産生される非典型的なMAA「GlcHMS326」の2種類を用い、多角的に機能評価を実施した。
MAAはこれまで紫外線防御や抗酸化作用をもつことで知られてきたが、血圧調節に関わる生理活性を示した報告はなく、新たな健康素材としての可能性を示すものとして大いに注目されている。この成果は1月19日に国際科学雑誌「Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry」にAdvance Articleとして掲載された。
MAAは海苔をはじめとする食用海藻にも含まれており、日常的に経口摂取されているが、これまで体内での健康作用については、十分な検討がなされていなかった。
研究グループは、食用海苔のスサビノリに多く含まれる典型的なMAA「ポルフィラ-334」と、タイの温泉環境に生息するシアノバクテリアによって産生される非典型的なMAA「GlcHMS326」の2種類を用い、多角的に機能評価を実施した。
身近な食品で支えられる健康、新たな知見に注目
評価項目には、抗酸化作用、抗糖化作用、コラゲナーゼ阻害作用など従来のMAA研究で確認されてきた機能に加え、血圧調節に関わる酵素であるACEへの作用も初めて加えて検討を行った。
ACEは血圧を上昇させる反応に関わる重要酵素で、これを阻害することにより血圧上昇を抑制できる。ACE阻害は食品由来ペプチドなどで注目されているが、MAAがこの酵素に作用するかどうかは分かっていなかった。
評価の結果、療法のMAAにACE阻害作用があることが確認されたという。MAAが経口摂取後に体内の健康維持にも深く関わる可能性を示す結果であり、重要な知見といえる。
ACEは血圧を上昇させる反応に関わる重要酵素で、これを阻害することにより血圧上昇を抑制できる。ACE阻害は食品由来ペプチドなどで注目されているが、MAAがこの酵素に作用するかどうかは分かっていなかった。
評価の結果、療法のMAAにACE阻害作用があることが確認されたという。MAAが経口摂取後に体内の健康維持にも深く関わる可能性を示す結果であり、重要な知見といえる。
ACEの阻害作用については、「ポルフィラ-334」の方が「GlcHMS326」よりもより強い作用を示したという。抗糖化作用についても、同様に「ポルフィラ-334」でより強い作用が確認された。日常的に食べられている海苔に、これまで知られていなかった健康機能性成分が含まれていることを示す発見といえるだろう。
一方で、抗酸化作用とコラゲナーゼ阻害作用については、「GlcHMS326」の方が「ポルフィラ-334」よりも強い力を発揮していた。これらの結果は、化学構造の違いにより、同じMAAでも機能特性が異なることを示したものであり、今後の応用研究にも注目が集まるところとなっている。
(画像はプレスリリースより)
一方で、抗酸化作用とコラゲナーゼ阻害作用については、「GlcHMS326」の方が「ポルフィラ-334」よりも強い力を発揮していた。これらの結果は、化学構造の違いにより、同じMAAでも機能特性が異なることを示したものであり、今後の応用研究にも注目が集まるところとなっている。
(画像はプレスリリースより)
