食事制限専門の宅配食事業を中心に展開を行うウェルネスダイニング株式会社（以下、ウェルネスダイニング）は21日、糖尿病や腎臓病などで食事制限を必要としている人における「主食の悩み」を解決する新シリーズ商品として「あったか応援シリーズ」の販売を開始した。「あったか応援ごはん」と「あったか応援食パン」のラインナップで提供し、新たな食生活の支援としていく。

ウェルネスダイニングでは、これまで冷凍宅配食の提供を通じ、制限食が必要な人々の健康と食生活支援を行ってきたが、いかに主菜・副菜を充実させても、主食の悩みはなかなか解消されず、「たんぱく質摂取に制限があるため、通常のごはんを口にできない」、「糖質の摂りすぎを防がねばならず、好きな白米が怖くて食べられない」、「家族と別のものを用意するのが辛い」といった声が絶えなかったという。

この食べられないという制限は、食事の楽しみや食べたい気持ちさえも遠ざけてしまいやすい。そして主食は食卓に欠かせないものであるからこそ、制限があっても選べる自由と楽しめる喜びを届けたいと考え、ウェルネスダイニングは新たな主食づくりに着手した。

新主食として商品開発を進めるにあたり、ただ制限に対応するだけの食品ではなく、制限があっても美味しく、手軽に、心から楽しめる主食となることを目指したという。

疾患と向き合いながら日々を過ごす人々にとって、食事は健康管理の手段だが、同時に心を満たすための時間でもある。よってたんぱく質や糖質、カロリー制限が必要なケースでも、味わいや食感、見た目に妥協せず、充実した食卓、あたたかさのある食卓となることが意識された。

「あったか応援ごはん」では、腎臓病の人向けの低たんぱく質ごはんと、糖尿病やカロリー制限が必要な人向けの糖質＆カロリーハーフご飯の2種類を扱う。

低たんぱく質タイプは、たんぱく質を97.5％オフとし、カロリーは通常のごはん同様に摂取可能、独自の炊飯製法で炊き方を変えて2回炊飯することにより、ふっくら美味しい仕上がりとなっている。

糖質＆カロリーハーフタイプは、その名の通り糖質とカロリーを通常白米の半分に抑えているため、お茶碗1杯分のごはんをしっかり食べられる。玄米や雑穀米が苦手な人でも食べやすい白米と変わらない仕立てで、血糖値やカロリーが気になる人の食事を支える。

「あったか応援食パン」は、腎臓病の人向けの低たんぱく質食パンで、たんぱく質を96％オフとした。パンはたんぱく質が多くなりやすく心配という人でも安心して喫食できる。グルテンを含まない食パンで、もちもちとした食べ応えのある美味しさを楽しめるという。

「あったか応援シリーズ」商品は、いずれも常温で保存可能。ウェルネスダイニングでは、今回の主食開発を皮切りに、より多様な栄養制限や生活背景に寄り添った商品ラインアップの拡充を推進、さらに専門性の高い栄養相談サービスの充実も図っていく方針とした。

（画像はプレスリリースより）